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インド旅行2010/2日目・アウランガバード~エローラ

2010年04月01日 02時46分23秒 | インド旅行2010
ムンバイの市内を離れ空港へ。

折角キープした、暑いインドでの必需品、ミネラル・ウォーターを、ここで捨てなければならないのか・・と、カバンに忍ばせセキュリティー・チェックを通過するも、止められずにセーフ!と思いきや、「ちょっと待て!」と職員に止められる。あっちゃ~!と思っていると、「どぅ・ゆー・はぶ・バタル・ナイフ??」と尋ねられる。ナイフなんて持ってないし、バタルって意味が分からん。結局、カバンを開けられ、「あるじゃねぇか!」と言われたのが、マレーシア航空の機内食に付いてた食器セット。あ、バーター・ナイフの事かい!あんたなまり過ぎやろ!右手でなんでも摘まんで食べるインドの食生活に抵抗が有るため、スプーンやフォークが必要でこっそりカバンに入れてたのをすっかり忘れてた。(苦笑) でも、結局は水に関してお咎めなし。セキュリティー、どうなってるの??

アウランガバードに着いたこの日も、ホテルにチェックインするだけ。明日はいよいよ、憧れのエローラ石窟群が待っている。これこそ、僕がインド旅行のメインとしていた目玉イベントだ。


インド旅行を通して随分お世話になった「キングフィッシャー・ビール」味も色々有るがストロングはすぐ酔えるので経済的。実は昨日の昼から、本場インドカレーは食しているのだが、ビュッフェ・スタイルだったりで、いまだ僕のイチオシ、阿佐ヶ谷のB店を越えるものは無い。本日の晩飯も然り。俺はインド・カレーにはうるさい。



そして翌日、今日のガイドのラジェシュさんと、ドライバーのシェイクカリールさんと待ち合わせ、いよいよエローラに出発。車で30分ほどでダウラターバードに到着。

イスラム教のかつての大都市ということで、遠くにミナレット(塔)も見える。モロッコでよく見た風景だなぁ。草むらには、コモド・オオトカゲみたいな生物もいたりした。ここから、更にもう暫らくドライブするとエローラだ。

エローラに到着。ここには34もの石窟が有り、時代によって、仏教、ヒンドゥー、ジャイナと、宗教ごとにそれぞれ固まって遺跡が点在している。

まずは仏教石窟群を見る。中国の密教風の建物・・いや、岩を削って掘り出した寺院が次々と現れる。すでに驚愕。


中には当然、仏像が祀られているのだが、仏像というものは、実は釈迦の死後に顔も知らない外人によって、弟子からの口伝えによって「想像で」作られたものだという。警視庁が制作する犯人のモンタージュより不正確で、髪形がパンチ・パーマだったという確証など何処にも無い。(笑) お釈迦様ご存命の頃は、「ストゥーパ」という仏塔を拝んでいたという。写真の仏像の裏に立っているのがストゥーパ。この石窟の時代はストゥーパと仏像が混在していた時代といえる。この他にも様々な仏教石窟群を見る。そして・・

それは遂に現れた!


ヒンドゥー教石窟の最高傑作、第16窟「カイラーサナータ寺院」(756年着工)。
脇の坂道を登り、まずは全景を見渡す。ビデオを焦って回すも、急に電源が落ちて使用不能に陥る。凄いパワースポットだ。あまりの大きさ、細かい彫刻、高さ、深さ、全てに感動して興奮して震えている。おまけに高所恐怖症の僕には恐ろしい「手摺なし」。こんなデカイ寺院を人力でノミとカナヅチだけで、100年以上の歳月をかけ、何世代にも亘って作り上げた人間のパワーって驚愕に値する。既に「エレファンタ島」も記憶の彼方に飛んでいってしまった。なんとかビデオも復活し、もう一度最初から撮影しなおす。川口浩探検隊か。


崖の中腹辺りから見た風景。ガイドブックにはあまり無い写真。写り込んだ人を見れば、その大きさが分かる。この辺りでもかなり高くて、僕の足は震えっぱなし。


中に入ると、所々、昔の塗装が残っている。当時は、さぞや美しい寺院だったに違いない。


中にはダンスホールも有り、本殿にはリンガという小さな塔が有り、ヒンドゥー教ではそれを拝む。


「すげー!」を連発していたオレ、やっと写真に納まる。地震で一部倒壊していた。


名残惜しいけど、カイラーサナータともこれでお別れ。


更に車で奥に行くと、ジャイナ教の石窟が有る。正直、ヒンドゥーの2番煎じ・・って感じで規模も小さい。でも、こうして写真で見ると、インディー・ジョーンズになった気がする。(笑)


エローラの石窟群を見終わったところで、入り口近くのレストランで昼食。チキン・カレーと温野菜と中華焼きそば。「なにぃ~!中華だぁ!?」と食う前から腹を立ててた僕が黙るほど美味しかった。あら意外。(笑) しかし、インド料理は写真栄えしないなぁ。

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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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「しゅげ~!」 (まれーばく)
2010-04-01 22:11:37
すごい所があるものです。
旅に出ると、広い世界の中で、そこに降り立ち歩いている不思議さみたいなものを感じたりするのですが…どんな気分なんでしょう?!ここまで、スゴイと写真みてるだけでも「すげー」の連発です。
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いきなり、 (SGURU)
2010-04-01 22:22:26
クライマックス!って感じで、この後、大きな波が一回来たくらいだったのが、満足行かなかった原因かもしれません。(苦笑)

現物は写真の100万倍のインパクトを持っています。しかも、ここは、あまり『世界遺産』とかでTVで出てこないので、見慣れて無くてよいと思います。タージはTVで見過ぎてあまり感動しなかったです。。
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