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これからの音楽のマネタイズとは?

2021年07月12日 11時58分40秒 | music

【落合陽一】ストリーミング時代に音楽体験はどう変わるのか?音楽業界のニューノーマルを考える

頭の良さそうな専門家達がこれからの音楽のマネタイズ(収益化)の方向性を語っている。ま、ジャズはちょっと特殊だけど、コロナ禍終焉後に簡単に従来通りには行かないだろうなという意味では、僕はジャンルを超えて同じだと思っている。

リスナーとしての自分は、ものすごい勢いで毎日音楽を聴いているけど、それは遠い過去のコンテンツであり、中古レコードであり、現在のミュージシャンの支えになってるか?と問われれば全くゼロだ。最近、レコード(Vynyl)がCDの売り上げを抜いた話題もこの動画でされているが、若者のレコード・ブームも結局は殆どが懐古主義であったり、現代の音楽のマネタイズとは別世界の話であったりする。サブスクで稼ごうとしても、YouTubeと同じで大勢のファンに相当な回数を繰り返し聴いて貰う必要が有り、YouTuber同様それだけで生活するのは極めて困難だ。それは、過去ログにも上げた通り。

ここでも語られている通り、結局、サブスクで聴いていても、誰が演奏しているか、誰の曲か分からないで聴いている…というのがマジョリティーの意見で、益々大量消費が進み、音楽家には生きづらい世の中になって行くという事だろう。プレイリストで「これいいじゃん!」と、偶然すくい上げられるという幸運も存在すると言及しているが、かなりのレア・ケースだと思われる。

一方ジャズは、実際にレジェンド達の生音を経験したリスナー達によって支えられていると言っても過言ではない。そういう人達はやはり個性やサウンドを重んじる傾向にある為、ライブが完全に消滅する事は無いとは考えているが、このままリスナーの高齢化が進むと、会場に集う事も困難となり、やはりネット配信がコロナ禍と同様に今後も必要になって来るかも知れない。となると、この動画で語られている様に、ライブと同じサイズだと間延びを感じるとか、熱量の違いなど、ウォッチャー側の感覚の現実と向き合う必要が有るかも知れない。

観ていて、頭が良さそうなのはいいんだけど、こういう業界の人達って本当にカタカナ英語が好き過ぎて解読するのにちょっと時間がかかる。もうちょっと日本語で喋れや…って思う。ほんとに頭の良い人はコミュニケート出来てなんぼと考えるので、ちょっと独善的だなと思う。なので金払ってまで続きを観ようとは思わない。ま、それでも結局はこういう人達が未来を作って行くのだろうけど。


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