Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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感動した!

2006年08月22日 02時53分25秒 | sports
・・とは、かつて人気を博した(今はなにかと物議を醸し出す)総理大臣の言葉である。

しかしながら、昨日と今日の高校野球には感動したのは事実だ。高校野球をちゃんと見たのは20年振りくらいのような気がする。大変ハイレベルな試合であったし、また、そんな決勝戦を2日に渡り見ることが出来る幸せなど滅多に無い。(僕は昨日の試合を残念ながら仕事で見逃したけど・・) 

専門家によると、高校野球などで見られる若い世代の技術力の急激なUPには、WBCでの王ジャパンの優勝がモチベーションの大きな原因の一つに挙げられている。甲子園で優勝したのも奇しくも王監督の母校・早稲田実業なわけで、強ち無関係と言い切る事はできない。早実・斉藤投手ばかりが取り上げられるマスコミのC調さには閉口するが、駒苫の田中投手との投げ合いは、ここ最近鳴りを潜めた「ドカベン」等の野球漫画のセリフそのままの「好敵手(と書いて<ライバル>と読む!)」という言葉が似つかわしい。こういう息をのむような好試合こそがスポーツ観戦の大きな楽しみである。

さて、WBCに言及したとおり、今の若者達が見据えているのは世界に日本がどれだけ通用するかである。サッカーが世界レベルには遥かに遠いと言う事がこの前のワールドカップで露呈し、サッカー界は再び危機感を持っている。野球がサッカーに圧された原因は「井の中の蛙」的なプロ野球の体制がもはや視聴者には全く魅力的ではないという事だと思うし、逆にWBCで結果を残した事に対する反響を考えると、やはり「世界」の中で日本がどの位置にいるかを日本国民は注目しているのだと思う。

今、世界戦が行われている女子バレーもバスケもマスコミがそう易々と取り上げてくれるスポーツではない。だからこそ、少ないチャンスをものにしなくてはならない。つまり本当に強くなくては、世界と肩を並べる実力が無くては、誰も注目してくれる事は無く、そのスポーツ自体の日本国内での存続に関わる死活問題に直結する。バスケットの試合を見ていて、世界の高い壁を見ると共に、選手達が背負うそういう社会的な壁も垣間見て少し辛くなる。っていうか、NBAの田臥勇太がなんで出てないんだぁ・・。

こういう事を考えると、次に考えが及ぶのは自分の仕事だ。今の自分の仕事振りはどうだ?偉そうに言ってるけど、果たしてそれくらいの危機感を持って挑んでいるのか? 勝ち負けの無い音楽の世界だけに、いわゆる勝ち組の音楽を批評しても果たしてヤッカミは入っていないのか?とかやたら自分の胸に必要以上に手を当ててしまう。(苦笑)

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