先日、埼玉県入間市の中高生対象のビッグ・バンドのクリニックという仕事を仰せつかった。僕も高校生の頃はこんなだったなぁ~等と思い出しながら、普段、大人と接してるのとは全く違う感覚で子供達を教える事となった。僕が預かったサックス・パートの子達はレベルも高く、飲み込みも早かった。ただ、もっと時間を頂ければ、僕が若いうちにやっておきたかった練習法などを伝えることが出来て、充実したものになったなと、少しだけ残念ではあったけど。でも、普段クラシック等をやっている彼女たち(一部、彼等)にジャズの楽しみが少しでも伝わったのなら幸いである。今後もサックスという楽器を彼女達が続けて行く事を願いたい。僕自身もパワーを貰い、初心に帰って2日後のライブに挑む事が出来たしね。
今日は、久々にスタジオでレコーディングの仕事をした。ジャンルはジャズではなくJ-POPだったのだけど、決して軽い気持ちで臨む事は無かった。悪い仕事をしたと言う事は無いのだけど、やはりもっと上を目指したいなぁ・・と思った。それは、仕事に向かう車の中で、参考にと思い、マイケル・ブレッカー等のスタジオ系サックス奏者達の、歌のバックものを色々聴いて来たのが原因だと思う。やはり、オブリや短いソロが各々とてつもなく素晴らしいのである。当時のアーティスト達は引っ張りダコで、それこそ様々なアルバムにサポートで入ってるのだけど、どれもクオリティーが非常に高い。僕が高校生や大学生の時には、そういうスタジオ・ワークが出来るアーティストになることが夢だった。現在のようなライブにどっぷりなミュージシャンになる事は想像も出来なかったんだけど・・(苦笑) それこそ、高校生の頃の初心に戻って練習をやり直そうかな。(笑)
上記の2つのストーリーを今回取り上げた事には実は深い意味がある。
それは、米国でかの「タワーレコード」が経営破たんしたというショッキングなニュースが入ってきたというのが大きな原因である。確かにタワーが無くなったとしても、音楽そのものがなくなるわけではないので、切迫した危機感は無いのだけれども、経営破たんの原因は i-pod の普及によりCDというメディアが必要ではなくなって来たという事らしいのだ。それには、僕は危機感を拭い去ることはできない。いわゆるダウンロード販売というのは1曲いくら・・という世界だ。そうなると、アルバムとしての価値などはどうでもよくなる。誰しもが自分の好きな曲をそれそれ1曲づつ買えば済むことだ。僕は古いタイプなのかも知れないけれど、やはりアルバム1枚にストーリー性を求めるし、嫌いだった曲が何度も聞くうちに大好きになったりした経験はいくらでもある。キライな曲を簡単に飛ばせるCDというメディアも僕にとっては危惧する対照だったけど、ダウンロードの時代が到来した今、僕の美学は全く通用せず、絶望さえ感じる。そんなに便利なのがいいのだろうか?
中高生達、次の世代の演奏家を見ていて、彼等がプロになろうとした時、演奏家になって良かったと思える未来が果たしてあるのだろうか? そして、今日アルバム作りに参加して、今はまだ自分は向上心を持っているけど、それがキープ出来るような音楽業界であり続けるのだろうか? 不安で不安で仕方が無い。音楽ってどうなっちゃうんだろう・・
今日は、久々にスタジオでレコーディングの仕事をした。ジャンルはジャズではなくJ-POPだったのだけど、決して軽い気持ちで臨む事は無かった。悪い仕事をしたと言う事は無いのだけど、やはりもっと上を目指したいなぁ・・と思った。それは、仕事に向かう車の中で、参考にと思い、マイケル・ブレッカー等のスタジオ系サックス奏者達の、歌のバックものを色々聴いて来たのが原因だと思う。やはり、オブリや短いソロが各々とてつもなく素晴らしいのである。当時のアーティスト達は引っ張りダコで、それこそ様々なアルバムにサポートで入ってるのだけど、どれもクオリティーが非常に高い。僕が高校生や大学生の時には、そういうスタジオ・ワークが出来るアーティストになることが夢だった。現在のようなライブにどっぷりなミュージシャンになる事は想像も出来なかったんだけど・・(苦笑) それこそ、高校生の頃の初心に戻って練習をやり直そうかな。(笑)
上記の2つのストーリーを今回取り上げた事には実は深い意味がある。
それは、米国でかの「タワーレコード」が経営破たんしたというショッキングなニュースが入ってきたというのが大きな原因である。確かにタワーが無くなったとしても、音楽そのものがなくなるわけではないので、切迫した危機感は無いのだけれども、経営破たんの原因は i-pod の普及によりCDというメディアが必要ではなくなって来たという事らしいのだ。それには、僕は危機感を拭い去ることはできない。いわゆるダウンロード販売というのは1曲いくら・・という世界だ。そうなると、アルバムとしての価値などはどうでもよくなる。誰しもが自分の好きな曲をそれそれ1曲づつ買えば済むことだ。僕は古いタイプなのかも知れないけれど、やはりアルバム1枚にストーリー性を求めるし、嫌いだった曲が何度も聞くうちに大好きになったりした経験はいくらでもある。キライな曲を簡単に飛ばせるCDというメディアも僕にとっては危惧する対照だったけど、ダウンロードの時代が到来した今、僕の美学は全く通用せず、絶望さえ感じる。そんなに便利なのがいいのだろうか?
中高生達、次の世代の演奏家を見ていて、彼等がプロになろうとした時、演奏家になって良かったと思える未来が果たしてあるのだろうか? そして、今日アルバム作りに参加して、今はまだ自分は向上心を持っているけど、それがキープ出来るような音楽業界であり続けるのだろうか? 不安で不安で仕方が無い。音楽ってどうなっちゃうんだろう・・
みやじさんらしからぬ発言ですね。だめですよ(笑)
そんな弱気じゃ!みやじさんだって「創り手」の一翼を担っているわけですから。全体を見回すより、自分が「ヨシ」とするものにフォーカスしていった方が疲れないのでは…。だってさぁ。みやじさん、真面目やから。心配や(笑)
音楽業界だけじゃないですね。日本中が「エセ民主主義」にどっぷりで、「便利不便」も含んで、良し悪しの判断をみんなが自己決断できてないような感じ。そんなだから、わたしは、自分の「好き」をコツコツと継続していくしかないなぁ…と日々感じます。
話の焦点、ずれたかしら………
1曲ずつ買えるのは、安く済むけれど知らずに通り過ぎてしまう曲が増えて行く~片寄ってしまう気がします。
外に持ちだ易いけど、ダウンロードした音やCDよりレココードの音が好きです。
でも同じ曲でも毎回感じが違うライブが、ゾウさんよりもキリンさんよりも、も~と好きで~す。
今まだウォークマン(CDでも無くMDでも無くカッセト)愛用の私。何度も聴いて伸びてしまったテープに愛着を感じています。(^^)
ライブに来てくれているお客さんといえども、僕の書いた曲を全て好きというわけではない事は知っていますし、それがCDというメディアになってしまうと、飛ばされることも悲しいかな知っています。(苦笑)
お二方の様に、真の音楽好きでありアナログ志向の方が大半であれば、僕も悲観したりはしないのですが、世間一般はそうではありません。この前のタワー破綻のニュースでインタビューに答えるアメリカ人のリスナー達の言葉からそれがすごく伝わりました。
パソコン会社は音楽業界の事なんか考えないだろうし、音楽業界は売れることしか考えていない。よって、時代の流れに敏感で、そうでないものは淘汰される恐れがあります。自分達のアートや生活を守るためなら、尚の事、業界は今淘汰されようとしている、本当に大切なものを死守しなくてはいけないはず。それが、お二人の書いた様な音楽に対する愛情であることは言うまでも無い事です。著作権だの何万枚以上のセールスだの言う前に・・・
ただ、一アーティストとして出来る事といえば、感動できる良いものを作る事でしかないのですがね。
宮地さんが、レコードのことで語っている、
A面を聴いて、そしてB面を聴く、という行為のデリケートな部分。
一枚作る、という大仕事が、軽く見られてしまうようで、私はついていけません。ついていきません。^^
フィル・ウッズ、アート・ペッパー、ソニー・スティット
コルトレーンよりロリンズ、
決して嫌いじゃありませんが、
クラリネットの丸くて平和な音にはまってしまうと、
サックスの音が粗野で浅く感じてしまいます。
ぜひ、クラリネットを始めて下さい。
僕も同意見です。でも、時代の流れにゃ我々は敵わないのですかね・・(苦笑)
>junさん、はじめまして。
クラ、もうライブでもやってますよ~。どの楽器でもそうですが、それぞれの魅力ってのが有ります。クリニックの時は、ファゴットなど普段お目にかかれない楽器の音を間近に聞けて、子供の様に喜んでいました。
ブラスでは出ない音ですね。
文字で言えば、「か・き・く・け・こ」の音ですね。
なんのこっちゃ?書いてて、ようわからん。
日ごろコンサートやライブなどで、クラリネットの音に
接する機会が少ないので、つい書き込みしました。
私もクラリネットレッスン1年生です。
SGURUさんも、クラリネット登場の機会を
今後増やしてやって下さい。
期待しています。