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亀田興毅・天才論

2007年10月28日 22時40分33秒 | sports
あ、ボクシングの話じゃないです。(笑)
しかも、あくまで仮説です。

以前、mixiの日記にも書いたことが有るのだけれど、僕は彼の事を亀田家で唯一クールで意外と頭の良い人物だと見ている。ここ最近の謝罪会見以降のTV報道はまたバカバカしいものが多いけれど、その情報の中にもそれはチラチラ見えてくる。

彼の昔の試合でこんな事が有った。勝利したにもかかわらず、相手の試合の進め方が気に入らなかった史郎氏が相手陣営に殴りかかって行った。試合終了直後の事である。しかし、それをまだグローブも外していない状態の興毅が止めに入った。くれぐれも言っておくが試合直後である。僕でさえ演奏直後は軽い興奮状態にいる。先程まで殴り合いをしていたわけで、その比ではない位に興奮状態にいるはずだ。でも、「一線」を越えようとしている我が父親をその興奮状態の中に居ながら即座の判断で止めに入れるなんて、一般的に言われてるような馬鹿で調子乗りなガキにしてはスゲェ冷静な判断力が有るじゃないか、と僕はその時感じた。

ボクシングは好きで具志堅の頃からずっと見ていたけれど(そういえば具志堅だってトレーナーが相手陣営に下剤入りオレンジを送った・・なんて醜聞が昔有って、たけしが「ひょうきん族」でパロってたけど・・笑)、僕にはプロの目では見ることは不可能なので専門的なことはご容赦願いたいのだけれど、勢いや根性みたいな練習風景の割にはクレバーで冷静な意外と地味な試合運びに感じる。まぁ、テクニックや足の使い方など専門的なことはやはり素人目でしかないのだけど。まぁ、ボクシングそのものに関してはもっと専門的な見方が出来る方々も居るだろうし、マッチメイキングや判定にも様々な疑惑が有るのでここで僕のような素人がどうこう言うつもりはまるで無い。僕が彼に興味を持っているのは彼のビジネス・センス面である。

彼は大阪の西成という泥臭い町に生まれ育ち、言葉も悪く中卒で一般的評価として学も無いと言う事になる。でも、最近の謝罪会見で亀田家の言動やパフォーマンスに関しては「自分達で考えてやっていた。」と告白した事で僕は確信したのだ。ビジネスとして成立してるやん!と。(笑)

父・史郎氏はボクシングでとにかく勝つ事で成功するとしか考えてなかったであろう。他の弟達はまだまだ子供でアニキに付いて行く(マネをする)事しか考えてなかったであろう。今回の記者会見でもオヤジを出さずに自分が矢面に立つと決意したのには、オヤジの先日の記者会見の言動では世間が納得せず危機管理能力の点で失敗したと判断した彼の冷静な判断力に有ると思う。勿論、その方面のプロである金平会長とのコンタクトは有っただろうけど、史郎氏にすれば自分が出なければ社会も納得しないのは重々承知しているだろうし、自分の子供に矢面に立たせるのは、あの父親なら承服しかねるはずだ。ま、あくまで予想に過ぎないのだけれど・・。いずれにせよ、ハタチという若さで既に「危機管理」というものを経験させられているって凄い事じゃないかな。

ビジネス・センスに話を戻すと、彼はボクシングに元々存在するサブ・カルチャーの臭いを敏感に嗅ぎ取って(古くは「明日のジョー」などの不良少年のサクセスストーリー)、それにアメリカ黒人のヒップ・ホップ的なものをミックスさせて現代的なものにしてる様な気になってくる。まぁ、マイク・タイソンのワル振りが恐らく手本となっているのだろうけど。ファッションやボディーガードなど黒人的なものにする事で若者を魅了して行った。まず、ボクシングを通して大阪・西成とニューヨークのブロンクス辺りのミクスチャーを考え付く事が常人に出来るだろうか?(まぁ、その点では辰吉が先駆者かもしれないけど)しかも、あからさまに単にファッションをそのまんま黒人アーティスト等の真似をする訳でなく、完全にその辺りを大阪的な亀田家ブランドって感じで表現してるところ、ただの柄の悪い兄ちゃんで通す事で、逆に流行を追うだけのチャラチャラとした「軽いノリ」を排除しているわけで、ボクシングは真剣にやるんだという意思表示がある意味出来る。

一部の熱心なファンしか見なかったボクシング中継にコギャルの様なネェちゃんが釘付けになり、TV局をも味方に付け、メディアに乗った時に何をすれば話題になるかを考え、ワル振りながらも、しっかりお客さん第一主義。その裏でビッグ・マネーが確実に動いているのだ。(辰吉はお笑い的なところが有ったけれど、亀田はワルにこだわった点でより高い人気を得る事に成功したのだと思う。)これをハタチやそこらの子供が考え付くなんて僕にとっては驚愕である。

派手なパフォーマンス、お客さんへのプレゼント、歌謡ショウなど、プロ・スポーツには全く不必要なものだし、今回の事件で浄化され、ボクシング業界は元の落ち着いた状態に戻るであろう。彼等を取り巻く女性ファン達も一部を除いて去っていくであろう。野球界が、かつて他球団の4番を集めたニセモノの巨人軍によってつまらなくなり、それが大リーグ流出やワールド・クラシックなどで浄化に追い込まれ、現在の状態にある様に。音楽もそうだけど、話題性やメディアなど「作られたもの」はいずれメッキが剥がれ、大衆からソッポを向かれる。それだけ本物を求められているのが実情だろうし、世の中の流れは自然とそちらに向かっている。偽装問題がこれ程多く取り上げられるのもこのご時世だからに違いない。ニセモノ・マガイモノを売ることは今に始まった話ではない。

亀田興毅がボクサーとして今後どれほどの活躍を見せるかは未知数だ。でも、僕は少なくとも同じ表現者の立場で見ていたので、彼のプロデューサー的なセンスにすごく興味を持っていた。確かにメディアに祭り上げられた、「作られたモノ」ではあったかもしれないが、メディアにフィットさせるために「亀田家」というものをプロデュース出来ていたとしたら、ボクシングでダメだとしても他のものを十分プロデュースできるはずだ。ボクシングに打ち込んできた彼がリサーチしてそんな事出来たとは思えないので、それはセンスに他ならないと思う。時代が求めているものを嗅ぎ取る嗅覚と実践力・・これはカルチャーの中で活かされるべきで、スポーツだったからこそマガイモノになってしまい批判の的になったのだと思う。

まぁ、まだ若いのでまずはボクシングに打ち込んでもらって、反省すべきは反省して引退の日まで業界の中で頑張って欲しいし、ボクシング・ファンとしては実力オンリーで結果も残して欲しい。でも、僕はその後もちょいと楽しみにしている。まぁ、本人がそんな事に興味が無ければそれまでだろうけどね。

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7 コメント

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いや (法螺貝)
2007-10-30 04:23:16
デビュー戦で亀田を見たTBSがにおいを嗅ぎつけて、その場で史郎と放映権に関する独占契約締結してるので



裏でプロデュースしてるのはTBSですよ

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亀田バッシングでしか視聴率を稼げない民放 (Unknown)
2007-10-30 07:55:17
きょう、知らないおじさんが持っていた小さめの新聞に書いてありました
でも、個人的に今、放送局にはあまり興味がありませんでした

SGURUさんの以前のお言葉で、私が注目したのはこれです

★☆★スポーツやって死にそうな思いした経験が有る人なら、競争に打ち勝つには根性だけでは通じない「殺意」に近いくらいのドーパミンが出なけりゃ一流になれない・・って知ってるんじゃないかな p(@O@)/

アドレナリンとかノルエピネフリンやエンドルフィンなどが、体中を駆け回るくらい頑張っている人は、ボクシングの試合ほどのことをしていない人より、少なくともどこかすごい
本当に目指すもののない人には、たぶん分からない…ボクシングでの「負ける」とは、どんなことなのか

日々…小さい悩み事に無駄なエネルギー使ってる気がしてきたなぁ
どん底でも負けないのがボクシングなら、今こそ!ですね
SGURUさんの演奏も、たくさん注ぎ込んだ力が滲み出していますよ
ねっ みなさん
(ブログを見ると、遊んでばかりの感じがしますが???)
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ありがとうございます。 (SGURU)
2007-10-30 14:01:52
>法螺貝さん、

うん、確かに仰る通りなんですけど、それは一般的な見方で、TBSがせいぜい出来た事って、彼等を炊きつけることと舞台構成くらいしか無いんですよね。
「筑紫哲也のNEWS23」の正月イベントに彼が出演した時のやり方ってのがTBSらしくて「やらされてるな。」と感じたのですが、如何にもセンスが無かった。東京のTVの発想で面白みも何も無い。関西人の僕が感じたことなんですが。

>名無しのお客様、

ありがとうございます。僕もサッカーを少年期にやってまして、体育会系の所もあるのですが、音楽もそういう根性系で考えてしまうところが多々あり、反省もしてしまいます。
いや、おっしゃる通り、「芸のコヤシ!」といいつつ遊びほうけております。すんません。(笑)
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作られたキャラとのギャップ (あおっきー)
2007-10-31 16:11:25
低俗な話題ですが、歌舞伎町の風俗嬢コンテストの審査員として参加したインリン・オブ・ジョイトイ(M字開脚で有名なタレント)が、お客にお尻触られたのと、キャバクラ嬢コンテストと勘違いしてたらしく、怒って帰ってしまったそうですが、僕が思うに元々あのキャラなんですから、お尻触られたくらいで怒るほどでもないし、またキャバクラ嬢と風俗嬢だって、そんなに社会的な地位の違いがあるのかなと・・。
このことで、僕は彼女に対して少し醒めてしまったような気がします(別にファンではありませんが)。世間がインリンに求めていたのは、ぎりぎりのはしたないスケベさ。だから、お尻さわられても、黙ってニッコリ微笑み返すとか、風俗嬢にエール送るとか、そうして欲しかったなあ(笑)。それがメディアが作り出し、また「世間」の求めるインリン像なんですよね。それを、彼女は勘違いしてて、自分をアーティストや文化人くらいに思っているのかもしれません。
亀田も、冷静に「亀田一家」を演出していたのかもしれませんが、結局あの件で、「世間」というものを敵に回しちゃったんですね。つまり世間では、亀田は「やんちゃ」というキャラ。放言したり、悪たれつくのは「やんちゃ」でいいけれど、ルールを守らないのは「悪党」。もちろん外で傷害事件でも起こしたら、それこそ抹殺でしょう。でも、タイソンじゃないけれど、亀田のあのキャラからすれば、ありそうじゃないですか。今回、世間やメディアによって作られた亀田像と、自分が考えた亀田像が、ずれてしまったんですね。
そう言えば、また馬鹿な新聞記事がありましたね。倒産した英会話のNOVAの、豪華な社長室の写真入りで、これが会社私物化の証拠だと糾弾してました。おい、私物化なんて当然だろ、自分の会社だったんだから。
マスコミの変わり身の早さと、それに乗じてヒステリーを起こす世間・・。これは、いつになっても改善の余地なしですね。


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うん、そうですね。 (SGURU)
2007-10-31 18:44:37
女性ファンを敵に回したくないので、お尻を触られたくらい・・には同調しかねますが(笑)、風俗嬢とキャバクラ嬢とで職業差別する事には確かに意味は感じられませんね。インリン・・本人にしても「女性」を武器にして商売している事には変わりないですし、それを否定する事は自分をも否定する事でパラドクスがその時点で生じているわけです。彼女も自分のキャラを見失ってるのでしょうね。まぁ、芸能人にキャラは必要ですが、亀田兄弟には今後キャラは必要ないでしょうけど。スポーツマンですから。

自分で編み出した亀田キャラと世間のイメージとのギャップってのには思わずポンと掌を打ちました。なるほど~、確かに僕が音楽で表現したい事と世間の評価のギャップとそっくりです。(笑) 多分、興毅が兄弟と「こんなんやってみたらオモロイやろなぁ。」みたいな遊び半分でドンドンとアイディアが出て来たと推測が出来るのですが、それがズバズバと当たってしまった。でも、キャラが一人歩きを始めてしまい、スポーツでは当たり前の「負ける」という事さえも出来なくなってしまった・・って事ですかね。

僕も一応、自営業として会社社長の様なもんですが、バンド運営に関しては、あまり私物化の意識は無いし、元々儲かる商売ではないのでああいう私物化は不可能ですしね。(笑) ただ、会社経営で最も大事なのは会社内外の「人を動かす」という事だと思うので、自分さえ良ければ・・という人物には不可能だと思います。NOVAの社長が責められてるのは、儲かってないのにそういう事したからですよね。無理して見栄で六本木ヒルズに住んでる奴等みたいで、僕は軽蔑しか感じません。そんなもんが幸せだと感じるなら可哀想だなぁと。商品やサービスが信頼されたり愛されたり必要とされるのが会社経営で一番楽しい事だと思うんですが。

TVのワイドショウが有閑夫人や昼まで寝ているような僕のような人物の暇つぶしネタを提供しようとするのは分かるのですが、ニュースってのはそういうのじゃないと思うんですけどね。報道の道義というものを彼等は真剣に考えるべきでしょう。報道規制を声高らかに批判するのなら。
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インリンが風俗嬢に、亀田が優等生になったら (あおっきー)
2007-11-01 01:21:26
インリンの件と、亀田の事件を、逆の行動を取った場合を想像すると、面白い気がします。
インリンが、もし風俗嬢コンテストを退場せずに、調子にのって自分も全裸になってしまうとか、AV嬢や風俗嬢デビューしちゃったとしたら、それもまた世間は冷たい目でみるでしょう。彼女のキャラは、あくまでもセクシーでスケベ「ぽい」のであって、「ぽい」を通り越してスケベそのものになっては、彼女の存在意義がなくなってしまうんですよ。最初のうちは、話題になるかもしれませんが、一挙にブームは去り、後はせいぜい「ナイタイ」の風俗嬢情報に載るくらいでしょう・・。
世間は「意外性」というものを欲しがるんですね、「こんな可愛い顔をした子が、こんな大胆なことをする」とかね。それも、やり過ぎは駄目で、微妙なバランスというものがあるんですね。
亀田のケースでは、もし大毅が試合前、内藤に向かって真面目な顔して「先輩として尊敬してます。胸を借りたつもりでやります」とNHKの相撲中継での関取みたいなコメントしたり、興毅や父親が、反則をした大毅に、「おい、反則はいかん。負けてもいいから、スポーツマンらしく正々堂々と戦え」などと爽やかな応援をしたら、やっぱりみんなしらけるのではないでしょうか。真っ先にTBSからクレームが出るでしょう、「亀田さんらしく、もっと不良ぽくやってくださいよ、みんなそれを期待してるんだから。少しくらい過激な発言しちゃってもいいからさ、面白くないと、視聴率取れなくなっちゃうでしょ」そして今度はスポンサーからのクレーム「スポンサー料、安くないんだからさ、困りますよ、TBSさん。番組盛り上げてくれないと」
亀田の場合も、「スポーツーツマン」らしくない不良ぽさという意外性が、大衆の興味をそそるわけですね。その期待を裏切ってしまうと、たとえその行動が正論であっても、大衆は面白くなければそっぽを向いてしまうでしょう。
 思うに、世間が好きなキャラは二通りあって、一つは今述べた「意外性」を求めるタイプで、もう一つは、世間が抱くイメージ通りのものを求めるタイプ。
例えば、「演歌の大御所」みたいなイメージがあって、北島三郎とか、まんまじゃないですか。でも、聞きにくる人はそれを求めるんですよね。
ジャズでも、「ナベサダ」というだけで、ジャズもよく知らないし、演奏がいいとか悪いとかどうでもよくて、これが世界のナベサダか、偉いもんだと有り難がって帰っていく。
有名になるということも、功罪相半ばかなと。本人の本質が理解されないまま、キャラだけが一人歩きして、今度はそのキャラに縛られてしまう。一度世間から貼られたレッテルを変えるというのも、大変でしょうしね。
そういえば、師匠のHPのプロフに貼ってある画像を見て、初め、藤陵雅裕さんに似てるな、なんだか怖い人なのかなあと。でも、お会いして気さくな方だったので、安心したことがありましたっけ。自己プロデュースも、なかなか難しいものだなと、今レス書きながら思いました。。
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なるほどぉ (SGURU)
2007-11-01 03:58:46
勉強になります。よく、僕は「怖い人だと思ってました。」って言われるんですよねぇ。だから、笑ってる写真を多く使用してるんですが。(苦笑)

イメージ戦略ってのは、何処の業界も使いたがるもんですが、実が無ければ結局は後でメッキが剥がれるもんですよね。TBSやスポンサーがあおっきーさんの仰るとおりのプレッシャーをかけただろうとも容易に推測が出来ます。まぁ今後、亀田家にキャラが無くなれば、自分の飼い犬の批判をしたTBSが自らの首を絞めることになるだろうし(あぁ、それならボクシング中継しなきゃいいのか・・)、詫びを入れさせたボクシング業界はまた人気の低迷に悩む事にはなるわけですよね。でも、低迷した状態が正常であるとも言える訳です。ジャズ界も低迷していて正常であり、付け焼刃の人気なんぞ、全く意味を成しません。いいものは残るし、つまらないものは自然と淘汰され10年、20年後には跡形も有りません。

亀田家と逆のイメージを持つのが早稲田の斉藤くん。彼は「斉藤クン」と呼ばれる時点で清潔なイメージですよネェ。(笑) でも、人間である以上完璧であるはずが無く、そのイメージは生きてく上で本人には邪魔だろうなぁと思います。気の毒だなぁ。あれも、ワイドショウが有閑マダムのために作り上げた偶像。でも、野球を知らないオバちゃん達が応援に来たところで、野球の発展には何の役にも立たない。斉藤くんのお陰で野球というスポーツそのものに目覚めたオバちゃんがあの中から一体何パーセント居るだろう?

真逆の二人だけど、僕には凄く類似性を感じます。でも、亀田興毅には社会人としての責任が有り、矢面に立った事でそれを果たしたと評価しています。斉藤くんが、そんな目に会うのはもっともっと先の事でしょう。若い頃の苦労は買ってでもしろといいますが、僕の実体験から全くその通りだと思います。
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