長らくサボってたせいで、仕事は容赦なく次から次へと襲ってくる。楽器のリハビリは順調だし、充実はしてるんだけど、数ヶ月先のブッキングとか忘れてしまいそうで、事務的なことで大ポカやりそう。そういう脳ミソはまだまだ休暇中だ。
夜は仕事が無ければ、練習後に一杯やりながらインドで撮ってきたビデオの編集。現地で録ってきた演奏を聴いてると、ヒンドゥー教の音楽は日本の演歌っぽいと感じるし、日本人にとってエキゾチックだと感じるのはイスラムの影響を受けた音楽だろう。
日本人って、戦前はヨーロッパに影響を受けて一生懸命クラシックを学んでいたし、戦後は怒涛の様にアメリカ文化が流れ込み、追いつけ追い越せの精神でジャズを学び、それからもずっとアメリカのポップミュージックを追いかけてきた。最近でこそ情報が溢れかえり、人それぞれのフェバリットが多様化したものの、日本の歴史の中で、イスラム文化に触れるチャンスはまだまだ皆無に近い。だからこそエキゾチックに感じるのだろう。一方、海外を覗いてみると、昔から伝わる音楽が有るものの、国によっては遠方からイスラム教が攻め込んできて、その文化もイスラム化を余儀なくされるという歴史が有る。インドはその典型だろう。あるいは、違う国ではローマ帝国が入り込んできて、文化や文明に劇的な変化をもたらした軌跡を見ることが出来る。
地続きではない日本は神風や荒海に守られ、その代わりに、命の危険を冒して自ら留学しなければ、海外の文化を学ぶ事は難しかった。独自の文化を育んだという意味ではラッキーだったかもしれないけど、この国に大きな変化をもたらしたのは、明治維新と第二次世界大戦の2度しかない。僕はそういう国に生まれて住んでるんだなぁ・・と海外に行くたびに感じる。
だから、海外で音楽の変遷を実際に感じたいのだ。文化遺産を見ると共に、流れてくる音楽でその文化がどこからもたらされたものかを感じたり想像する事は非常に楽しい。その音楽が好きだから・・ってんで、それをモノマネするだけでは、どうしても物足りない。出来上がってしまった自分の音楽や価値観をぶち壊してくれるような、刺激的な出会いが欲しくて海外旅行を繰り返してるのだ。
編集しているビデオで、カジュラホの古典ダンスが流れ始めた。メロディー的にはやっぱ、日本の民謡と似てるとこが有ったりするんだけど(笑)、リズムが、特にバスドラム(というか低音太鼓)の入る位置が、ブラジル音楽のスルドと同じだと気付く。自分の頭の中に地球儀が浮かび上がり、アフリカを起源としたリズムという一つの文化が、2本、違う方角に矢印を延ばしていくのが見えた。こういう瞬間が最高に面白い。
夜は仕事が無ければ、練習後に一杯やりながらインドで撮ってきたビデオの編集。現地で録ってきた演奏を聴いてると、ヒンドゥー教の音楽は日本の演歌っぽいと感じるし、日本人にとってエキゾチックだと感じるのはイスラムの影響を受けた音楽だろう。
日本人って、戦前はヨーロッパに影響を受けて一生懸命クラシックを学んでいたし、戦後は怒涛の様にアメリカ文化が流れ込み、追いつけ追い越せの精神でジャズを学び、それからもずっとアメリカのポップミュージックを追いかけてきた。最近でこそ情報が溢れかえり、人それぞれのフェバリットが多様化したものの、日本の歴史の中で、イスラム文化に触れるチャンスはまだまだ皆無に近い。だからこそエキゾチックに感じるのだろう。一方、海外を覗いてみると、昔から伝わる音楽が有るものの、国によっては遠方からイスラム教が攻め込んできて、その文化もイスラム化を余儀なくされるという歴史が有る。インドはその典型だろう。あるいは、違う国ではローマ帝国が入り込んできて、文化や文明に劇的な変化をもたらした軌跡を見ることが出来る。
地続きではない日本は神風や荒海に守られ、その代わりに、命の危険を冒して自ら留学しなければ、海外の文化を学ぶ事は難しかった。独自の文化を育んだという意味ではラッキーだったかもしれないけど、この国に大きな変化をもたらしたのは、明治維新と第二次世界大戦の2度しかない。僕はそういう国に生まれて住んでるんだなぁ・・と海外に行くたびに感じる。
だから、海外で音楽の変遷を実際に感じたいのだ。文化遺産を見ると共に、流れてくる音楽でその文化がどこからもたらされたものかを感じたり想像する事は非常に楽しい。その音楽が好きだから・・ってんで、それをモノマネするだけでは、どうしても物足りない。出来上がってしまった自分の音楽や価値観をぶち壊してくれるような、刺激的な出会いが欲しくて海外旅行を繰り返してるのだ。
編集しているビデオで、カジュラホの古典ダンスが流れ始めた。メロディー的にはやっぱ、日本の民謡と似てるとこが有ったりするんだけど(笑)、リズムが、特にバスドラム(というか低音太鼓)の入る位置が、ブラジル音楽のスルドと同じだと気付く。自分の頭の中に地球儀が浮かび上がり、アフリカを起源としたリズムという一つの文化が、2本、違う方角に矢印を延ばしていくのが見えた。こういう瞬間が最高に面白い。
トランジットで立ち寄ったクアラルンプールでは、レストランのウエートレスさんの殆どが、黒いスカーフを頭からかぶってたので、如何にもイスラムって感じでした。
インドは、最もメジャーなヒンドゥー教をはじめ、イスラム教、仏教、ジャイナ教、スィーク教など、服装や頭の巻物で何となくその人の宗教が分かります。名前の中にも、宗教やカーストを示す言葉が含まれているとか。日本では宗教の話は何かとタブー化されますが、インドでは避けられません。
以前、モロッコではイスラムの勉強をせずに旅行して、ガイドさんの話がチンプンカンプンだったので、今回は多少勉強してから行きました。でも、やはり難しくてついて行くのが大変だったです。英語ガイドが殆どだったし。。(苦笑)
旅行記を書きたいのですが、写真が400枚ほど、ビデオも3時間を越える大作となってしまったので、どうまとめるかが難しく、困っております。(苦笑) 思えば、キューバ編は楽だったなぁ。
シンガポールやマレーシア方面歩くことが好きなまれーばく…多民族、異文化の共存した生活に触れると、日本のような国のあり方の方が珍しいのかぁ…と思う場面がいっぱいありますね
お話を伺っていると、お坊さんにジャズ好きや音楽好きが多いのに合点が行きます。
インドのバンドは殆どが弦楽器ばかりですね。ミュージシャンだと言って近づくと、「じゃ、弾いてみろ。」ってシタールだの弦楽器を持たされるので困りました。(笑)
海外に行くと、自分が「無宗教」だというのを説明するのが難しいです。結婚する時はキリスト教で、お葬式は仏教って人種、日本人だけだと思います。(笑) 無宗教と言うか無節操かもしれませんねぇ。僕もその最たるものですが。
カジュラホには私は未だ行く事が叶いませんが、30年前に「佛跡巡拝」の旅に20日ほど旅をしてきました。
その時に、サヘト・マヘト(祇園精舎)で、一人の老人が唄ってくれた、おそらくラーマヤナであろう歌の旋律が、御詠歌に良くにていた事が、思い出されます。
また、インドはタンブラー(いわゆる太鼓)の数も非常に多く、リズムや旋律には、その地方独特のものがあり、一説には中央アジアで、弦楽器が初めて作られたと聞きます。
そもそもインドにイスラムが入ってきたのは9世紀だといわれておりますが、叙情詩に旋律がつけられたのは、BC1000年ぐらいだと言う学者の方もおられます。
私も12月に東南アジアを駆け足で行ってまいりましたが、珍しい楽器を発見!
ただ、ラオスには楽器店がありませんでした。(-_-メ)
インドの画像楽しみにしております。