生徒さんの中には若い女性も居る。自分の年齢を考えると、最早、娘の様なもんである。若い女の子だからってんで、オジサン達と分け隔て出来ない性分の僕は、特に優しくするわけでもなく、同じ様に熱いレッスンとなってしまう。
生徒のモチベーションが下がり、中々先に進めないなんて事はレッスンには付き物。そんな時は、レッスン内容を変更してモチベーションを如何に上げるか?というレクチャーになる。
いつも言う事は、やはり、ステージ上で自由に演奏する、輝いててカッコいい自分を想像しながら練習する事と、勇気を出してジャムセッションに参加する事。怖い気持ちは分かるけど、参加しちゃえば演奏する楽しさを思い出せるし、バンドで演奏する事で自分に足りない課題を発見し「練習しなきゃ!」って気になる筈。只々「次のレッスンのために練習する」ってのが一番宜しくない。
老若男女問わず、僕はこの自分の実体験に基づくモチベーション・アップ方を伝授して来た。時には宿題として次回迄にジャムセッションに行き録音して来て貰う事も有る。結果、殆どが成功して、以降、バンド活動や頻繁にジャムセッションに行くのが趣味になってる人も多い。
しかし、ここ最近、20代の女の子の生徒が二人、同じ課題で練習が捗らず足踏み状態が続いた。しかし、レッスンにはカリキュラムがしっかり有るので、そこをスキップする事は出来ない。仮にそこで目を瞑っても、結局、いつかはそこに戻らなければならない。生徒の方もそれは重々承知している。
遂に、どうしても練習に身が入らない生徒が、先にその課題をクリアした生徒にメールしたらしい。どうやってモチベーションを上げて課題をクリアしたのか?練習が苦しすぎてサックス吹くのが楽しくないけど、こんな気持ちにはならなかったのか?…と。これは由々しき問題である。僕のレクチャーが全く歯が立たなかった訳だ。
で、どう答えたのか先にクリアした彼女に興味津々で聞いてみた。
「自分にとってもその課題はキツくて、もう、辞めてしまおうと何度も思いました。でも、悔しいし、これが終わらないと次には進めないし、やらなければ、この嫌なのがず~っと長い間続くわけで、もう、嫌なのは一気に片付けよう!と一念発起して、短期集中で猛練習してクリアした…って言いました。」
なるほど。生徒が辞める兆候として、足踏み状態が長引くってのは確かに有る。こちらも、あの手この手で、学び取る最短距離を生徒の性格や得意分野を考慮しながら考えるのだが、この彼女はどうやって「一気に片付ける」という方向に持って行けたのだろうか。今後の為にも聞いてみた。
「はい、これが出来なかったら、激太りする!とか、これが出来なかったら、一生結婚出来ない!とか、自分にプレッシャーかけて頑張りました!」
ええ~⁇ なぬ~⁈
そ、そんなプレッシャー?
わ、わ、分からない、男の俺には絶対分からない。だって、だって、激太りも結婚も、音楽と全く関係無いし!
ステージで失敗する自分を想像すると恐怖で練習する…ってのなら分かるけど、目の前のうら若き乙女は、そんな事より激太りや結婚出来ない事の方がよっぽど恐怖で、それを全く関係の無い「サックスを練習するパワー」に結び付ける事が出来るのだ。ある意味凄い!
年齢を重ね、様々な経験をして来たので、オンナ心なんて、もう分かった様な気で居たけど、この一件ですっかり自信が無くなってしまった。(笑)
まぁ、全ての女性に当てはまる訳ではないだろうし、特殊な例かも知れないけど、あまりのカルチャーショックでレッスン中に爆笑してしまい、ご本人の許可を得て書く事にした。これが少しでも、悩める乙女達の参考になってくれればと思う。
…と言いながら、やはり首を傾げる。(笑)
生徒のモチベーションが下がり、中々先に進めないなんて事はレッスンには付き物。そんな時は、レッスン内容を変更してモチベーションを如何に上げるか?というレクチャーになる。
いつも言う事は、やはり、ステージ上で自由に演奏する、輝いててカッコいい自分を想像しながら練習する事と、勇気を出してジャムセッションに参加する事。怖い気持ちは分かるけど、参加しちゃえば演奏する楽しさを思い出せるし、バンドで演奏する事で自分に足りない課題を発見し「練習しなきゃ!」って気になる筈。只々「次のレッスンのために練習する」ってのが一番宜しくない。
老若男女問わず、僕はこの自分の実体験に基づくモチベーション・アップ方を伝授して来た。時には宿題として次回迄にジャムセッションに行き録音して来て貰う事も有る。結果、殆どが成功して、以降、バンド活動や頻繁にジャムセッションに行くのが趣味になってる人も多い。
しかし、ここ最近、20代の女の子の生徒が二人、同じ課題で練習が捗らず足踏み状態が続いた。しかし、レッスンにはカリキュラムがしっかり有るので、そこをスキップする事は出来ない。仮にそこで目を瞑っても、結局、いつかはそこに戻らなければならない。生徒の方もそれは重々承知している。
遂に、どうしても練習に身が入らない生徒が、先にその課題をクリアした生徒にメールしたらしい。どうやってモチベーションを上げて課題をクリアしたのか?練習が苦しすぎてサックス吹くのが楽しくないけど、こんな気持ちにはならなかったのか?…と。これは由々しき問題である。僕のレクチャーが全く歯が立たなかった訳だ。
で、どう答えたのか先にクリアした彼女に興味津々で聞いてみた。
「自分にとってもその課題はキツくて、もう、辞めてしまおうと何度も思いました。でも、悔しいし、これが終わらないと次には進めないし、やらなければ、この嫌なのがず~っと長い間続くわけで、もう、嫌なのは一気に片付けよう!と一念発起して、短期集中で猛練習してクリアした…って言いました。」
なるほど。生徒が辞める兆候として、足踏み状態が長引くってのは確かに有る。こちらも、あの手この手で、学び取る最短距離を生徒の性格や得意分野を考慮しながら考えるのだが、この彼女はどうやって「一気に片付ける」という方向に持って行けたのだろうか。今後の為にも聞いてみた。
「はい、これが出来なかったら、激太りする!とか、これが出来なかったら、一生結婚出来ない!とか、自分にプレッシャーかけて頑張りました!」
ええ~⁇ なぬ~⁈
そ、そんなプレッシャー?
わ、わ、分からない、男の俺には絶対分からない。だって、だって、激太りも結婚も、音楽と全く関係無いし!
ステージで失敗する自分を想像すると恐怖で練習する…ってのなら分かるけど、目の前のうら若き乙女は、そんな事より激太りや結婚出来ない事の方がよっぽど恐怖で、それを全く関係の無い「サックスを練習するパワー」に結び付ける事が出来るのだ。ある意味凄い!
年齢を重ね、様々な経験をして来たので、オンナ心なんて、もう分かった様な気で居たけど、この一件ですっかり自信が無くなってしまった。(笑)
まぁ、全ての女性に当てはまる訳ではないだろうし、特殊な例かも知れないけど、あまりのカルチャーショックでレッスン中に爆笑してしまい、ご本人の許可を得て書く事にした。これが少しでも、悩める乙女達の参考になってくれればと思う。
…と言いながら、やはり首を傾げる。(笑)
そう、女性は死ぬまで綺麗でありたいという気持ち、若ければ恋愛や結婚は、何よりも大切なことでもあります(笑)
きっかけはなんであれ、そこから上手くなっていつの間にか楽器が楽しくなり、気がついたら楽器が何より一番になっていくというのは多分男性方も同じかもしれません。
個人的には彼女にとても共感いたしました^^;
なんとなぁ~く、わかるきがします。
というのも自分もそんな意味不明な事をモチベーションというか集中するためのきっかけにしていたことがあったなぁって思い出しました。
おやじなのに、心は乙女なのかなw
セッションとかって、今思えばほんとに怖かったよなぁ。
セッションの行き始めは、お店の階段をあがりながら「なんで来ちゃったんだろ」って思っていたんだよなぁ。
みやじさんも「最初はこわかったんだよねー」とか言えば、「私もいつかはこうなれるのかも」なんて思ってくれるかもですね。
女性は共感出来るんでしょうね~。女性独特の考え方の転換方なんじゃないかなぁと思いました。教える側としては、考え方がどうあれ結果が出る事が大事ですので、それで苦難を乗り越えて貰えるなら願ったり叶ったり。
可愛い弟子が苦労しながらも課題をクリアしてくれるのはとっても嬉しい事です。
今日もレッスンで男性の生徒とこの話題になりましたが、やはり乙女ではなかった様です。(笑)
セッションの話ですが、勿論、自分の体験談は話しますよ。しかし、日本の大学時代は自信満々だったし(実力はともかく。笑)、ボストンやニューヨークのセッションはそりゃビビリながら行きましたけど、ロイ・ハーグローブとか普通に参加してましたから、「そりゃ、ヒビるでしょ。」とあまり生徒の参考にはならないみたいです。(笑)
とにかく、何のためにレッスンを取ってるのか、その目的や目標を考えて、最初の頃のやる気をちょいちょい思い出す必要が有りますね。僕自身もそうしています。