Saxophonist 宮地スグル公式ブログ

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QUADRA@モーションブルー・ヨコハマ

2008年03月07日 13時30分30秒 | bands
ブルーノート東京の姉妹店で名門中の名門。基本的に国内アーティストを多く出演させている。今回はクアドラでの出演だった。メンバーも初めて出演する人が殆どだったし、僕は憧れの今は亡きジョー・ザビヌルの「ザビヌル・シンジケート」を見たのがこのお店。効果音と共に入場してきたマエストロの姿が今でも目に焼きついている。同じ舞台に立てると言う事が凄く光栄だし恐ろしくもある。緊張するかな?いや、必ず緊張するだろう。

実はこの日はスタート時間が通常のライブよりも極端に早く、僕は知らずにその前に仕事を入れてしまっていて、車を飛ばして現場に向った。その時点でかなり緊張感が「間に合いますように」という方向性に変わっていた。(苦笑) 指定された駐車場に着くと何故かメンバーがそこにタムロしている。たまたま荷物を皆揃って取りに来ていたらしいのだけど、まぁみんなのリラックスした事。

楽屋に通されると、広くはないもののくつろぐには十分なスペースが有り、趣味のいいイスとハンガーが有る。コーラやお茶の入った冷蔵庫もコーヒーポットも完備され、女性用の着替室もちゃんと有る。バーで出されたマカナイはリゾットとサラダから始まりメインは美味しい魚料理。ま、お察しの通り、僕らはこういう待遇には慣れていない。(笑) それだけで有頂天なのだ。でもその時、少し昔の事を思い出した。僕がNYに住んでいる時、よく友達のミュージシャンに言われたものだ。「俺は日本にツアーで数回行った事が有るけど、あの国では俺たちミュージシャンはKINGの様に扱われる。スグル、俺達を日本に連れてってくれ!ここでは俺達はゴミ扱いだ!」ってね。本場NYのブルーノートに知り合いが出演した時に2Fの楽屋に入れてもらったけど、そこは決して広くは無かったし、モーションブルーほどキレイではなかった。だから、今回の様な高待遇はやはり僕にとってはスペシャルなもので当たり前だとは思えない。

さて、クアドラはどうかというと、こういう場所だからと言う意識はさほど感じられず、いつもの様にリラックスした演奏とおしゃべりを繰り返す。僕も緊張や興奮というものも特に無く、いつも通りの演奏が出来た。まぁ、それがいいのか悪いのか、初めてQUADRAを見たお客さんの目にはどう映ったかはわからないけど。

15年ほど前、NYのブルー・ノートのジャムセッションにビビリながら飛び込んで行って、足がブルブル震える中、必死で演奏していたのが今では懐かしい。リラックスも大切だけど、こういう場所に居られる事への感謝や悦びをいつまでも持ち続けて行きたいものである。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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おぉ~ (SGURU)
2008-03-12 02:54:46
それは良かった。僕も結局は楽しんじゃいましたから!
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おくればせながら… (mihoko)
2008-03-11 15:09:06
おつかれさまでした~
とても楽しかったです!
初めての友達も喜んでいましたよ^^
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