のだのだのだ

10年熟成(放置)していた自転車を復活させました。
運動不足の解消程度と思っていたのがハマッテしまいました。

チューブレスタイヤ(自転車)の交換方法3 (空気を入れる編)

2012年01月28日 00時03分15秒 | 自転車 メンテ・記録

↑ シーラント剤は、タイヤが はめやすい初回ローテーション後に導入
(リヤタイヤのつなぎ目が消えかけた 480kmぐらいでした。)

チューブレスタイヤの交換方法1 (準備編)
チューブレスタイヤの交換方法2 (取付編) からの続きです。


     

     上記の動画を 別ウインドで開く


チューブレスタイヤ(自転車)の交換方法2 同様に ユーチューブの映像をあわせてご覧ください。


7、バルブ付近確認
  ビデオの 1:26 から 1:36 の所まで
  バルブのゴム部分と リムの間に しっかりと ビートが落ちている ことを確認して下さい。

  この確認は、重要です。


     

      ↑ 一見 きっちりと ビートが 落ちているように 見えますが…


     

      ↑ バルブの根元付近 タイヤサイドを軽く押してみると…  (バルブの根元ゴムの上にビートが乗っています。)
        この状態で、フロアーポンプで 空気を入れても絶対に ビートは上がりません。

  チューブレスタイヤに 空気が入らない場合は ここをチェックする!


     

      ↑ きっちりと ビートが リムに落ちていると 少々押したぐらいでは バルブの根元が見えません。


 

  (この後の手順は、私はビデオと少し違います。)
  私は、ビデオと違い、ビートワックスを塗っているのでビートを上げる為に
  石けん水は使いません。
  ビデオの 1:36 から 2:41 の所まで 飛ばして下さい。


8、ポンプで 空気を入れる

  フロアーポンプで空気を入れていくのですが、ビートワックスを使っているので、
  石けん水を使わなくても パチン・パチンという音を立てて ビートが上がっていきます。

  空気が入ったら、リムラインが均等に出ているか確認して下さい。
  均等に上がっていない場合、いったんビートをリムの底に落としてから再度空気を入れ直します。
  (均等に上がらない場合 私は、片側ずつ ビートを落として 空気を再度注入します。)
  ビデオの 2:42 から 3:04 の所まで

  ポイント
  バルブ付近から「シュウシュウ」高い音がする場合は、(手順7)を再確認して下さい。

  私の失敗例ですが、フロアーポンプを使っても ビートが びくともしない場合は、
  写真の様にバルブの根元ゴムの上にビートが乗っかっており、そこから大きく空気が漏れていました。
  力任せに空気を入れてもビートは上がらないので、耳を澄ませてタイヤの声を聞いて下さい。
  
  上記さえ 気を付ければ、携帯用のポンプでも 十分ビートを 上げることが出来ました。

  チューブレスタイヤのビートが 全く上がっていない状態でも、ビートがしっかりと所定の位置に
  落ち込んでいる場合は、 チューブ式のタイヤに 空気を入れるときの様な、タイヤ全体から
  空気の入っていく「こもった音」がします。


9、ビート全体が上がっているか 確認の為、いったん空気を抜く

  ビデオの 3:05 から 3:31 の所まで

  いったん空気をすべて抜き、ビデオのように タイヤのサイドを軽くおさえて 左右の全周を
  ビートが上がっているかチェックします。
  (軽くサイドを押すと、ビートの上がっていない部分は、リムとタイヤの間に隙間が出来ます。)
  新品タイヤの場合、空気は 入っていくのですが、 ビートが完全に上がりきらない場合が多いです。

  私も新品の場合、1度では すべてのビートが上がりきらないので、2~3回は 空気を「抜いたり」
  「入れたり」して パチンパチンというビートが上がる音が少なくなるまで繰り返します。

  数回繰り返しても上がらない場合は、ビートを外してリムの内側に再度ビートワックスを塗るか、
  台所用中性洗剤を薄めた物をスプレー容器に入れ その隙間に吹きかけると ビートが上がる事もありました。
  


10、最終確認
   空気を所定の気圧まで上げ、タイヤ全体に石けん水を塗り、空気が漏れて居るところが無いか確認をします。

   空気漏れなどの 異常が無ければ、シャワーなどで、石けん水を洗い流し終了いたします。

   この時、リムラインやタイヤのサイド部分から泡が出ている場合は、
   チューブレスタイヤ 雑記編をご覧下さい。(現在 制作中)

 

ワンポイントアドバイス?
自転車のタイヤは、ママチャリのタイヤとは違いレーシングタイヤです。
走行後、汚れの付いたまま放置すると、ゴムの劣化が早まってしまいます。
走行後は、毎回 タイヤの清掃を行う事が長持ちの秘訣だそうです。


どうしても空気が入っていかない場合!


強引な裏技?
空気が入らないのは、バルブの根元ゴムの上にビートが乗っている事が原因なのですが…
バルブの根元ゴムと リムとの間に ビートを落とし込むことは、正直 結構 難しいです

     

      ↑ バルブの固定ネジをゆるめます。

次の作業に移る前に、 バルブが どのくらい 出ているか 必ず 長さを測っておきましょう!


     

      ↑ バルブを押し込みます。

そして、バルブを最初の位置まで引き上げると、ビートは所定の位置に落ち着きます。

注意点は、バルブの根元の状態が確認出来ないので、
ねじって押し込んだり、引き上げないように 真っ直ぐ抜き差しするように注意しましょう。

私は、これを行った後に、空気が入らなかった事はありません。

 

<タイヤの側面から空気漏れがする> 2014年11月 追記
1セット目のチューブレスタイヤは、ホイールと一緒に購入したのでお店で取り付けた物を使ってました。
2セット目でチューブレスタイヤを 初めて自分自身で交換した時の事です。
タイヤとホイールの隙間からの空気漏れでは無く タイヤのロゴが印刷している側面から
全周に渡ってふつふつと空気漏れが発生した事がありました。

自分自身での初めての交換だったので、かなり強引にはめ込んだのでチューブレスタイヤ内側の
シールを傷つけてしまったと思い嘆いていたのですが・・・

気持ちを切り替えて
傷つけてしまった物はしょうが無い 次回3セット目の時は失敗しないようにと
練習をしようと思い、何度か付け外しの練習をしていたら・・・

シーラント材を入れていないのに ピタッと空気漏れが止まったのでした。
原因は、タイヤのビートがホイールの定位置にしっかりと はまり込んでいないことが原因かな
( チューブレスタイヤの交換方法1 (準備編) の赤マーカーの部分 )
と後から予想はしていたのですが!
いまいち確証が無かったのでブログとして書くことが出来ていませんでした。

数ヶ月前 何気なくネットを巡っていたら Y's Road 志木店 のブログに巡り会い
予想は間違っていないことが分かりました。

  Y's Road 志木店 のブログ 「 チューブレスで 微妙な空気漏れに悩むアナタ様へ 」

が とても参考になったので紹介させて頂きます。

 


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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど! (MASA)
2012-01-28 11:27:40
はじめまして。
ブログ村の新着画像から来ました。

「バルブのゴム部分とリムの間にしっかりとビートが落ちていることを確認して下さい。この確認は、重要です。」
これですね!
外側からはまさかビードがゴムに乗っているとはわかりませんものね。
私は、7850SLを何年も愛用しているのですが、前々回は石鹸水+フロアポンプで簡単にビードが上がったのに、前回は前後輪ともまったくダメで、CO2ボンベでビードを上げてしまいました。
リムが均等に上がるかは運次第なので使いたくなかったのですが。。。
あと、ビードワックスなら、石鹸水でカーペットを汚す恐れもなく部屋で作業できてよさそうですね。
ちなみにタイヤは、後輪は買い置きしていたヒュージョン3、前輪は新しく出たIRCのフォーミュラプロチューブレスライトです。このタイヤの軽さは圧倒的ですし、ヒュージョン3よりゴムが柔らかくしなやかです。
次回はこの注意点を覚えておこうと思いますが、ヒュージョン3は全然減らないのでタイヤ交換は1年以上先だと思います(笑)
貴重な情報ありがとうございました。
返信する
ご訪問・コメントありがとうございます。 (のだうんじ)
2012-01-30 09:40:32
MASAさん
初めまして!

私は、タイヤメーカーでも プロ整備士でもないのに 言い切ってますね m(_ _)m
たくさん在る 素人の情報の一つとして発信させて頂きました。


> 新しく出たIRCのフォーミュラプロチューブレスライト

すごく、気になっている1本なのですが…
3セットで 3年目のチューブレス 今まで パンク経験が無いのですが
心配性で fusion3の買い置きが2本 在るんです

機会があれば 試してみようと思います。
返信する
Unknown (MASA)
2012-02-11 18:23:32
いえいえ。生の情報貴重です!
私もチューブレスでのパンク経験は一回だけです。
fusion3は減らないし、グリップも申し分ないいいタイヤですよね。多少重量がある以外の欠点はないと思っています。
返信する
助かったぁ! (なべ)
2012-10-24 15:25:53
MASAさん
はじめまして、Googleの検索で当サイトに来ました。
新しく購入したMichelin Wild Rock'R Advancedのビードが上がらず
Co2ボンベでもNgで困って検索した際にたどり着きました。
7,の2枚目の写真の状態になっていました。
バルブ付近のビードを落としなおしてチャレンジしたところ、無事に
ビードが上がってくれました。
分かり易い解説を有難うございました。
返信する
ご訪問・コメントありがとうございます。 (のだうんじ (管理人))
2012-10-24 18:00:31
なべさん
管理人の「のだうんじ」です。
MTBのタイヤでもロード用と同じなんですね!
お役に立てたようで良かったです。
返信する
Unknown (匿名)
2013-06-08 13:47:12
通りすがりのものですが、このブログのおかげで空気を入れることができました。(^O^)
ありがとうございます^o^
返信する
感謝! (roubaix566)
2014-02-19 23:13:07
ホイールをWH-6700からWH-9000に換えたのですが、リム幅が広くなったのとタイヤ自体が6700に馴染んでしまったせいか、スカスカで空気が全く葉入らずに困っとりました。Co2ボンベでばっちりです。ありがとうございました。
返信する
Unknown (Unknown)
2015-04-08 10:50:35
ありがとうございます!
チューブレスの空気が入らないで巡ってたらここに来ました。

ブログにある
チューブレスタイヤに 空気が入らない場合は ここをチェックする!

で、無事空気が入りました。
ボンベを使ったり、石鹸水をバンバン掛け出来なく、半ベソのところで本当に助かりました。
私はIRCを購入しましたが何故この様な大切な事を伝えてくれないのでしょうか。
半ベソの時は、損した気持ちでIRCを恨みました。

とても大切な事を伝えくれて
大変助かりました。
本当にありがとうございます。
返信する
チューブレスタイヤのメンテナンス (yossyhigaki)
2019-08-24 11:06:15
家庭菜園とサイクリングをたしなんでいる愛媛のシニアです。
私が今年二月に購入した二代目のバイクが初体験のチューブレスのため、困っていましたが、貴ブログを拝見し、大変、参考になりました。
また、ルートラボに乗せて下さっているコースも、今後、私にとっても参考になるでしょう。

ちなみに私は過去3~4年くらいの経験しかありませんが、合間を見て愛媛の各地を楽しんでいますので、当地に来られたら、あまり参考にならないかもしれませんが、ルートラボ(2020年3月まで)の「ルートを見る」の検索キーワード欄に「yossyh」で検索してみていただければ、幸いです。
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