モスラ

今朝、会社に到着するなり


「玄関に蛾が卵を産んでる！」と報告してきた男がいた。

余談だが、あたしは彼のことをヤギと呼んでいる。
なぜならば返事が「め～」と聞こえるからだ。

　私「え～！処理してよ～」
ヤギ「嫌でよ！気持ち悪い」
　私「処理してよ～！！！」
ヤギ「絶対イヤ！」

・・・・

「（足のにおいをかいでほしい上司に）蛾が卵を産んでるらしく、処理してくれないので処理してください！」と詰め寄ると
「わし、これから協議に行くから！」と足早に去っていった。

しばらくして、またしてもヤギが蛾の事を口にした。

処理できないのなら口にするな！とフツフツとあたしの怒りは湧き上がってきた。

ここで、再度

　私「ちょと、ホンマに処理してよ！」
ヤギ「イヤでよ～」

プチ！！

　私「もうお前に頼むか！！！！！」
ヤギ「病気になりそうやもん。」
　私「もうええ！！！自分で処理する」

ヤギはあたしの怒りにおののいたのか

「ほうき、どこにあるんかなぁ・・・？」と恐る恐る聞いてくる。

それもまたムカつく！

「もう結構です！！！！あたし、自分で処理しますから！！！」

ヤギは自分の手を汚さず、他の社員に
「ほら、あそこに蛾が卵を産んでいる！」と報告・・
あたしはそれを見て怒りマックス！

「いいですから！！あたしが処理します！」

とほうき片手に力任せに
バシッ！！

が、しかぁし！！！
なかなか死体にならない・・・
くっそ～、ここで殺さねばヤギに何を言われるか！
ビシッ、バシッ！！！！

・・・ご臨終！（アーメン）

ふぅ、あとは卵だな。と見ると
蛾の卵はなんとも不気味！緑色の粒粒ではないか！

しかし、横で何もせずに眺めているヤギに女の意地を見せ付けるため

バシ！と一撃！ふん。こんなもんよ。（はじめから自分でしろって？）

ヤギ「すごいな～！」
　私「この、役立たずが！！！！！」
ヤギ「おこるなよ～」
　私「うるさ～～～～い！」

と怒りつつも蛾を退治したのだ。

やれやれ。
ったく役立たずなヤギめ！

どいつもこいつも、全く役に立たない男共めっ！！！！