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自転車ロードレースやロングライドの話題が中心です。
脊椎関節炎と付き合いながら生活しています。

第2回ニセコクラシック 70km (S3)

2015-07-14 13:04:11 | 自転車

第2回ニセコクラシックに出場しました。
結果は「総合-70位」、「年代別-22位」、「S3-19位」でした。

※年代別は40歳代に分類されていましたので、現時点での年齢ではなく、1月1日の年齢なのかもしれません。

春先からコンディションが上げられず、完走すらあやしい状態での出走でしたが、なんとか完走できました。
タイムは去年の方が速くて、「2:23:32」、今年は「2:27:38」でしたので、やはりコンディションは去年と同レベルにまでは戻っていなかったようです。気温が高かったというのも影響したのかもしれませんが、ゴール後のおしっこの出方からすると去年の方が脱水していました。今回は経口補給水のジェルを背中ポケットに2つ忍ばせて、そのうち1つは飲み切りましたので、これの効果があったのかもしれません。

当日は朝4:00に起床し、5:00少し前に出発しました。
比羅夫には6:30頃には到着し、140kmコースの皆さんがスタートラインに並ぶのと、ほぼ同じくらいの時間に蘭越に向けて自走出発しました。
ミルク工房の少し下の道を進み、つきあたりを右折して少し坂を登った後は、5号線までずっと下りでした。脚を削られることもなく40分と少しで会場に到着し、無事に受付終了。

トイレに行ったり、知り合いと話していたらスタート位置に並ぶということで、カテゴリー別に分かれることもなく、選手たちが続々とスタートラインに並びました。
今回は、本州からの参加者も多く、70kmコースでは、200名以上の選手たちが出場していたようです。
自分は、だいたい真ん中あたりより少し前の位置からのスタート。

スタートは、去年同様に最初の坂の頂上付近までの3kmくらいはパレード走行。
パレード走行の時点で、既に選手達の意識は前へ前へとピリピリした雰囲気が漂っていました。140kmコースの進捗によっては坂の上で一旦止められるというアナウンスもありましたが、結局、止められることもなく、何時リアルスタートがきられたのかわからないうちに、急激に集団がスピードアップしました。ここで置いていかれたら、先頭集団で走ることもなくレースが終わってしまうと感じ、けっこう頑張って前へ前へ出てゆき、先頭が見えたところで腰を落ち着けて様子をみることにしました。

去年は、ここで一気に前に出て15秒差をキープしたまま信号を右折してしばらく単独で逃げていたのですが、今回の集団のスピードは去年よりも速く、知り合いも近くに見つからなかったので、飛び出さずにいつでも先頭に出られる位置をキープして走りました。
それでも、我慢できなくて、何度か先頭に出てしまいました。
問題は、先頭に出て、先頭を交代した後です。うまく車列に戻ることができず、どんどん後ろに下がってゆくことが何度もありました。
先頭に出ようとして途中でやめて車列に戻ろうとした時も、なかなかうまく車列に戻ることができませんでした。そのため、長く一列に伸びた集団の右側にポツンと自分が位置するというダメダメな場面が何度もありました。
このあたりは、もっとコミュニケーションをとってゆかなければダメだと反省したところです。
それにしても、これだけ長く一列に伸びた車列を見たのは、初めてです。
本州からの参加者も多く、レース自体のレベルが上がったからなのだと思いますが、自分の経験不足が出てしまいました。

後半の登りに入ったら自分は遅れてしまうのがわかっていますので、前半になんとかレースを厳しくして、後続を振り落とすことを考えました。
そのためには、後ろに付ききれないくらいスピードを上げることが一番効果がありますので、少しスピードが落ち着いたなと感じた時には、積極的に前に出てスピードを上げることに専念しました。
先頭を牽いていた選手に声をかけて「もっとスピード上げるよ!」と伝えたときの「ええっ!」という声と困ったような表情には笑いました。

集団の人数が多くて、後ろの方までは見通せませんでしたが、35kmの平坦区間でも集団は割れていたようで、スピードアップした効果が出ていたのだと思います。
登りに入る前に位置を下げて、登ってゆく集団を見送りました。
登りに入ってから自分を抜いていった人は数えるくらいしかいませんでしたので、作戦は成功したと言ってよいでしょう。

2つめの登りに入って両足が攣った去年のレースを思い出し、登りに入ってからは無理をせず250W以下をこころがけて淡々と走りました。下りでも極力脚をとめて、2回目以降の登りに脚を溜める作戦でしたが、同じように同じ場所で攣ってしまい、温存作戦は意味がなかったようです。
しかし、収穫もありました。
それまで登りで踏みこんでいたペダリングを、軽いギアに変速してケイデンスを上げたとたんに攣ったのです。常盤から支笏湖へ走るときにも恵庭分岐を過ぎてからの登りで踏みこんで傾斜が緩くなったところでギアを軽くして脚を休めようとしたとたんに攣るという経験を何度もしていますので、踏みこんでいたところからギアを軽くしてケイデンスを上げることに脚攣りとの関係がありそうな気がしていますので、いろいろ調べてみようと思います。
攣ったまま脚を動かしていたため、ふくらはぎとお尻の少し下のあたりの筋肉痛が辛いです。サロベツまでに回復できるだろうか、少し不安です。

両足のふくらはぎと太腿裏側が攣ってしまい、痛みで踏みこめず、止まりそうになりましたが、なんとか痛みに耐えて脚の重さだけでペダルを降ろすことを繰り返して、なんとか頂上まで辿り着くことができきました。
この坂の途中で69歳の選手と話をする機会がありました。
この選手は59歳でエリートに昇格したということです。凄い事だと思います。あと9年後に、自分はエリートに上がるなんてまず無理だと思っています。
50歳になった今シーズンにがっくりと調子を落としている自分が恥ずかしく、あらたな挑戦意欲をもらった気がしています。

この後は、集団で車列を作るわけでもなく、淡々と単独走がゴールまで続きました。
3つ目の坂を登り切って、残り5kmになってからは前を追う気力もなく、ただゴールに向けて走りました。ゴンドラ坂に入ってからもスパートをかけているつもりでしたが、伸びは無く、さびしいゴールとなりました。

リザルトをみると完走しただけのつまらないレースだったように感じますが、レース中の平坦区間は、スピードが速くてとても楽しかったです。残念なのは、ゴール後にサイコンをストップした際に、セーブせずに電源を落としてしまったため、貴重なレース中のデータを失ってしまったことです。今回のように平地区間でのスピードが速いレースは経験したことがなかったので、ピークパワーを更新できていたかもしれず、とても残念に思います。
それにしても、登れないのはまったく改善されませんので、トレーニングがなにか間違っているのでしょう。すぐに解決できる問題ではなさそうですので、今シーズンが終わってからの重点課題とするかもしれません。

ところで、自分の筋肉のタイプに関する遺伝子検査の結果がニセコクラシックの直前に出ていました。予想通り、持久力はそこそこで、スピード・パワー系が強いという結果でした。子供の頃は常にリレー選手でしたし、持久走は嫌いだったので、検査結果は想定内でした。
問題は、「こういう筋肉である」ということがわかったことで、今後は自分はどういう自転車選手を目指すべきか?目標をどっちに向けようか、悩んでいるところです。
超短距離のモエレ沼TTに全てをかけるというやり方も面白そうですし、トレーニングによってはスプリントを残しつつ持久力をアップさせることもできなくはないようですので、もうちょっと登れるようになってロードレースでの上位を狙う方向性もありかなとも思います。しかし、スプリントのトレーニングを久しくやってこなかった脚で、いきなりTTに特化すると言ってもうまくはいかないでしょうし、ゴール前でのスプリントは全く伸びずにいつも沈んでしまうのは、筋肉の性質云々ではなく、走りのメリハリやレース運びがへたくそ過ぎるのでしょう。まだまだ学ぶべきことは多いですね。
この年齢になったら、なんでもかんでもというよりはなにかに特化する事がよいような気がしています。

そういえば、スタート前の会場で「ブログ読んでます」という方に声をかけていただきました。
僕と同じ怪我の経験者ということでした。
怪我に負けず、お互いに頑張りましょう!


コンディション その後

2015-07-05 07:00:00 | 自転車

4月からコンディションが低下して、道新杯では完走がやっと、藻岩は出ただけ、エンガルのクリテリウムは周回遅れ・・・今シーズンのここまでのレース成績は散々な結果でした。

やる気はあるのだけど、睡眠時間を削ってまでトレーニングしようというところまでの意志の強さはなく、朝練するわけでもなく、仕事が終わってから疲れた身体で1時間ローラを回すのがせいぜい。
休日くらいロングや坂を走って刺激を入れようと思っても、今シーズンは休日勤務が多く、なかなか屋外で走るチャンスも作れません。

そんな中、自分のトレーニングの中心である固定ローラー「仮想手稲山ヒルクライム」(Live Trainingを使用)のタイムが良い感じになってきています。
4月から6月中旬頃までは、30分を切ることすらできず、平均出力も240Wを割ってしまう始末でしたが、ここにきてようやく27分台、平均250Wが続けて出せるようになり、復調の兆しかもしれないと喜んでいます。

コンディションが上向いたことを確認するために、手稲山やサンパーク周回や支笏湖など走りたいのですが、休日は土日共に出勤で一日中椅子に座りっぱなし・・・。
このままでは約70kmも走るニセコクラシックとサロベツは完走できる気がしませんが、2週連続のレースを楽しんで走りたいと思います。


エンガル クリテリウム S3

2015-06-30 16:20:39 | 自転車

去年のエンガルは、3週間ほど前から原因不明の「下痢」に悩まされ、クリテリウムの出張直前までトイレと車を何度も往復し、脚に力が入りにくい状態での出走でしたが、周りの選手達に刺激されたのか、最終周回を除いて、先頭付近で走ることができました。
最終周回は、さすがに脚にきていたためヘアピンからの加速で遅れてしまい、3番手で走っていたはずなのに、次々と追い越され、ゴール直前でも捲くられるという散々な結果でした。

今シーズンは下痢こそなかったものの、4月からの体調不良が続いており、鍛えてきたはずのVO2Maxレベルでの走りが全く駄目な状態で、へピンからのダッシュがまったく効かず、球場裏で前に追いつくという去年の走りは再現できませんでした。その結果、向かい風のエリアで単独走が多くなり、ヘアピンまでに前に追いつきそうになりながら、ヘアピンでまた離されるという悪い展開に陥ってしまいました。

そもそも、スタート待ちで待機していたときは前から3列目だったのですが、ウインドブレーカーを車に置きに行ったほんの数十秒の間に車列が進んでしまい、いつのまにか最後尾になっていました。この狭いコースで最後尾からのスタートは、最初からハンデを背負ったのと同じことです。
それでも速い人は前に出てゆけますので、今回は自分に力がなかったということでしょう。

そんな中、レースは進んで3周目だったか4週目だったか、そろそろ先頭集団に追いつきそうだった周回に、球場裏を抜けてバックスタンド裏に入ったところで前を走っていた大学生がスリップ落車・・・衝突を避けるためにブレーキをかけて横に逃げたため大幅に減速し、離れてしまった先頭集団に追いつくことができず、以後の周回で、同じ場所でのスリップ落車が怖くなって、スピードを落とし過ぎたことも影響したのか、終盤で周回遅れになってしまいました。

周回遅れにされた先頭集団に必死に食らいつこうとしますが、まったくダメでした。
このときはっきりと理解しました。そもそもスタート位置とか、落車とか、そんなことは関係なく、今回の自分は「弱かった」ということがわかりました。
次のレースまでに、コンディションを上げられるように、なにかを変える必要があります。
休んでも回復する気がしません。疲労が原因ではないような気がします。

そういえば、嬉しかったことがありました。
去年のクリテリウムの動画を参考にした方が「おかげさまで完走できました。」と声をかけてくださったことです。名前を聞くのを忘れましたが、いつか同じレースで走りたいですね。


コンディションの調整

2015-06-01 13:06:55 | 自転車

今シーズンのトレーニングは、強度を上げることを意識していました。
去年までは登坂を除いて、ほぼTT的に走ることでコンディションを整えるのが自分のやり方でしたが、今年は時間と出力を決めてインターバル走を多くするように意識しました。
その出力設定が高過ぎたため、身体は徐々に疲弊してゆき回復が追いつかずにすっかりコンディションを落とし、長引く風邪もあいまって、恒例のLiveTrainingでのバーチャル手稲山での平均出力も20W落ちてしまいました。踏ん張ってパワーを出せないというか、パワーを出そうという気持ちが上がってこない感じです。

FTPを少しでも上昇させたいという意識と、Vo2Maxのトレーニング時間が足りていないという危機感が身体に無理をさせていたということでしょう。
もう一度、SSTから積み上げて、モエレ沼TTまでには去年と同等レベルのコンディションに戻せるよう調整を続けたいと考えています。

今シーズンの参加予定レースは以下のとおりです。

・道新杯 (終了)
・藻岩山ヒルクライム
・エンガル・サンロード クリテリウム(ロードは不参加)
・ニセコクラシック(70kmコース)
・サロベツ
・留萌ヒルクライムTT
・モエレ沼TT
・ツールド北海道TT
・ツールド北海道ロード


2015年 道新杯 S3

2015-05-12 12:37:58 | 自転車

今年も北海道の自転車レースシーズン開幕戦「道新杯」に参加させていただきました。
昨シーズンは、きじひき、ツールのクリテ、市民大会を除いてたくさんのレースに出走したため、ポイントもそこそこ溜まって「S3」に昇格しての初レースとなりました。

今シーズンは、バイク2台体制です。
1台は3年目のCervelo S5。
もう一台はMadoneを手放して入手したAvedio Venus01。
どちらも縦に硬いバイクです。

4月に入ってからなかなか自転車に乗る機会がなく、屋内ローラーもまともに乗れず、コンディションが上がらないままレースに臨むこととなり、完走すら危ういとドキドキしながらの参戦でした。
結果はなんとか完走を果たしたものの、心拍も上がらず、平均出力はいつものトレーニング程度(FTP領域)しか出せておらず、サイクリングのようなレースになってしまいました。

レースは、S3では落車DNFはなかったものの、4分の1くらいの人数がラップアウトでDNFとなる厳しいレースでした。
今回は、特に風が強く、時々突風が吹きつける天候コンディションであったため、横風と向かい風区間で集団から少し離れたときにぼやっとしていると、どんどん遅れて単独走行に近い状態となり、単独走行では脚を休める暇が無いため、どんどん脚を削られてゆくという展開でした。
ホームストレートを抜けて左に曲がってゆくあたりでは、横風が強く、何度も外側に吹っ飛ばされそうになり、車体をふらつかせてしまい迷惑をかけたと思います。Cerveloだったら横風に煽られてほんとうに吹っ飛んでいたかもしれません。

途中の周回では淡々と走り、裏側の登りのところで告げられる先頭との差が1週毎に5秒~10秒ずつ開いてゆくのをジリジリした気持ちで聞きながら、それでもそこから頑張ってなんとか追いつこうという気力もわき上がらず、周りに知った選手もいなくて協調体制も組めず、自分の順位が何位くらいなのかもわからず、ただ周回を重ねるだけでした。

ラスト2周で少しでも順位を上げようとがんばってみましたが、トレーニングしてきたはずのVO2MAX領域は長続きせず、ラストのスプリントも先行選手に追いつくことなく踏ん張り切れませんでした。ゴール後に息をするのも辛いくらいだった去年のレースと比べると、身体は楽だったのですが、なんともやりきれない気持ちでいっぱいでした。こんな気持ちは2013年のツールのロードレース2日目で大きく順位を落としてゴールしたとき以来です。自分の力不足を実感しました。

15:00までに会社に戻る必要があったため、参加予定だったオープンレースのスタート直前に会場を抜け出して出社しました。

会場では久しぶりに会う自転車仲間が輝いて見えました。
自分のなんと情けない事か...。
なんとかコンディションを上げて、少しでも上位に食い込めるよう頑張ります。
まだまだ諦めていません。