さようなら原発・町田の会

11月11日に結成となる、町田の脱原発の連絡会です。

福島第1原発:「最悪シナリオ」…防災指針、再考が必要 (毎日新聞の記事から)

2011-12-24 21:49:10 | 日記
この記事に注目! 

東京電力福島第1原発事故で明らかになった「最悪シナリオ」は、一カ所に複数の原子炉が立地したり、高所に使用済み核燃料プールを抱える構造上の弱点を改めて浮き彫りにした。チェルノブイリ原発事故の強制移住地域並みの汚染が半径170キロ圏内に広がるという試算は、内閣府原子力安全委員会が打ち出した、原子力防災区域の見直しにも疑問を投げかける内容だ。

 今回の事故では、次々に原子炉や燃料プールで問題が起こり、東電は対応に振り回された。政府は国際原子力機関(IAEA)へ提出した事故報告書で「一つの原子炉の事故進展が、隣接する原子炉の緊急時対応に影響を及ぼした」「使用済み核燃料プールは原子炉建屋上部にあり、(注水など)事故対応に困難が生じた」と分析、最も懸念された4号機の燃料プールには耐震補強工事をした。

 一方、住民の避難を巡っては、半径20キロ圏内が立ち入り禁止の「警戒区域」、20キロ圏外の線量が高い地域が「計画的避難区域」に指定され、原子力事故に備えておくべき地域として、施設から半径8~10キロ以内を「防災対策重点地域(EPZ)」と定めた従来の防災指針は事実上、機能しなかった。これを踏まえ、安全委は10月、原発から30キロ圏内を事故時に迅速な避難や屋内退避などを求める「緊急防護措置区域(UPZ)」とする指針改定案を示した。

 だが、「最悪シナリオ」に従えば、UPZでも足りないことになる。政府関係者は「こういうことを起こさせない前提で(シナリオを)作った」と強調するが、当時の菅直人首相は退任後のインタビューで「最悪の場合、避難対象は首都圏を含め3000万人。国として機能しなくなるかもしれないと思った」と証言している。

 現実的には半径170キロ圏内の防護対策や3000万人の避難などは極めて困難だ。原発事故がさらに深刻な事態に進んだ可能性がある以上、原子炉の集中立地や高所に燃料プールを備えた構造上の弊害、防災指針を考え直す必要がある。
                                  毎日新聞 2011年12月24日 15時01分

 

がれき受け入れについて医師の立場からの意見書

2011-12-24 00:08:51 | 日記

大阪府、大阪市に対して、がれき受け入れに対する意見書が出されています。ここには内部被曝の危険性が書かれており、首都圏でも大きな核種の放射性物質が降ってきている状況を考えると、ここで指摘されている危険性を私達も考えねばならないと思います。

 参考に読んでください。



 「がれき受け入れについて医師の立場からの意見書」


http://www.radiationdefense.jp/wp-content/uploads/2011/12/c1a973770ad3a28000054a899b4091a51.pdf