日本会議福岡

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FM-MiMiラジオ『日曜討論』番組視聴のお奨め

2006年03月03日 | 日曜討論

 毎週日曜日午前10時から12時30分までFM-MiMi『日曜討論』が生番組で放送されている。主催者は「FM-MiMi 日曜討論番組を支える会」(小菅亥三郎代表世話人)である。
 平成15年8月30日、女性センター・アミカスで本会主催による「『男女共同参画社会を考える』講演会」(講師:伊藤哲夫氏)を開催したことがきっかけで、当時福岡コミュニティ放送㈱の渕上当社長とのご縁が生まれ、同年10月5日より今日まで1回も途切れることなく2年半に亙って放送されてきた。既に番組の回数は120回を超えている。本会も、『日曜討論』の「国益を守り、真実を語り、誠心を尽くす」をモットーに「誇りある国をつくり、活力ある国民を育てる」との目的に賛同し、番組構成のための資料提供や出演者依頼に協力している。

 現在は第20回目のシリーズ(毎シリーズ6回で構成。今回は事情により5回で構成)を迎え、タイトルは「日本の安全保障を考える」である。今シリーズの担当者は、平成16年3月11日に本籍を日本の固有の領土・竹島に移して全国的に注目された濱口和久氏(防衛大学出身/日本政策研究センター研究員)である。今回のシリーズに安全保障が取り上げられたのは、それが我が国の国益を守る最重要の課題に他ならないからである。

  今年2月17日の産經新聞「正論」欄にクライン孝子氏が、「肝心な問題から目をそらす国会論戦」と題して次のような内容を記された。
《 年明け早々、日本にとってまことに嘆かわしく、由々しい事件が相次いだ。
 一つは、ヤマハ発動機が軍事転用可能な高性能無人ヘリコプターを中国に不正輸出し、外為法違反容疑で摘発された事件だ。
 相手には人民解放軍傘下の兵器メーカー「保利科技有限公司」(ポリテク社)も含まれている。しかも、中国側から事実上の工作資金として毎年三千万~五千万円が流れていたことも判明、日本の大手メーカーが、中国の対日工作に協力するという信じ難い事実が浮き彫りになった。
 ついで在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下の「在日本朝鮮人科学技術協会」(科協)に、陸上自衛隊の最新型地対空ミサイルシステムの機密情報が流れていた事件が明らかになり、さらには、大手メーカー「ミツトヨ」による中国やタイ、北朝鮮への核関連機器の不正輸出事件も明るみに出た。
 ところが何ということだろう。日本の国会は、この国の安全保障の根幹に関わる重大な問題には目もくれず、昨年より持ち越された耐震強度偽装問題、年明けとともに強制捜査が始まったライブドア事件、さらには米国産乳牛の再禁輸や防衛施設庁談合事件を「4点セット」として取り上げ、まるで天地がひっくり返らんばかりの大騒ぎをしている。
 
私など、当地ドイツから日本の国会におけるこの空虚な討論風景を眺めていると、いったい日本は、これで二十一世紀を生き抜くことができるのだろうか、もしかすると滅亡の運命をたどるのではないか、と少なからず心配になってくるのである。
   ‥‥(中略)‥‥
 これら一連の国際社会での動きは、日本の能天気な政治の現状とも微妙に重なり合う。実は日本は、自らが知らぬ間に米中の情報戦争に巻き込まれており、その渦中で一種の代理戦争を国内で演じさせられているのではないか。そんな気すらしてくる。
 日本の国の軍備は、予算ベースでも近代化レベルでも世界有数の位置にあり、アジアではトップクラスと聞く。それなのに、こと情報戦の世界では、攻守両面ともに他国に大きく遅れをとっている。まるで目隠しでジャングルを進むような暗然たる状況にある。何とかならないものか。いや、即刻何とか対策を講じなければ、この国の未来はないものと断言していい。

 これは、戦後我が国が軍事を否定的に捉え、自国の安全保障を他国に委ねてきた結果に他ならない。

 『日曜討論』の今シリーズ「日本の安全保障を考える」が、その任の万分の一をも担えるわけではないが、国民の一人としてこの問題を真剣に考え、呼びかけていくことは大切である。今回のシリーズの内容(予定)は、
 2月26日(日) 「竹島問題」 
 3月 5日(日) 「中国の脅威」 
 3月12日(日) 「日本国憲法と自衛隊①」
 3月19日(日) 「日本国憲法と自衛隊②」
 3月26日(日) 「タブーを斬る!『徴兵制等は必要か』」
である。関心や興味を持って戴ける方、ご意見のある方々は是非ご視聴願いたい。      
 ラジオでの聴取(FM 76.8MHz)はラジオ局(福岡市早良区百道)より半径25kmの範囲の方に限られるが、インターネットでは(http://www.fmmimi.com)、放送の時間帯なら国内外どこからでも受信できる。これまで番組へのメールやFAXは、県内は言うに及ばず宮崎、川崎、札幌から、また米国のフロリダからも届いた。同番組ではメールやFAXは随時紹介されるので、視聴に際しては是非ご意見やご感想をお寄せ願いたい。「国益」を論じ、対社会的に寄与できる番組が一つでも多くなることを願って、『日曜討論』番組を視聴し、内容に参加して戴ければ幸いである。  (勝)