山形市郊外ののどかな田園地帯に立地する日帰り温泉。百目鬼と書いて「どめき」と読むのだそうで、住所の山形市百目鬼からとったようだ。お化けの伝承でもあるのかもしれないし、唸るような音を意味する「轟=どめき」からかもしれない。
とても人気のようで結構な混みようである。駐車場はほぼ満車状態だった。券売機でお金を払い、受付の人に渡すと、「初めての方ですか?非常に濃い温泉なので長湯しないでください」とのこと。
内湯と露天にそれぞれ湯舟が 1 つずつあり、露天は 30 坪の広々とした露天風呂なので混み合っていても決して芋洗い状態にはならない。掛け流しで、淵からどんどん湯が溢れていくのが素晴らしい。湯は灰色がかった暗い青緑色に濁り、金気臭と潮の匂い、塩味、金気味が感じられた。内湯の方は露天に比べて熱めで透明度が高く、より新鮮な湯のようだ。確かに濃い湯で、長湯はできないが、3 分以上入らないようになどと注意書きまであるのは少々小うるさい。
湯に浸かっていると塀で見えないが、周りは黄金色に実った稲田と満開の蕎麦畑で実に美しい。涼むときに塀にもたれて景色を堪能させてもらった。
(2015 年 9 月)
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