鳥取市は、千代川による沖積平野に市域を展開している。1904 年、飲用井戸を掘ったところ温泉が湧き、現在は県庁所在地の街中に複数の温泉旅館や温泉銭湯が営業している。
浴室には内湯と露天が 1 つずつあり、いずれも自家源泉がかけ流しされている。源泉温度が高いため、夏場は加水しているとのことだが、掲示の通りであれば湧出量は 20 l/min と少ないので、冬場も加水しているかもしれない。やや白濁した湯で、塩味、鉄味、金属味が感じられた。
(2011 年 8 月)
◆源泉情報◆
源泉名:小銭屋 2 号泉
泉質:ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
湧出量:20 l/min
泉温:50.1℃
成分:pH7.1、溶存物質 4361 mg/kg、主要な成分は以下の通り(いずれも mg)。
ナトリウムイオン | 1259 | 硫酸イオン | 1366 |
カルシウムイオン | 108.1 | 塩化物イオン | 884.3 |
マグネシウムイオン | 12.5 | 炭酸水素イオン | 530.0 |
メタケイ酸 | 147.1 | メタホウ酸 | 32.4 |
分析日:2009 年 3 月 9 日
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