勝浦温泉は、紀伊半島の先端にも近い那智勝浦町の沿岸部に展開する温泉で、千葉県の勝浦と区別するためか南紀勝浦温泉とも呼ばれる。江戸時代後期にはすでに温泉が利用されていたそうで、熊野古道や那智の滝などの観光地にも近いことから、現在は近畿圏や中京圏からの観光客でにぎわう。
ホテル&レンタカー 660 は、JR 紀伊勝浦駅のすぐ近くにあり、レンタカー、宿泊、立寄り湯などのサービスを提供している。浴室には 6 人ほどが入れる湯舟が 1 つあり、おそらく自家源泉であろう玉乃湯が加水、加温で使用されている。オーバーフローはあり、表示でもかけ流しとのことであったが、吸い込み口もあった。これは加温のためだろうか。無色透明で、塩味のある湯であった。
(2016 年 9 月)
◆源泉情報◆
源泉名:玉乃湯
泉質:ナトリウム・カルシウム-硫酸塩泉
湧出量:142 l/min
泉温:30.5℃
成分:pH7.3、溶存物質 5584 mg/kg、主要な成分は以下の通り(いずれも mg、カッコ内はミリバル %)。
ナトリウムイオン | 1429 (65.48) | 塩化物イオン | 3066 (90.36) |
カルシウムイオン | 468.3 (24.62) | 硫酸イオン | 408.0 (8.88) |
マグネシウムイオン | 109.6 (9.50) | メタケイ酸 | 43.6 |
分析日:2009 年 11 月 10 日
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