入湯求湯巡礼行記

これまでに訪れた温泉を紹介します。
時代に逆行し、写真は基本的に載せません。
変換できない残念な名称のブログです…

行田・湯本天然温泉 茂美の湯 (埼玉県行田市) ★★★

2020-08-01 | 関東の温泉

利根川を挟んで群馬県と隣接する行田市は、秩父線と高崎線が通っており、高崎線から湘南新宿ラインが乗り入れているため、池袋や新宿まで 1 時間で行き来することができる。水攻めで有名な忍城跡などの史跡もあるが、市域の半分以上は利根川による沖積平野を利用した田畑であり、水攻めの堤防が決壊したのもうなずける。

茂美の湯は 2004 年に掘削された温泉で、現在は観劇や宿泊施設を併合した温泉施設になっている。浴場には広い湯船がいくつもあり、そのほとんどが掛け流し。うっすら褐色に色付く湯で、甘味があった。消毒のみあり。かけ流し量も多く、街中の温泉としてはかなり好感触であるのだが、上段の湯舟から溢れた湯が階段を伝い、下段の湯舟に入るのはちといただけないな。


(2015 年 10 月)


◆源泉情報◆
源泉名:茂美の湯
泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
湧出量:660 l/min
泉温:41.4℃
成分:pH7.8、溶存物質 1290 mg/kg、主要な成分は以下の通り(いずれも mg、カッコ内はミリバル %)。

ナトリウムイオン 338 (87.03) 炭酸水素イオン 643 (63.39)
カルシウムイオン 31.6 (9.34) 塩化物イオン 212 (36.06)
メタケイ酸 50.2 遊離二酸化炭素 19.8

分析日:2004 年 9 月 28 日


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