若かった
あの頃・・・
遠い未来が見えなくて
不安な夜を
過ごしたこともある
未来は 長く ぼんやりとして
行くべき道も 定まらず
それでも どこか
自由で 気ままだった
若さは
途方もない長さの未来に
惑わされ
それでも
支えられ
守られて
キラキラと 輝く
そのきらめきは
自分には
見えないけれど
自分では
気が付かないけれど
溢れるほどの
命の輝きなのだ
月日が 流れ・・
未来は 確実に
短くなっっていく
行くべき道を 歩いてきたのだろうか
正しい 選択だっただろうか・・
誰かのために
心を砕いて来れただろうか・・
振り返るとき
心に思い描いていた
あの頃の
見えない未来の
果てしなく続く長さが
懐かしく
愛しく
切ない
未来の長さは
限りがある
辿りついて
初めて気がつく
それまでの道のり
長い未来を
心のキャンバスに
自由に
思い描ける
若い時代は
ときに辛くとも
人生の
宝物なのだ・・
まだ
時間はあるよ
選べる道はあるよ
たくさんあるよ
逃げ出すことが
ときには
賢い 選択の時もあるよ
迷っても
だいじょうぶだよ
優しさを
持ち続ければ
誰かを 傷つけることは
愚かなことだと
孤独を 恐れて
誰かを 笑いものにすることは
かっこ悪い生き方だと
胸を張って言える
そんな時がくるよ
あなたの未来は
長いんだもの
まだまだ
これからだもの
end
きらいなひと・・・・
少ないほうが
人生は
幸せ
きらいなこと・・・・
少ないほうが
人生は
幸せ
憎しみの感情・・・
嫉妬の感情・・・
少ないほうが
人生は
幸せ
誰かの幸せを
願う力が
薄れてしまわぬよう
優しい感情が生まれ
思いやる感情が生まれ
心が 丸くなるよう
心が 柔らかくなるよう
好きなひとを
増やしていこう
好きなことを
増やしていこう
きらいなひと・・・・
少ないほうが
人生は
幸せ
人生一度きりだもの
きっと
楽しいだろう
みんな
いいところを
持っている
そう
みんな持っている
ありふれた暮らしの中で
見落としてしまうけれど
いいところに
気づいたほうが
人生は
豊かになる
暖かくなる
笑顔が
増えていく
なにより
自分を好きになれる
きらいなひと・・・
少ないほうが
人生は
幸せ
好きなひと・・
多いほうが
人生は
幸せ
end
気がついたんだ
古いものは
新しいってね
少し 埃を払って
少し 姿勢を正して
まっすぐに 見つめれば
古いものは
新しいものに なれるんだ
ほら
あの頃の 自分も
あの頃の あの人も
心の中の
新しい 世界で
生き生きと 暮らしてる
古いものは
新しいもの
いつだって
心の 持ちようで
鮮やかな 風景が
よみがえってくる
それは
忘れ去ることのない
かけがえのない
ひとりひとりの
人生そのもの
新しいものは
やがて
古くなり
愛しさの中で
生まれ変わり
再び
新しくなるのだ
古いものは
新しいもの
積み上げた歴史は
消えることはない
泣き笑いのあの日々は
かけがえのない
思い出
古いものも・・
新しいものも・・
色褪せることは
ないのだ。
end
桜は 見上げるほうがいい・・・
花びら透かして 空が広がる
花びら透かして 雲が流れる
桜は 見上げるほうがいい・・・
花びら透かして 星がまたたく
花びら透かして 月が微笑む
桜は 見上げるほうがいい・・・
花びらふわふわ 舞い降りる
あの日 ベッドの窓越しに
ピンクに染まる桜並木を
遠く 見下ろしながら
君が 小さくつぶやいた
もうあの場所を貴方と一緒に
歩けないのかな・・・・
僕は 言葉を返せずに
寂しげな横顔 見つめてた
あれは君が見た最後の桜だったね
ほら 今年の桜もきれいだよ
僕は 君と一緒に見上げてる
風に揺られて 花びらが
僕の手に ふわふわと舞い降りてくる
君の笑顔が よみがえる
桜は 見上げるほうがいい・・・
貴方と二人で 腕を組んで
桜は 見上げるほうがいい・・・
貴方と二人で 歩きましょう
君の声が 今・・・
確かに聞こえた・・・・・・・
end.
思いを 飲み込んで
がんばるひと
思いを 吐き出して
がんばるひと
どちらでも いいんだよ
思いを 飲み込んで
笑うひと
思いを 吐き出して
泣くひと
どちらでも いいんだよ
目指す場所は 同じ
心の 幸せだもの
思いを 飲み込んでも
思いを 吐き出しても
どちらでも いいんだよ
強さと 弱さ・・・・
生まれたときから
みんな
持っている
あの頃 よく我慢したな・・・
あの頃 泣いてばかりいたな・・
どちらも
いつか・・・
大切な 大切な
心のアルバムになる
end
あんなに 楽しかった・・・
だから 今は辛い
あんなに苦しかった・・・
だから 今は幸せ
振り子みたいに
心は ゆらゆら
大きく揺れるほど
喜びも
悲しみも
深いけれど
大きく揺れるほど
人は
強く
優しく
なっていく
振り子・・・
自分の意思とは
裏腹に
大きく揺れるときもある
それでも
必ず
又 幸せに向かって
振り子は
戻っていく
振り子・・・
生きてる限り
振り子・・・
生きてるからこそ
振り子は
動いているのだ
end
言葉に出せない
悲しみもある
言葉に出せない
苦しみもある
どうしようもなく
辛いときがある
ひとりぼっち・・
そんな瞬間もある
でも
明日はやってくる
今が どん底なら
やがて・・・・
二合目
そして・・・・
三合目
いつか
景色は広がり
優しい風が吹いてくる
あの頃を
振り返れる日が
やってくる
言葉に出せなかった
苦悶の日々を
言葉に出せる日が
きっと
やってくる
沈んだ思いを跳ね返す
しなやかな
心のバネは・・・
ちゃんと
誰にも備わっているのだから
もうすぐ・・・
あなたも
心のバネが
動き出すよ。
end
あなたが 生まれた日
あなたの うぶごえを
喜んだひとが いる
あなたの幸せを
願ったひとが いる
あなたに 未来を託した
ひとが いる
おぎゃ~と 生まれたあなた
小さな手と ちいさな足を
精一杯 動かして
人生を 歩き始めた
笑って 覗きこむ
お母さん
お父さん
おばあちゃん
おじいちゃん
お姉ちゃん
お兄ちゃん
その数が
多くても 少なくても
かまわない
誰かが きっと
喜んで くれたはず
おぎゃ~と 生まれたあなた
悲しいことが あっても
苦しいことが あっても
そのうぶごえを聞いて
幸せを 感じたひとが
必ず いたことを
どうか 忘れないで
歩いてみると
人生は 味が あるよ
涙が枯れるまで
悲しいときは
うんと泣いても
いいんだからね
山あり 谷あり
でも 乗り越えれば
なだらかな 草原も
見えてくる
そこに咲く花は
過去の悲しみも
過去の苦しみも
過去の悔しさも
栄養にして
愛らしく咲き誇るだろう
そんな日が 必ず やってくる
おぎゃ~と生まれたあなた
その うぶごえは
生きたいという
あなたの 強い意志
だから 歩いていこうね
いつだって
ひとりじゃないんだからね
見守ってくれるひとが
必ず いるんだからね
end
街の 灯り・・・
なんでもない 風景
その ひとつひとつに
人生がある
今年は
見慣れた風景が
ありふれた毎日が
どんなに大切なものか
身に沁みる
そんな年だった
消えてしまった 灯りを
もう一度
取り戻そうと
頑張ってる人たちが
たくさんいる
2011年。
過ぎ去ろうとしている
この年を
強く 深く
心に刻んで・・・。
end
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
拙いブログをいつも読んでくださり
ありがとうございます。
日本中のあちこちに
ステキな友だちができたことに感謝です。
皆様にとって
来年が 穏やかな
いい年でありますように。
来年もよろしくお願いします。
長崎沙織 & トメ。
この一年
いくつ ため息を
ついたかな
数えてみると
きりがない
仕事で
ミスったこともある
お世話になった人との
別れもあった
忙しさに
ついていけない
いらだちもあった
やる気のない自分自身に
ガッカリすることもあった
人生の折り返しを
とっくに過ぎて
ふと気がつけば
忍び寄る老いと
戦っている
空を見上げ
星を数え
ため息をついている
それでも・・・
ため息は
明日を待つ
心の叫びなのだ
幸せを 求めている
証しなのだ
弱い自分への
叱咤激励なのだ
もっと強くなりたいという
願いの裏返しなのだ
ため息をついて・・・
悲しみや
不安や
苦しみを
フ~っと
吐き出して
心を 軽くして
新しい
年に向かって
又 歩き出そう
落ち込んだ心を
救ってくれた
一年間のため息に
・・・・・ありがとう。
end
分かれ道・・・・
どちらを 選んでいても
何一つ後悔しない
そんな道は ないだろう
幸せを 手にするために
背伸びしたぶん
誰かの心を
悲しませていることだってある
ハッピーエンドの恋だって
誰かの片思いを
終わらせる瞬間かもしれない
傷つけながら
傷つきながら
それでも
人は 生きてゆく
正しいと思った方向へ・・・
時には
逃げ出したいと思った方向へ・・・
ためらいと
ため息が
心を支配することがあっても
分かれ道で 立ち止まり
分かれ道で 涙し
分かれ道で 決断し
やがて 人は
歩き始める
何のためだろう・・
そんな不安が沸き起こっても
毎日の
ささやかな喜びがあれば
人は
生きていけるのだ
どこまでも広がる 空の青さ
流れ行く 雲の白さ
三日月の 透き通る輝き
オレンジ色の 夕陽
またたく 星たち
風に揺れる 木々のざわめき
小鳥の さえずり
揺れる 木漏れ日
きらめく 川の流れ
そして
思い出を 抱きしめることも
愛しい人を 想うことも
生きていればこそ
味わえる 感動なのだ
分かれ道・・・・
幾たびか
誰にも訪れる
人生の岐路
どちらを 選んでも
100パーセント正解の
答えなんてないのだろう
ただ
精一杯 迷って
精一杯の 思いで
選んだ道を
ひたすらに
たゆまぬ努力で
歩んでゆけば
いつの間にか
新しい道が開け
新しい喜びが生まれ
見過ごしていた景色や
見過ごしていた人たちの
穏やかなぬくもりに
癒され
選ばなかった道を
悔しむ日々は
薄らいでゆくだろう
分かれ道・・・
自分だけの心の葛藤
乗り越えて
決断をしたとき
人は強くなり
そして
優しさを 身につける
人の心の深さが
少しずつ
見えるようになる
まっすぐな道なんて
誰にも・・・ない
誰かと全く同じ道なんて
ひとつも・・・ないのだ
だからこそ
ひとりひとりの
人生は
際立っていて
美しい。
end
あなたが
最後の力をこめて
振り下ろした
心の刃・・・・
彼らの心に
グサリと突き刺さって
痛みを感じているだろう
彼らは
その痛みを
ずっと抱えて
人生を送っていくのだ
ほんの遊びだったとは
言わせないよ
からかい半分だったとは
言わせないよ
どうしようもない心の痛みを
あなたは
命を賭けて
訴えた
苦しみが
どれほどのものだったかを
あなたは
命を賭けて
訴えた
彼らに通じない憤りと悲しみを
どうしても
どうしても
どうしても
伝えたかったんだね
辛かったね・・・・
彼らが
どんなに平静を装い
責任のがれをしたって
隠そうとしたって
彼らの心の奥底に
深く突き刺さった
心の刃は
キリキリと キリキリと
どこまでも
いつまでも
絶え間なく
残っていくだろう
彼らが 決して
同じあやまちを
起こさないように・・
でもね
ひとつだけ
あなたに
言いたかったな
まともな心を持たない
彼らなんて
くそくらえっ!なんだよ
彼らは
人間のクズなんだよ!
でも だからこそ
あなたは
苦しんだんだね
あなたの歩むはずだった
未来の人生・・
あなたへの無償の愛を
注ぎ続けてきた
あなたの家族や
ほんとの友達が
今は とっても辛いだろうけど
きっと
あなたの分まで
前を向いて
しっかりと
生きていくよ
それが あなたの
望みだと思うから
星になった あなた・・
あなたの大好きだった人たちを
見守っていてよね
あの空の上からね
ずっとずっとね
お願いだよ。
約束だよ。
end
気まずい気持ちで
別れたひと・・・・
欠点ばかりを
探し出して
いいところなんて
見ようとしなかった
あの頃・・・
いつか どこかで
会える日が来れば
「元気だった?」って
笑い合えるといいね
追いかけたけれど
離れていったひと・・・・
悪いのは あなた
そう言い聞かせて
自分の悲しみに
ピリオドを打った
いつか どこかで
会える日が来れば
「久しぶりね」って
握手できたら いいね
お互いに
少し成長して・・
お互いに
苦い味も知って・・
お互いに
悲しみを乗り越えて・・
いつか どこかで
会える日が来れば
「懐かしいね」って
肩を抱き合って
あの頃に
帰りましょう
あなたの知らない あれからの私と
私の知らない あれからのあなた
たくさん たくさん
お喋りしましょう
流れゆく時間は
尖った心さえ
ゆっくりとやわらげ
わだかまりも
悔しさも
憎しみさえも
懐かしさに変えてくれる
いつかどこかで・・・・
人は
誰かへのそんな思いを
そっと心の奥に抱きしめて
生きているのだろう
end
あなたを 必要としてる人が
一人でもいれば
生きる 意味がある
あなたを 大好きな人が
一人でもいれば
生きる 価値がある
あなたを 心配する人が
一人でもいれば
生きる 理由がある
あなたを 心のよりどころに
暮らしてる人だっている
遠く 離れていても
すぐ 近くにいても
きっと毎日
心に刻み込まれた愛しさを
指でなぞり
涙して・・・・
それでも
今日は 訪れ
明日は やってくる
そして いつか
時の流れの中で
笑える時間が
少しずつ増えて
かけがえのない思い出を
未来への勇気に
変えられる日が
きっと やってくる
そう・・
必ず やってくる
あなたを 思う人たちが
その日を
ゆっくりと
待っているよ
end
喫茶店で
ショパンの「別れの曲」が
流れていた
別れることに
いつの間にか
慣れてしまった心に
突然
あの頃の涙が
蘇ってくる
あの頃の涙と同じように
ポロポロと頬をつたった
外は霧雨・・・・・
時が過ぎれば
悲しんだ自分さえ
受け入れられる
そんな強さを
いつの間にか
身につけて
日々は過ぎてゆく
それでも 時々
心の奥の奥の悲しみが
込み上げることがある
やわらかな旋律
「別れの曲」・・・・
気が付けば
雨はやんで
表通りには
笑いながら歩く
若者たち
又 今日が始まる・・
誰のものでもない・・
自分の今日が・・
元気を出して
もう少し・・・
歩いていこう。
end