かかえきれない荷物なら
ちょっとここらで
一休み
誰も責めたりしないだろ
かかえきれない荷物なら
ちょっとここらで
一休み
木陰を探して寝転んで
流れる雲を
追いかけよう
かかえきれない荷物なら
少しは誰かの手を借りて
上手な持ち方覚えよう
かかえきれない荷物には
いろんな思いが詰まってて
時には痛みが突き刺さり
声あげ泣きたくなるだろう
かかえきれない荷物には
捨てられないものあるけれど
誰かと一緒に持ったらば
心が軽くなるだろう
誰もが荷物をかかえてる
見えない荷物をかかえてる
かかえきれない荷物なら
ちょっとここらで
一休み
誰も責めたりしないだろ
end
あなたは いつも 動いていた
あなたは いつも キラキラしてた
あなたは いつも 忙しげだった
あなたは どこか 孤独だった
あなたは
捕まえようとすれば逃げていく
形のない憧れだった
あなたに出会って
たくさん 学び
たくさん 知った
人は
人と生きて
人生がある
賑やかな街も
触れ合う人がいて
大切な 人がいて
初めて
心に光が灯る
遠くなった あなたは
不思議に
ふるさとのように
懐かしい
ありかとう・・ 東京
ありがとう・・巡り会えた人たち
end
誰だって
欲しいのだ
行く場所を
行く場所を
なくせば
じっと 一人
膝をかかえ
時間の過ぎるのを
待つしかない
誰だって
欲しいのだ
帰る場所を
帰る場所を
なくせば
じっと一人
暗い夜に
佇むしかない
行く場所・・・
帰る場所・・・
人は いつも
それを求めて
長い 長い道を
歩き続ける
行く場所にある
希望
帰る場所にある
安らぎ
人は ただ
それを求めて
長い 長い道を
歩き続ける
行く場所は
心の中にある
帰る場所も
心の中にある
心を開けば
きっと
見つかる
立ち止まり
振り返り
涙あふれる
日々があっても
行く場所・・・
帰る場所・・・
思い出の中にも
その場所は・・・・
ちゃんと ある
だから
また
歩いていける
end
自転車のペダルが
夕暮れの街で
キュンと 聞こえる
子供たちは
未来へと踏み出し
若者は
明日へと踏み出し
大人たちは
暮らしを踏み込み
老人は
思い出を踏み込む
夕暮れに染まる街で
あちこちから
自転車のペダルが
キュン と 聞こえる
end
昨日の涙を
手のひらにのせて
そっと息を吹きかけたら
朝日に溶けていく
悲しみは
忘れなくていい
抱きしめて
あたためて
共に歩いてゆくもの
それは
生きてきた
証し
乗り越えた
自信になる
昨日の涙を
手のひらにのせて
そっと息を吹きかけたら
虹が 見える
新しい一日が
始まる
end
散りゆく 春に
足を 止め
散りゆく 春を
眺めれば
未来に 思いを
馳せる人・・・
過去に 思いを
馳せる人・・・・
散りゆく 春は
いとしくて
遥かな 空は
まぶしくて
散りゆく 春は
それぞれの
想いをのせて
過ぎていく
end
風のあとで
吹く風は
やさしい香りが 残ってる
風のあとで
吹く風は
涙も少し 残ってる
風のあとで
吹く風は
思い出少し 残ってる
風のあとで
吹く風は
希望を少し 連れてくる
風のあとで
吹く風は
未来を少し 連れてくる
風のあとで
吹く風は
愛しい気持ちを 連れてくる
風のあとで
吹く風は
明日もあるよと 過ぎていく
end
プラスと
マイナス
喜びと
悲しみ
平和な季節は
突然の嵐に吹き消され
涙することもある
誰もが
笑顔の毎日を
望んでいる
それでも
時に
どうしようもない
不安と
抑えきれない
悲しみを抱え
人生の真ん中で
立ち尽くす
そんなときは・・・
無心に
歩こう
青空の下を
いつも一緒にいてくれる
自分の影に
手を振ろう
無心に
歩こう
星空の下を
いつも寄り添ってくれている
自分の影に
手を振ろう
今を 確かに生きている
自分の影に
手を振ろう
明日又ね と
手を振ろう
end
あなたは Tシャツ
わたしは ゆかた
夏祭りは もう始まってるよ
急がなきゃ 急がなきゃ
いつものジーンズなら
10分も歩けば
到着の広場なのに
おろしたての
ゆかたと下駄じゃ
歩幅が小さくなっちゃうよ
あなたの腕につかまりながら
チョコチョコチョコチョコ
これじゃまるで
歩き始めの小さな子みたいだって
横であなたが笑う
この恋も
歩き始めたばかりだから
赤いはな緒の
下駄みたいに
チョコチョコ ドキドキ
してるんだもの
夏祭りの広場は
きらきら賑やか
子供たちの笑い声
熱気が満開
今夜はうちわで
天然の風を楽しもう
もうすっかり
日の暮れた夜空には
金色の三日月
ちょっとあの月に乗って
ゆかた姿の
記念写真を一枚
撮りたい気分
もちろんあなたも
並んでね
ゆかたで夏祭り
あなたの
オッ!て表情が
見たかったんだ
だって女の子だもん
いつもと違う
今夜のデート
今年の夏の
一番の思い出に
なりますように・・・
end
しあわせ?
自分に問いかける
どうかな・・・
いつの間にか
誰かと・・
比べてる
あふれる
情報と・・
比べてる
足りないものを
数え始めれば
しあわせは
遠くにしかない
生まれながらに
恵まれたひと
生まれながらに
ハンディを背負ったひと
努力では
変えられないこともある
しあわせは
誰かと比べることではなく
そのとき そのときの
自分の
せいいっぱい
その決断が
ときに
少しの後悔を
連れてきたとしても
しあわせは
そのとき そのときの
自分の
せいいっぱいの
積み重ねなのだ
しあわせ?
自分に問いかける
今を せいいっぱい
生きているよ
誰かと
比べなくてもいいよね
だから
私は しあわせ
そう 答えよう。
end
もっと
やれるはず・・・
背中を押す
自分と
もう
だめかも・・・
あきらめる
自分
みんな
いつも
迷いながら
生きている
ああすれば よかった・・
あれで よかったのだ・・
みんな
いつも
迷いながら
生きている
誰かを 責めたり・・・
そんな
自分を 責めたり・・・
みんな
いつも
迷いながら
生きている
泣いてみたり
笑ってみたり
みんな
いつも
迷いながら
生きている
平和なときは
もっと高みへと
心は 急ぎ
不安なときは
なんでもない
平和を 望み
みんな
いつも
迷いながら
生きている
迷うことは
幸せになりたいという
心の叫び
みんな
いつも
迷いながら
人知れず
泣きながら
時には
作り笑顔で
時には
深い孤独の海で
それでも
いつか・・を信じて
生きている
時が過ぎれば
厚い雲間から
光りは
降り注ぎ
誰かを許す 自分と
自分を許す 自分に
巡り合う・・・
迷いのない
幸福を求めて
みんな
懸命に
生きているのだろう
end
耳をすますと・・・
冬の公園で
カサコソと
話し声が聞こえる
枯れ葉たちが
おしゃべりしている
又 会えたね
ほら 見てごらんよ
さっきまで
ぼくたち
あんなに高いところに
いたんだよ
風が強かったから
離ればなれになるかと
思ったけど
土のうえでも
一緒になれたね
春に生まれ
風にそよぎ
夏の日差しを浴びて
どっちが大きくなれるか
競争したね
一緒に
秋の夕日を眺めたね
きれいだったな~
・・・冬がやってきたよ
さよならだね
仲良くしてくれて
ありがとう
ぼくらは
土に帰るんだ
生まれ変わって
又 春に会おうね
今度は もっと
空が近くなるよ
耳をすますと・・・・
冬の公園で
カサコソと
話し声が聞こえる
枯れ葉たちが
おしゃべりしている
end
望んだ わけじゃない
願った わけじゃない
それでも 人は
心の尾根を
歩かなければ
ならないときが ある
細く 険しく
果てしなく続く
心の尾根
過去と 未来の
真ん中で
悲しみよりも 強い
痛みを 抱えて
心の尾根を
歩かなければ
ならないときが ある
絶望という風が
吹き荒れて
倒れそうになるだろう
それでも
一歩
一歩
もう一歩・・・
もう一歩・・・・
歩き続ければ
道は 少しづつ
広がっていく
時には
誰かの優しさに
もたれて
時には
自分の強さを
信じて
足元には
明日という
小さな花が 咲く
その 可憐さに
心洗われ
励まされ
吹く風は
穏やかになる
心の尾根を
歩いた日々が
人生の
宝物に なる
そう・・・
いつの日か
きっと・・・。
end
未来を 抱いて
生きる 子ども
思い出を 抱いて
生きる 大人
同じ 時代を
違う 速さで
生きている
不安を 抱えて
生きる 若者
孤独を 抱えて
生きる 老人
同じ 時代を
違う 重さで
生きている
それでも・・
幾万年と
時が流れれば
みんな
20世紀と
21世紀を
共に懸命に生き抜いた
地球の人々
自転車を漕ぐ 少年も
手押し車を押す 老人も
無垢の笑顔の 赤ちゃんも
急ぎ足のサラリーマンも
お喋りしながら歩く少女たちも
地球の長い歴史の
ほんの一瞬の
奇跡の出会いの中で
暮らしている
そう・・・・
みんな
つながってる
声を掛け合えば
なおさら
つながりは
広がって
悩みも
悲しみも
苦しみも
癒され
暖かな 気持ちに満たされ
笑顔が生まれる
そして
ひとりひとりの
人生の軌跡は
どんなに ささやかでも
宇宙のアルバムの中で
キラキラと
永遠に
輝き続けるのだろう
end
ほら
あの人 大変ね
うわさ話に 花が咲く
でもね
大変なことと
不幸せなことは
イコールじゃ ないんだよね
病気や 怪我や
思いがけない出来事・・・
大変でも
人って 時を道しるべにして
乗り越えていくんだよね
そして
幸せを ちゃんと見つける
生きがいを ちゃんと見つける
大変は
自分が大きく変われる
きっかけになることもあるんだもの
気づかなかった
優しさや
気づかなかった
愛しさや
気づかなかった
弱さや
気づかなかった
強さを
改めて感じることだって
あるもの
あの人 大変ね
うわさ話は
うわさだけ
ほんとの幸せは
あの人自身が
感じるもの
あの人だけが
知っている
end