早稲田に多浪しました--元浪人による受験体験記です。

二浪計画で早稲田に受かるはずが――予想外の「三浪へ」。
現実は甘くないっすね。

コメントへのお答え―失敗の重要性

2006年10月30日 | 各論
 ぴゅうさんへ

 コメントありがとうございます。
 私も東進でしたが、長文に関しては永田先生が他の講師の数倍いいと感じました。永田先生は理論派で、文法の授業が有名ですが、長文の理論も完璧です。
 永田先生の長文の講義は、英語というよりは、思考訓練の授業という感じでした。永田先生は今も東進にいるはずです。検討されてみては?
 また、自主学習がいいかどうか、についてですが、もし、今のぴゅうさんに、問題を「解こうとする力」があるとするなら、長文の講義を切って独自に問題を解きまくるのも手です。

 失敗というものは、以外な発見をもたらしてくれます。
 たとえば私の場合は、長文読解で単語の読み間違いをすることが多いのに気付きました。たとえば、「vocation」と「vacation」などです。
 それぞれ意味は、「職業」と「休日」であり、この両者の読み間違いは致命傷になります。
 もし、「自分は単語の読み間違いが多い」とあらかじめ知っていたら、たとえまた読み間違えても、すぐに修正できるようになります。
 こういうことは、失敗しないと気付かないことです。
 また、参考書で学んだ理論も、自分で失敗してはじめて身に付くものです。たとえば、「振り込め詐欺に注意しよう」とメディアでさんざん言われているのに、それでもだまされてしまう人がいるのは、ただ言われただけでは理解できない弱さが人間にはあることを示しています。
 ですから、問題演習は大事です。失敗の数が多ければ多いほど有利になります。
 
 さて、もし「解こうとする力」がないなら…
 これはかなり厳しいです。闇雲に長文を解いても無駄になります。なぜなら、そこで経験する失敗は、意味のない失敗だからです。ワケも分からずに選んだ選択肢が不正解だったとして、それに何の意味があるでしょうか?次につながる発見があるでしょうか?
 ですから、解こうとする力がないなら、参考書か、講義か、どちら一方に絞って集中的に学び、一日も早く問題演習できる時期に行けるようにしなければなりません。

 いずれにしても、大事な時期ですので、いったん決めたら迷いなく、突き進んでください。この時期からは、もう迷いは許されません。