ムツ兄の、てげてげ人生日記

シマッチュ(奄美人)のムツ兄が、奄美での「テゲテゲ」(気まま)な暮しを記します。

アマデウス・ディレクターズカット

2005年06月28日 19時00分00秒 | 映画
今日は、『アマデウス・ディレクターズカット』を観ました。通常版を観ていたはずなのですが、初めて観るような感じでした。

ストーリーは、1823年11月のある晩、ウィーンの街でひとりの老人が発狂して自殺を図り、病院へ運ばれた。この老人は、かつてウィーンで最も尊敬された宮廷音楽家、アントニオ・サリエリ。数週間後、サリエリの告白を聞くために若年の神父・フォーグラーが病室を訪れた。やがて、サリエリの回想が始まった…。イタリアに生まれたサリエリは、作曲家として優れた才能を持っていた。やがて音楽の都ウィーンへ赴き、皇帝ヨーゼフ2世付きの宮廷音楽家になった。そんな順調なサリエリの人生も、天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトに出会ったことで狂わされていく…。

あまりにも天賦の才に恵まれたモーツァルトと、それに比するに凡庸なサリエリ。凡庸なだけではなく、モーツァルトの才能を認め得るだけの知識人であったのが、サリエリの最大の悲劇だったと思います。映画の中でのモーツァルトの奇行や、甲高い笑い声をきくと、昔、音楽室で飾られていたモーツアルトは、実際には、天才と奇人との狭間にいたようで痛々しい気がしました。同じように、日陰の者でしかありえないサリエリの悲劇も感じました。

★★★★★★★☆☆☆7点

モーツァルトって、現代に生まれたら、きっとロックスターで、ドラッグで早死にしていそうな気がします。天才的イメージでは、現代ならプリンスって感じかなぁ。



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