ムツ兄の、てげてげ人生日記

シマッチュ(奄美人)のムツ兄が、奄美での「テゲテゲ」(気まま)な暮しを記します。

『なくもんか』

2012年04月11日 23時00分00秒 | 映画
脚本家の宮藤官九郎が、初のホームドラマに挑戦した家族の物語の映画です。
主演は、阿部サダヲ。「舞妓Haaaan!!!」 以来の主演2作目です。

ストーリーは、兄・祐太(阿部サダヲ)は、東京下町・善人通り商店街の顔になっていた。
8才のときに父(伊原剛志)に捨てられた祐太は、善人通り商店街の「デリカの山ちゃん」
初代店主夫婦(カンニング竹山&いしだあゆみ)に、実の息子のように優しく育てられた。
その恩返しとばかりに、祐太はバカみたいに働いた。商店街すべてのお店の手伝いはもちろん、
地元住民の買物の手伝い。挙句の果てには、犬の散歩、草むしり、電球の交換などなど。
今では、働くバカとまで言われている、究極のお人好し。
その人柄と、40年間注ぎ足してきた秘伝のソースをかけたハムカツを名物に、「山ちゃん」を
行列のできる超人気店へと成長させていた。

弟・祐介(瑛太)は、「金城ブラザーズ」というお笑い芸人で超売れっ子になっていた。
幼い頃に母(鈴木砂羽)を亡くし親戚をたらい回しにされた祐介が、度重なる転校でも
イジめられないために身につけた生きる術。それは、笑いだった。ピンの芸人としては
全く泣かず飛ばずの祐介だったが、赤の他人である金城大介(塚本高史)と兄弟漫才師
「金城ブラザーズ」としてデビュー後、周囲の予想を大きく裏切って大ブレイク!さらに、
相方の大介が「金城ブラザーズ」の貧乏な幼少時代をお涙頂戴モノとして書いた、全くの
ウソで塗り固められた自伝小説「コプ太と赤い車」が、世紀の大ベストセラーに。
大人気の「金城ブラザーズ」だが、本当の兄弟でないことは世間にひた隠しにしている。

そんなある日。10数年前に善人通り商店街を出て行ったきり全くの音信不通だった、「山ちゃん」
初代店主夫婦の一人娘・徹子(竹内結子)が突然帰ってきた。子供のときから実の兄妹のように
仲良く暮らしていた祐太はもちろん、商店街の人たちはビックリ仰天。しかも、毎日ハムカツを
食べていたせいで、デブで不細工だった徹子が、まるで別人のような超美人になっていたのだ!
 突然の帰宅、謎の激痩せ、確実なプチ整形……数々の疑惑が残る徹子を、祐太は問い詰めること
なく笑顔で温かく迎え入れた。祐太は徹子をずっと待ち続けていたのだ。初代店主の『デブじゃなきゃ、
嫁にもらって欲しいんだけどな……』という遺言を胸に。祐太は、しおらしく店を手伝う徹子に、
どさくさに紛れてプロポーズ。めでたく結婚!するのだが、婚姻届を出すため戸籍謄本を手に入れた祐太は、
「金城ブラザーズ」の祐介が実の弟であることを知る……。

★★★★★★☆☆☆☆ 6点



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