#オマージュ、リスペクト、パロディ、インスパイア、カバーについて考えてみた。
とある法務関係の記事で、「オマージュは何の言い訳にもならない。オマージュとは許諾が要らなくなるおまじないではない。権利侵害でないか、クレームリスクはないか慎重な検討が必要。」
とあったので、気になっていた。一度Wikipedia大先生で調べてみようと思う。
●オマージュ -(仏: hommage[※ 1])は、芸術や文学においては、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指す。しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。
映画などにおいては、好きな監督や作品などへの敬意や愛情を示すために、その作品をイメージさせる映像(演出)を挿入することがある。
●リスペクト -「尊敬」などの意を表す英語
●パロディ -パロディ(英語: parody、ギリシア語: παρωδια)は、現代の慣用においては他の芸術作品を揶揄や風刺、批判する目的を持って模倣した作品、あるいはその手法のことを指す。-パロディは文学や音楽、映画を含めたすべての芸術媒体に存在する。替え歌や本歌取りもパロディの一形態である。文化活動もまたパロディの素材となる。軽い冗談半分のパロディは、しばしば口語でスプーフ(spoof)と呼ばれる。
●インスパイア - ラテン語の「in-(中へ)」+「spirare(息、息吹)」から、(思想や生命などを)吹き込んだり、感化、啓発、鼓舞、または奮い立たせたり、ひらめきや刺激を与えたりすること。インスピレーションの動詞形。 「~される」:芸術分野において、尊敬する作家や作品に触発され、同じテーマに基づいて作品を創作すること。
●トリビュート -特定のアーティスト、バンド等、他への賞賛として捧げられるもの(トリビュート・アルバム、トリビュート・コンサート、トリビュート・イベントなど)。または、そうした演奏・パフォーマンスをする人、グループ、バンド(トリビュートバンド、トリビュートアクト)
●カバー -カバー、カヴァー(英: cover)とは、ポピュラー音楽の分野で、他人が発表した曲を演奏・歌唱して発表することである。元は代役を意味する言葉である。本人が発表した曲の場合はセルフカバーとも表すがこれは和製英語で本来の意味とは異なる。ある楽曲が複数の歌手に共有される現象。動機としては、カバーしようとする歌手がその楽曲を純粋に好んで歌うため・持ち歌不足を補うため・他人への提供楽曲をファンや音楽会社の要望で録音を行なうため・有名な曲をカバーすることで宣伝効果が得られるため、等々がある。
ざっと思いつく限りさくっとWiki様で調べてみましたが、どうやら音楽、映画関係では「パクリ」「真似」という批判回避に事前に記載しているような感じがある。
「○○さんの作品が大好きでリスペクトを込めて」とか、「子供のころから憧れていた○○へのオマージュ」と言われたら○○さんは嬉しいのかな。でも、オマージュ、リスペクトする側の人から直接お伺いがあるのと、全くないのではまた違うのだろう。
SNSで拡散されたら、○○さんの世間からの評価も上がるのかしら。そこで○○さんの「人としての器の大きさ」を証明してよ、という気持ちが周りにあったりしないのかな。
300年前の芸術家だって何かに影響を受けて作品を作りたいと思ったことがないとは言い切れない。影響を受けて自分の中で咀嚼して新たな命を生み出すものだと思うけれど、これが広告や、商品開発のメーカーさんの世界だとそんなグレーゾーンが認められない場合が少なくないのかもしれない。実際にデザインが酷似している、ということで訴訟問題起きてるもの。
また、ブログを書いているわたしも他人事ではないのかなと思いました。
いま、わたしとまっしーがはまっているのが浦沢直樹先生の、『PLUTO』(プルートウ)。
→熱烈な手塚ファンである浦沢はこのリメイクを切望し、2002年冬、手塚治虫の息子である手塚眞にその許諾を求める。手塚は一度はこれを断るものの、その後の浦沢の熱心なラブコールに心を動かされ、2003年3月28日に「地上最大のロボット」のリメイクを了承する。同年9月より『ビッグコミックオリジナル』にて連載がスタートした。
リメイクを了承した席で手塚は浦沢に、たんなるオマージュ作品ではなく浦沢作品として本作を描くことを要望した。このため、アトムをはじめとするキャラクターデザインやストーリー設定の一部には浦沢流のアレンジが加えられている。
(またWIKI大先生より。)
まだ3巻しか読んでいなくて、どきどきわくわくをちょこっとずつ。ひさびさに読書の甘美を楽しんでます。

そんなかんじ。
Nina