こどものころに、「サンタさんがくるまで起きてる」と眠い目をこすってサンタさんを待っていたことはありませんか?きっと数多くのこども達が毎年会いたいと夢みていたのではないでしょうか。
そのサンタクロースのモデルとなった人物が、じつはトルコの聖人「聖ニコラウス」であることをご存じでしょうか。聖ニコラウスが貧しいむすめ達がいずれ体を売らなければならないことを憂い金塊をむすめ達の家に投げいれたことが、現在のサンタクロースの起源と言われています。
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ですが、トルコはほとんどイスラム教徒なのでじつはクリスマスを祝う習慣はありません。近年はイスタンブールなどの大都市などではクリスマスの飾りつけをするところも多くなったようですし、トルコではもともとお正月にプレゼントをわたす習慣があったために、サンタクロース(トルコではノエルババ)がこども達に大晦日にプレゼントをくばることもあるそうです。クリスマスと新年のお祝いがまざっているようです。
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そしてトルコといえばNiki’s Kitchenで人気のオスマン先生に、ちょっとスパイシーで魅惑的なトルコのクリスマスパーティー料理をご紹介していただきました。<o:p></o:p>
今回のパーティーメニューはこちら<o:p></o:p>
*クリーミーなツナと彩り野菜とザクロのスープ
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*ボレギのパフ
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*タバクドルマ クレームオレンジソース
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*海老のグリル レモンとザクロソース
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オスマン先生のレッスンは分担作業ですすんでいきます。計量をするひと、生地をこねるひと、ケーキの生地のあわだてをするひと、ケーキの型にバターをぬるひとなどなど。その間にもオスマン先生は段取りよくつぎの準備をどんどんすすめていきます。
あまりの段取りのよさにあわててメモをしようとする場面も。でもそこは安心してください。先生はきちんとすぐあとから今やった作業の意味や、材料の分量を時間をとって説明してくださいます。今やった作業なのでよりわからないことなども詳しく聞くこともできます。今やるべきことを、まとめてやる。分担できることを分担してすすめる。
そして全員手をとめて説明と質問。そんなことをくりかえしながらレッスンはすすんでいきます。はじめはパズルのパーツのようにバラバラにすすんでいく作業が、どんどんとその形がみえてくるたびに「そうなんだ」「へえー」とおどろきの声があがります。また、長年の経験と知識から得た知恵を惜しげもなくていねいに教えてくれるのです。
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そして今回のレッスンで一番の見せ場でもあり、全員が口をそろえて「ぜんぜんできる気がしない」とため息とあこがれの歓声をあげていたのが「ボレギの生地をのばす」先生のみごとなテックニックの連続でした。最終的にはこの写真の倍ほどまで空中でまわしながらのばしてゆくのですがみんな声をそろえて「プロだ、プロ!」「すごい!」そのときの先生のひとことが「これはやらなくても大丈夫」でした。先生やりたくてもできません。
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そうオスマン先生のレッスンはいつも先生のダジャレとみんなの笑いごえがとぎれません。ときどき厳しい注意もうけますが、その何百倍もの笑いにあふれたレッスンです。<o:p></o:p>
スープはクリーミーな温かいタイプですが、フレッシュザクロを口の中でかんだ瞬間にさわやかな酸味がクセになる不思議なスープです。
みんなが「ぜったいできない」と言っていたボレギのパフは本当にパリパリサクサクの生地がパイとはちがう濃厚さで、これは自分でもチャレンジしたいと真剣に自宅のキッチンで生地をのばす方法を考え中です。<o:p></o:p>
海老のグリルはみんな口々にこんなの「バーベキューでだしたら喜ばれちゃうよねえ」と言っていましたし濃厚なザクロソースともよく合ってました。これは簡単なのでお弁当にもいいですね。
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タバクドルマは鶏の骨付きもも肉の中にピラフを入れて焼いたものです。これにさらにクリームタイプのオレンジソースをつけていただきます。こんな素敵なごちそうがクリスマスにだされたら家族は大よろこび間違いないでしょうね。
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そして本日のバナナのケーキ。切った断面からトロリとながれるバナナクリームとクリスマスカラーの鮮やかさが見ていてワクワクしてきます。しっとりしたココア生地とバナナクリームが口の中でとろけていくようで本当に幸せな気持ちになる美味しさです。
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それぞれのお料理をいただきながらもオスマン先生とみんなのおしゃべりはつづいていきます。本当に家族でクリスマスのお祝いをしているような楽しい時間でした。
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最後にこのケーキをカットするオスマン先生のこの笑顔がこの日のレッスンのすべてを物語っているのではないでしょうか。素敵なレッスンありがとうございました。<o:p></o:p>