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沖縄の読谷村にしかない そら豆味噌

2016-08-02 01:08:48 | 魅惑のキッチン 世界の台所から

空豆の味噌を買いに、そして味噌を作っている
仲村渠光子さん(「なかんだかり」さん)
にお会いしに、沖縄の読谷村にいってきました。

 

皆さんは空豆味噌(そら豆味噌)をご存知でしょうか。味噌の原料といえば大豆や麦、米が主流ですが空豆の味噌というものがあります。ほんのり甘く豆独特のホクホク感がして、本土のものより塩辛くなく、スプーンで大事に大事にすくって口にそのまま放り込みたいような美味しさの特別な味噌です。

 

 

お電話で仲村渠さんに連絡をすると、味噌の他に揚げたての紅芋団子やおばぁ手作りのゴーヤの佃煮を机にならべて待っていてくれました。

 

 

『まぁまぁ座りなさい』

 

そういって、仲村渠おばぁとのユンタクがはじまりました。

『この空豆の味噌はね、この読谷村にしか、ない味噌なんだよ。日本でもここだけ。空豆の麹からつくってるの。本土の味噌も麹から手作りってあまりないと聞いとるよ。

空豆を畑でそのまま鞘が真っ黒になるまで、そのまま置いておいて、残った種用の豆を使って味噌の麹をつくるのさー。だけど引き継ぐ人がいなくなって、わたしでおしまい。だから若い読谷村の人に一生懸命に味噌作りをおしえてるの。鞘の収穫に1日。
麹作りに1日。三ヶ月おいて味噌作りに1日。」

「おばぁを東京に連れて行きたいなぁ。でも麹の機械や畑を運べないから無理かぁ」

「わたしは歳だから無理だけど、もしかしたら、●●さんなら、なにかできるかもしれない。訪ねてみて。」

旅は続きます

 

 

紅加工所
沖縄県中頭郡読谷村波平209
電話098-958-5969

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