本間宗久 相場道の極意
☆第七十章
「金沢山の時、米安きもの」
金が緩んでいる時は概して米相場は安い。これは米相場に対する思惑が
少ないからだ。逆に金融が逼迫している時は米相場に対する思惑が強く、
概して相場は高いものである。
☆第七十一章
「もうはまだなり、まだはもうなり」
昔から格言が多く伝えられているが、このことば程、著名な言葉はない。
もう底だ、ここが買い場だ、と思う時は「まだ」であり、まだまだ騰がると
勇み立った時は、もう限界なのだ。(逆も、また真なり)
☆第七十二章
「相場引き上げの心得」
強気で「買い米あり」すなわち買い玉を建てているとき、相場が思惑通り
騰がり、利が乗ってくると、天井を打つなんて考えなくなり、どんどん
買い上がり、天井近いところまで買ったところで急落、大損することになる。
思い上がって思慮分別を欠くことは心から慎むべきことである。
逆に下げ相場で、売り玉を利食うときも同じ心掛けが必要である。売り玉を
手仕舞う際は、「この相場どこまで下がるか判らぬのに・・・」という
気持ちになるものだし、上げ相場で手仕舞う時も「この相場なまだまだ
騰がるのに・・・」と思うもの。
ここが肝心で、前章で触れた「まだは、もうなり」をよく銘記したいもの。
Paul Hardcastle - Just Can't Understand
☆第七十章
「金沢山の時、米安きもの」
金が緩んでいる時は概して米相場は安い。これは米相場に対する思惑が
少ないからだ。逆に金融が逼迫している時は米相場に対する思惑が強く、
概して相場は高いものである。
☆第七十一章
「もうはまだなり、まだはもうなり」
昔から格言が多く伝えられているが、このことば程、著名な言葉はない。
もう底だ、ここが買い場だ、と思う時は「まだ」であり、まだまだ騰がると
勇み立った時は、もう限界なのだ。(逆も、また真なり)
☆第七十二章
「相場引き上げの心得」
強気で「買い米あり」すなわち買い玉を建てているとき、相場が思惑通り
騰がり、利が乗ってくると、天井を打つなんて考えなくなり、どんどん
買い上がり、天井近いところまで買ったところで急落、大損することになる。
思い上がって思慮分別を欠くことは心から慎むべきことである。
逆に下げ相場で、売り玉を利食うときも同じ心掛けが必要である。売り玉を
手仕舞う際は、「この相場どこまで下がるか判らぬのに・・・」という
気持ちになるものだし、上げ相場で手仕舞う時も「この相場なまだまだ
騰がるのに・・・」と思うもの。
ここが肝心で、前章で触れた「まだは、もうなり」をよく銘記したいもの。
Paul Hardcastle - Just Can't Understand