日記44

身の回りで起きたこと、日々感じること、ラグビーの事、面白かった出来事等々、気付く度に更新したいと思います。

あるピザ屋の雇われ店長の過去の記録~第2話~

2005年10月08日 00時51分14秒 | 長編(シリーズもん)
50ccのバイク(HONDA:CUB)で沖縄に向かった
TOM君の話の続きです。

※そのときの様子をタイムリーに記録していたので、
そのまま、書き写します。

電話で今までどんな感じで旅をしてたのか聞きました。
旅を始めた当初は寝袋も何もなく、氷点下の公園で
ダウンジャケットに身をくるめて寝泊まりしていたそうなんですが、
2日目か3日目辺り。
公園で寝る場所を探していると、サラリーマン風のおじさんが
「何やってるの?」と話しかけて来ました。
TOM君は沖縄までバイクで旅をするんだという話をしたら、
そのおじさんはひどく感銘を受けてくれて、
寝袋をかってくれました。
さらにそこの地元のサウナのタダ券もくれました。
人間ってあったかいですねぇ。
TOM君、これから寒い思いしなくてすみます。

サウナ券をもらったTOM君。
せっかくなのでその日はサウナに泊まることにしました。
店に入っていくと、一人のおじさんに出会いました。
TOM君のボロボロの服と真っ黒な顔を見て、
「君、そんなかっこうして、どこか行くの?」
TOM君はそのおじさんにCUBで沖縄まで行く事を告げました。
するとおじさんはご飯とビールをごちそうしてくれました。
(やはり1月後半、この寒い時期にバイクで旅をすることは
同情に値することなのだろうか。)

食事が終わった二人は一緒にサウナに入る事にしました。
二人は、サウナに入り、水風呂に入り、、、と数回繰り返していました。
そのうちおじさんは
「お前泳げるのか??」と聞いてきました。
「得意っす!!」と、TOM君。
「んじゃそこでちょっと泳いてみせてみろ」
TOM君はバタ足で泳ぎました。端から端まで。
「お前、平泳ぎは出来る?」とおじさん。
「あーヒラはあんまし得意じゃないっすねぇ。」
「そうか。。。じゃもうちょっと泳いでみて」と、
TOM君は自分が泳げるのを精一杯アピールしました。
まるで、生徒が監督に対してアピールするかのように。
TOM君は頑張りました。調子に乗って3往復くらいしました。
しかも、所々に背泳ぎもおりまぜて。。。※(注)2人とも全裸です。
「そろそろあがってもいいすかね??」とTOM君。
二人はサウナから上がることになりました。
おじさんはそこで一言。
「お前、毛深いな。。。。。。」

夜もふけて、寝る時間になってきました。
そこっていうのはホテル見たいなとこじゃなくて、
健康ランドみたいにみんなでザコ寝をするところだったらしいんです。
そしてTOM君は眠りにつきました。
周りのみんなも眠りに付きました。
ところが、TOM君が寝ていると隣のおじさん(ご飯をご馳走してくれた人)が
ごそごそしていて、TOM君は目が覚めました。
そしてふとその人を見ると、な、な、な、なんと!
TOM君のちんOこをさすっていたでは有りませんか。
友君はびっくりして、
「おいっ!!!何してんだ!!?」と、
するとおじさんはおびえてTOM君のそばから離れました。
優しいおじさんは実はゲイだったようです・・・。

そのおじさんの行方を見ていると、そのおじさんは
な、な、な、ななななんと!!
違う人の隣にいきチンコをさすっていたそうです。
そこでもまた
「なにすんだよ!」
といわれていたそうです。
それでもめげずにおじさんはちがうひとのところにいったそうです。
、、、、、、、が、3人目の人からは文句が聞こえてこなかったそうです。
カップル成立ですか…。
目が覚めて、そのおじさんには会うことなくサウナを後にしました。

TOM君はそのことを振り返りながら、
「あそこの平泳ぎしてみてって言われたときに気付けば良かった・・・。
俺、背泳ぎとかしたもんな・・・。サービスしすぎだな・・・」といいました。


続く。

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