時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

リピーター九州横断旅行-07~間越海岸

2015-05-29 07:36:37 | 九州/日本
 佐伯滞在2日目は、レンタカーで、風光明媚な佐伯の海岸沿いをドライブ、海の美しさは大分県内でも屈指という、間越海岸をまず目指しました。

 佐伯市の沿岸一帯は、山が海岸まで迫り断崖となっている、リアス式海岸であり、複雑に入り組んだ地形が、美しい風景を現出しています。

 昨年(平成26年/2014年)夏には、鶴御崎へと赴くため、すぐ近くを通過しながら時間の都合で訪れることができなかった、美しいと聞く間越の海へ、車を走らせます。

 <間越海岸>


_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 佐伯滞在1泊目を宿泊した、佐伯セントラルホテルにての、朝食。
 「日本の朝食」といった、食卓ですね^^
 朝食としては、程良い品数とボリューム。

 席に着くと、ご飯とお味噌汁が運ばれてきます。



 ご飯とお味噌汁も、中々の分量です!
 1日の活動を始めるにあたり、エネルギー補充もバッチリですw

 ご飯とお味噌汁はお代わり自由でしたが、この日のお昼に予定していた食事のことを考えて、1膳で済ますことに。。。
 それでも、ご飯と良く合うおかずと共に箸が進みました♪



 イワシの丸干しでしょうか…干物の凝縮された旨味が、噛むたびに口の中へ広がります。
 頭から尾の先まで、丸ごといただけるのには、何故かトクした気分になりますねw

 日本の朝ご飯を、ごちそうさまでした!
_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _


 今回のドライブの相棒です。
 レンタカー営業所近くのスーパーへ立ち寄った時に撮影。
 ヨロシク!

 朝に借りて、佐伯の海岸一帯を巡り、夕方佐伯へ戻って返却…という、日帰りレンタルでした。



 佐伯市街から、山を越え、海沿いを走り、再び山へ分け入り尾根を越えて走ること1時間弱、最初の目的地である、間越海岸へ到着しました。
 「間越」と書いて、「はざこ」と読みます。

 漁で使うと思しき網の干し場と化していた駐車場に相棒を止めて、海岸へと向かいます。

 駐車場の敷地を出ると、目の前に、竜神池と呼ばれる池が広がっていました。
 竜神池は、元々は海でしたが、砂丘によってせき止められた、潟湖(ラグーン)です。

 季節は新緑の頃…周囲の緑を映した水面が、印象的でした。



 波打ち際は、約1kmにわたって、砂浜が続いています。

 正面の山腹に、右から細長い電柱の並んでいるのが見えていますが、それらの電柱の足許に、正面の山の反対側の海岸から間越へと至る、唯一の道路が走っていて、私もその道路を走って、間越へと至りました。



 天気は晴天で、海も穏やかです。
 空と海との、美しい青のコラボレーションが素晴らしい風景に見とれていました。

 遠くに見える、尾根の頂上附近に少しだけ掛かっている雲も、この風景を情感深く魅せてくれています♪
 この、緑眩しい稜線は、豊後水道へ突き出すように延びている鶴見半島の背骨ともいうべき尾根であり、間越はこの半島の中央部に位置しています。
 鶴見半島の突端は、九州最東端の岬である鶴御崎(つるみさき)で、四国最西端の佐田岬よりも東となります。



 夏には海水浴場となる間越海岸ですが、5月初旬のこの日には、休日にもかかわらず、僅かの釣り人以外には訪れる人もほとんど見当たらず、静かに打ち寄せる波の美しい景色を独り占めにしていました^^

 波打ち際が弧を描く海岸の眺め…絶景ですねぇ。。。
 透明感のある澄んだブルーが、本当に素晴らしい、間越の海です。

 間越海岸には、海岸へ流れ込む河川がなく、豊後水道の黒潮により海水が入れ替えられるために、海の美しさが保たれているとのこと。
 そのことが直感的に理解できた、素敵な色彩の海でした。



 せっかくなので、この素晴らしい間越海岸の眺めを、パノラマ撮影してみました。
 (画像クリックで、大きな画像が別ウィンドウで開きます)
 画像右側の山の連なりが、間越もその一部である鶴見半島そのものであり、この半島の大きさを実感します。

 断崖となって海へと落ち込む、険しい山々に囲まれた、間越の砂浜の存在が奇跡に思えてきますね!

 間越海岸をパノラマ撮影した素敵なサイト様がありました。



 白波までが、素晴らしい透明感を保って打ち寄せていました。
 正面の海は、豊後水道。

 佐伯市街方面からの道路もその沿岸に沿うように走っている米水津湾(「米水津」の読みは、「よのうづ」)も、画像右側に見えている鶴見半島から海へ突き出た小さな半島の向こう側に、深く入り組んでいるはずです。
 更に、この後向かうことになる山々もまた、正面の海上に浮かぶ島であるかのように、その姿を現していました。



 これまで眺めていた方向とは反対側の、車を止めた間越の集落や漁港がある方向の眺め。
 この漁港で、佐伯方面から続いてきた道路も終端となり、この先へ進む陸路はありません。

 波消しブロックの上では、数人の釣り人が、釣り糸を垂れていました。



 波打ち際からの砂丘は、かなりの高さを保つ大きな砂丘でした。

 海岸背後に聳える山地と砂丘との間には、植樹されたクロマツが育っていました。
 このクロマツ、かつては白砂青松を誇りながら、虫害や台風の被害等で枯れてしまった間越海岸の松林を再生させるために、植樹されました。
 このクロマツの向こう側に、竜神池があります。
 また、背後の山地は鶴見半島先端の鶴御崎へと至ります。



 画像右端に見えている木の柵も、砂浜にはよく見られる景色ですね。

 この砂丘は、ハマユウの自生地でもあり、7月から8月にかけて、ハマユウの白い花々に彩られるとのことです。
 ちょうど海水浴シーズンの真っ盛りに、多くの来訪者の目を楽しませるのでしょうね。

 久し振りに、海と戯れて開放感を満喫することができた、美しい間越海岸。
 いつまでも、無人の浜辺に佇んでいたい衝動に駆られましたが、この日の行程は始まったばかり;
 後ろ髪を引かれる思いで、去り難い気持ちを振り切り、駐車場へと戻って駐めてあった相棒を駆って、間越海岸を後にしました。



最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
kikiさん。 (taろう)
2015-05-30 22:29:58
いやもう、レンタカー様々の旅でした^^
昨年と同じレンタカー屋さんに予約をしておいたので、こちらも勝手が分かっていて、気持ち的にも余裕を持って、出発することができました。
日帰りレンタル、夜の駐車時間を省けて、1日を有効利用できて、とてもイイですね~♪
イワシの丸干し、通好みの旨味ですよね!歯に吸い付くような、独特の柔らかな食感も素敵です。
青い海と空に萌える新緑…爽やかに見える風景ですが、海岸は日差しを遮るものがないので、長い時間佇んでいると、とても暑いですね;
午前の早い時間に訪れて正解でした。
返信する
タヌ子さん。 (taろう)
2015-05-30 22:20:35
オーソドックスな、懐かしさすら憶えた、「日本の朝ご飯」といった、ビジネスホテルの朝の食卓でした。
丸干しに納豆、共にご飯の友で、危うく朝からお腹を目一杯膨らませるところでしたw
5月初頭のこの時期は、ちょうど春から夏への過渡期に渡る頃で、木々の緑が芽吹く季節。
様々な彩りの緑を楽しめて、気持ちまでスッキリ爽やかになりますよね^^
海水浴真っ盛りな真夏には、ハマユウの花も愛でられるという間越海岸、その絶景も是非目にしてみたいです。
流石に、海水浴シーズンでもなし、ハマユウもまだ早い…ときては、この美しい風景を誇る綺麗な海でも、交通不便なこの地を訪れる人は、釣り人位のようです。。。
誰もいない海岸に独り佇む…というのも、乙なものですね♪
返信する
Unknown (kiki)
2015-05-30 21:31:08
レンタカーがあると行動範囲がまた別の地域へと広がりますよね。日本は日帰りレンタルもできる、何とも顧客の目線でのサービスが充実している本当に素晴らしい国ですよね~♪
イワシの丸干し、ちょっとはらわたの苦味も効いて美味しいですよね。
海の潮風が写真からでも届きそうです。ここのところ蒸し暑くて早くもバテ気味です・・・。海行きたい!
返信する
Unknown (タヌ子)
2015-05-30 07:53:58
最近のホテルや旅館は朝食の量が多くなりましたが、朝食はこれぐらいの量が丁度いいですよね。
納豆とお魚で既に栄養は満点。
日本の緑は本当に元気がいいですね。
緑と青のコラボが素晴らしい。
ノルマンディにも砂浜の海岸はありますが、こんなに植物が生えている海岸は見たことないかもしれません。
連休でもこの季節は海岸を訪れる観光客はいないのですね。
海岸を独り占めできると、凄く得した気分になりますよね。
返信する

コメントを投稿