朝の朝です。久しぶりに指先が冷たくほどの寒さです。
先日第38回卒業生の結婚式に出席しました。同席した非常に多くの卒業生にかこまれ幸せなひとときを過ごしました。野球部の主将だった彼は人望もあり、野球部先輩後輩、同じ学年だった数多くの男女友人に囲まれ祝福されていました。彼が現在勤務する東京での結婚式でしたが、長崎をはじめ九州を中心とした全国で活躍する卒業生のみんなと彼の結婚式を通じて再会できたことは喜びの限りです。お二人の輝かしい前途を改めて心から祝福します。おめでとうございます。
さて、筆者もその夜同窓会がありました。実に久しぶりの上京とあって多忙な中、旧友達が貴重な時間を割いて開いてくれました。様々な職種で活躍する旧友達。仕事が終わり静岡からJRで駆けつけてくれたり、仕事途中に抜け出してきてくれたり…など、全く有り難かったです。学部は異なれど、クラブ活動を共にした旧友達と過ごした学生時代の強い結びつきを感じました。
教え子達の結婚式同様に、クラブ活動を通じ共に汗を流した時間を共有する仲間は格別です。同じ目標を目指す仲間。同じ一つの目標・出口こそ一緒ですが、その目標にアプローチするスピード、理解度、アビリティー…など、やはりどうしても個人差が出てきます。志は同じなれど、毎日が円滑に行くわけではありません。もちろん衝突もありました。
でも、それでいいのです。当時は大変だった事を彼らも、私も、久しぶりの再会を通じて回顧しました。そこには笑顔しかないのです。精一杯過ごした時間が、今の自分の宝物になっているからです。
西軍武将・石田三成氏は関ヶ原での敗戦後捕らえられ、刑場へと移送されました。道中どんな思いだったでしょう。
明日の到着を予定した移送休憩中、東軍侍が籠の中で縛られている石田三成氏に言いました。
「疲れたであろう、冷たい水でも飲まないか?」
「かたじけない。しかしお腹をこわすといけないので、遠慮しておきます。」
この返答を聞いた侍達は大笑いしました。明日処刑される身分でありながら「お腹をこわす。」という返答に大笑いしました。しかし…。
明日、明後日、一ヶ月後、一年後、十年後…。今日一日をしっかり過ごさないと明日は訪れません。今日一日の積み重ねが自分を素晴らしい明日へと導いてくれます。明日そのような刑が目前にありながら一日一日を万全に過ごそうとする石田三成氏のその言動は、後世大きな評価を得ているという逸話があります。
要するに今はがむしゃらに取り組んている事。一日一日をしっかりと過ごし積み重ねていきましょう。明確な目標・そして仲間達は、将来の自分の宝物に必ずなります。ただ感傷に浸る未来のために歩むのではなく、その一日も将来の自分の財産になるのです。
洵一朗君、良美さんご結婚おめでとうございます。
■本校二次入試
【願書受付】 3月15日(月曜)~ 3月18日(木曜)
【試験日時】 3月19日(金曜) 8時30分集合 〔国数英・面接 ※英はリスニングは含まない〕
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ご覧いただいている『サッカー部blig』。3月末をもって担当者が変わることとなりました。ご連絡させていただきます。