~熱~ NIAS!サッカー部 

長崎総合科学大学附属高校サッカー部の新たな『挑戦』
(男女共学・普通科)
2008年 12月1日blog開設

夢は叶う

2010-02-17 | 卒業生・OB OG
 
 昨日三年生対象に、総合的な学習が実施されました。午前は 消費者センター 荒木庄一郎先生をお招きして 『若者に多い消費者トラブルの事例』 を演題に講演をいただきました。
 午後からは本校卒業生の方々をお招きし、合計7つの分科会で講演をいただきました。46才~22才まで。第一線企業でご活躍されている卒業生の方から、大学四年生として来年社会人になる方まで… 実に多様な皆様の実例的なお話に、三年生はみな熱心に耳を傾けていました。
 旅行会社・電機会社・建築会社・看護師・介護福祉士・大学生…。ご来校いただきご講演いただいた卒業生の中に、『サッカー部伝説のマネージャー氏』の姿もありました(2008年 12月26日blog 紹介)。彼女は現在知的障害者更正施設に勤務されています。

 最初に講演教室に彼女を案内した際、ハッとさせられました。分科会会場では演壇前に椅子を整列していたのですが、彼女はその会場の椅子を円形に組み直し始めました。

 「この方が話しやすく、三年生の皆さんともコミュニケーションをとりやすいです。」

 コミュニケーションを積極的に構築しようとする姿勢。彼女は自分の高校在学中の経験談から、現在社会人としての楽しさと厳しさを話してくれました。

 「私は附属高校を卒業して8年になります。 現在勤務している知的障害者更正施設の業務内容は様々です…自閉症やダウン症など精神的に障害を持たれている利用者様と毎日を過ごす仕事です。利用者の方々は施設に住んでいらっしゃるので、勤務自体は早出・遅出とあります。自立支援、機能回復支援については…」

 現在の業務内容について三年生の質問に答えながら話を進めてくれました。

 「あまりイメージは良くないと思われがちな福祉の仕事ですが、私は利用者様の命に関わっている仕事として、大変誇りを持って業務に取り組んでいます。」

 「しかし、ゴミを誤飲されたり、叩かれたり、排便を手で触ったり… と先輩は先程お話しの中でおっしゃいました。私はそういう毎日が仕事で続くと精神的にまいってしまいそうな気がします…。」

 「そうですねー。しかし人はみんな凄くイイ笑顔を持っているんですよ! 私は利用者様の笑顔を見るのが大好きです。命に関わる仕事・そしてその笑顔を拝見させていただくためにこの仕事をしています。」


 最後に三年生全員いる会場へ移動していただき卒業生の皆さんは在校生に一言ずつ言葉をいただきました。彼女はこう言いました。

 「本日のこのような機会をいただくにあたり、私は久しぶり卒業文集を読み返しました。そこに高校三年生の私はこう記していました。 」


  夢とは

  信じるものではなく

  憧れでもない

  ただひたすら叶えるためにあるものだ。


 「今日みなさんを前に話をすることが出来て嬉しかったです。」


  人と接する時には 春のような穏やか気持ちで

  仕事をする時には 夏のように燃える熱い気持ちで

  何かを考え悩む時は 秋のように澄んだ心で

  自分を戒める時には 冬のような厳しい気持ちで


 「私が社会人になって出会った大切にしている言葉です。最後にこの言葉をみなさんに贈らせていただきます。今日みなさんと話ができて私もたくさん元気をいただきました。明日からまた私は仕事を頑張ります!みなさんも頑張って下さい!私は附属高校を卒業して本当に良かったです。」


 ありがとう 直美。



■学年末考査〔1.2年生〕
      2月19日(金曜)~ 2月24日(水曜)

■卒 業 式
      3月 1日(月曜)

■本校二次入試  
【願書受付】 3月15日(月曜)~ 3月18日(木曜)
【試験日時】 3月19日(金曜)  8時30分集合 〔国数英・面接 ※英はリスニングは含まない〕
※ 詳細は問い合わせ下さい。〔入試担当:喜種(きたね)教諭 095-838-2413〕

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