日本医歯薬専門学校 歯科衛生士学科Ⅰ部(昼間部)

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歯科衛生士の知識!「ゴミ」=「医療廃棄物」

2010-11-16 15:17:22 | Weblog
皆さん、こんにちは


さて、今回は歯科医療現場の「ゴミ」のお話しをしたいと思います。
医療現場では一般の家庭からでるゴミとは違った
特別なゴミがでます
「特別なゴミ」
これは感染の可能性がある注射針や血液などがついた「医療廃棄物」です。

歯科医療現場では麻酔などで注射をすることがありますよね。
この注射針の取り扱い方を安易にしてしまうと「事故」の元となってしまいます!

もし、普通の「燃えないゴミ」に出してしまったら
ゴミ収集をする方の指に刺さってしまうかも知れません。
血液から感染する病気を持っている患者さんだったら…

なので!

ゴミの出し方が特別のなのです。

医療廃棄物である注射針は、使用後すぐに専用の針捨てボックスに廃棄します。
医療廃棄物は、感染性のものと非感染性のものに分別して廃棄しなければいけません。

感染性廃棄物とは、
「人の健康または生活環境に被害が生じるおそれのある廃棄物」のことです。
患者さんに使用した器具は、血液や体液などが付着している可能性もあり、
感染源にもなるので取り扱いには十分注意が必要です。


歯科医院での感染性廃棄物は処置後のガーゼや綿花、グローブ、注射針、メスなど。
非感染性廃棄物は、マスクやエプロン、ガラスやプラスチック類などです。

下記の3色のマークはバイオハザードマークといい、
「感染性廃棄物」であることを識別するために環境省が推奨しています。
廃棄物の性状に応じて色が分かれています


赤色は血液など液状のもの
橙色は血液の付着した綿花など固形状のもの
黄色は注射針やメスなど鋭利なもの
に分別されます。


感染の可能性のある物は廃棄の方法だけでなく
取り扱い方もとっても重要です

注射針にキャップをするときに自分の指に刺してしまって針刺し事故が起こることもあります。
歯科領域における針刺し事故には、注射針以外に先端の鋭利な器具で起こる事故も含まれます。

例えば、歯石を除去するときや器具の受け渡しの最中、
器具の片付けのときにも起こる可能性があるのです

イシヤクの歯科衛生士学科では様々なケースの感染を予防するための知識を、
「感染予防学」の授業で学び、
歯科医療器具の取り扱い方は「歯科診療補助」の授業で
器具の受け渡しや外科器具の取り扱い
も学びます!

しっかりと学ぶことで安全に業務を行えるようになるんですよ


そして、日々の生活でも廃棄物の分別を徹底しています!
実習室内では医療ゴミの分別


校内の各階には3種のゴミ箱を設置しています

ゴミの分別は基本ですね。

皆さんもゴミの分別の癖をつけるためにも、
何よりも環境のために、日ごろから
ゴミ分別をしましょうね。
  
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