高遠 夜日記

高遠夜です。映画、海外ドラマ、声優さん好き。吹き替えは本職の声優さんにやらせろ!(主張)

月蝕の窓―建築探偵桜井京介の事件簿

2008-10-24 21:18:47 | 小説
「月蝕の窓―建築探偵桜井京介の事件簿」篠田 真由美著


久々本を引っ張り出しました。
同僚も読んでる、という話を聞いて無性に読みたくなり、これはこのスイッチが入ってるうちに!と一日で読んでしまいました。

建築探偵シリーズは外伝も含めると「月蝕の窓」までで10冊出てますね。
買ってないのも含めると何冊かな~


あ、軽く建築探偵シリーズの説明を。
主人公、桜井京介は近代建築専攻。
超絶美形だが、自分の顔を嫌い、前髪が顔の半分を隠している。
かなりな勢いで変人です(笑)
近代建築を調べていて、家にまつわる事件によく巻き込まれてます。
そんな京介ですが、彼の過去はまだあきらかにされてません。
なにやらありそうなんですが・・・・・・
蒼はそんな京介のそばにいる謎の少年。
「原罪の庭」でかれの壮絶な過去が明らかにされています。
あたしはこれ泣きながら読みました・・・・・
栗山深春は京介の親友(???)
神代宗はW大教授。
京介の過去をしっているらしいです。
神代さんは大好き!!!
かっこいいです!!!


以下ネタバレしてます。未読の方はご注意ください。




















「赤いお月様」は何を語る?
少女の記憶が蘇った時、女たちの悲嘆が宿る「月映荘」でまた惨劇が。


血の繋がらない兄妹の確執。
愛されなかった正妻の絶望。
それらを利用した残酷な話でしたね。

主人公桜井京介の視点から見た物語。
謎に満ちた京介の過去がちらっと見えたかな?

犯人が途中で分かってしまった。
ぶっちゃけ、そんな理由かあ、と思ってしまった。
動機は単純明快でしたね。
茉莉と雅長の兄妹は、あいつがいなければ案外結ばれてたかも、と思うと茉莉を思っていた雅長がかわいそうだったな。


京介が孤独へ孤独へと向かって行きそうだったので深春が出てきてほっとしました。
やはり彼には京介のそばにいて欲しい。
蒼も神代さんも今回いませんでしたしね~
神代さんがいないのはほんと残念・・・・


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