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STAY GOLD

過去、現在、未来を適当に書くだけのブログ

UFCの話の続き

2024-12-10 11:13:29 | 格闘技
パントージャvs朝倉の試合結果に対して、
色々な意見があって、動画とかもいっぱい出ている。
良い時代になったなぁ〜と。

朝倉ファンの悔しい気持ちは痛いほど分かる。
分かるからこそ、自分は今回の試合で勝つのは厳しいと書いていた。

何年も前のこと。
宇野薫がUFCに挑戦した時、僕は今の朝倉ファンと同じ気持ちだった。
宇野ならば勝てる!日本の強さを見せて欲しいと。

が、ジェンス・パルヴァーに負け、BJペンに負け。
UFCでは活躍は出来なかった。
でも、今のところでは日本人で一番チャンピオンに近かった選手だと思ってる。

次に桜井速人が挑戦した時も同じ。
国内で無敵を誇ってたマッハならば勝てる!と思った。
が、桜井も活躍するほどのレベルではなかった。

次に武士道で無敵を誇った五味隆典の時は今度こそ!と思った。
が、五味も勝ったり負けたりの選手という状況だった。

国内でどれだけ無敵でも、UFCに行くと勝てない。
国内で外国人選手とも戦ってるわけだから、そんなに変わらないだろうと思っても、
結果として勝てない。
それがUFCだ。

その時は悔しかったけども、今ほどに格闘技が盛り上がってないタイミングだったし、
日本人がUFCに出るというので騒がれることなんてなかった時代だった。
誰とも悔しさを共有できない寂しさがあった。

でも、今回は色々な人が試合についての振り返りを語っている。
応援していた人はみんなで悔しさを共有しているし、
アンチの人はドヤ顔で語っている。
こんな風にUFCが語られることはなかっただろう。

実際、平や鶴屋が同じ階級でUFCで戦っているのも、そこまで話題にもなってないし。
格闘技好き以外には。

つまり、今回の試合は朝倉は負けたけども、
UFCから求められた目的は果たしたんじゃないか。
これで次回のUFCを見る人が増えると思う。

今回の彼の役目はそこだったのだから。

で、次の展開の話だ。
試合後に自分も色々と考察してみたんだけども、
朝倉のランキングについてだ。

色々な人の話を聞いてると、自分と同じような分析をしている人が多い。

今回の試合では強さは何も分からなかった。
ただ、あの負け方をしてしまうとランカーに入るかどうかも微妙。
でも、集客の為にUFCは使うはず。

そうなるとランキングは5〜10位ぐらいが妥当か?
が、そこに入ったところでって話だ。

仮に朝倉が勝ち続けたとしても、タイトルマッチをする場合、
数試合は必要になる。トップランカーと戦うことになるだろう。

そこで1回でも負けてしまえば、どんどんとタイトルマッチは遠くなる。
今のレベルでいうと、再挑戦することは厳しい状況ではある。
というか、可能性として無理だと思う。

何試合契約か分からないけども、
その契約数の試合をしたら、UFCから切られると思う。

今後の試合で派手な勝利を連続させれば、再契約というのもあると思うが、
今の朝倉のレベルでは流石に難しい。
寝技がトップレベルになるまでは時間がかかるので、勝ったり負けたりになってしまう。
そうなるとUFCは普通に選手を放出する。

そー考えると、このフライ級は平と鶴屋の日本人もいるし、
タイトルマッチが出来ないのであれば、バンタム級に階級変更するしかないのかもしれない。

バンタム級の10位ぐらいになって、勝ち続けることでタイトルマッチを目指すことは出来る。
こっちの方が展開的には良いのではないかと思う。

もしくは、フライ級のタイトルは諦めて、残りの契約試合数を客寄せパンダをするか。
UFCが美味しいと思う試合は平vs朝倉や鶴屋vs朝倉だろう。
これは日本人からお金を取ることが出来るから。

このカードを組まれたら、
完全に朝倉はUFCからは大事にされてない選手ということだ
使い捨ての選手という扱いだ。

いつ朝倉のポジションが発表になるのだろう?
それが気になる。













ジレンマ

2024-12-09 08:58:58 | 格闘技
今回のUFCのフライ級タイトルマッチだけど、
この戦いにはジレンマがある。

通常で考えれば、デビュー戦でタイトルマッチはない。
それが凄いことのように言われているが、
これは完全に興行の問題でしかないというのも周知の事実。

朝倉が仮に人気が無かったとしたら、
デビュー戦でタイトルマッチは実現しなかった。

ここに大きい興行の格闘技団体のジレンマがある。

基本的には集客が出来なければ、興行が厳しくなる。
なので、強さも必要だが客を呼べる選手が重要になる。

強さと人気。

本来はどちらもある方が良いのだけども、
どちらかが突出してる場合は、それでクリアすることもある。

圧倒的に強さがあれば、徐々に人気が出るので問題なし。
圧倒的な人気があれば、ある程度の強さがあれば問題なし。

今回は後者の方で朝倉はタイトルマッチという状況になった。

朝倉がRIZINのチャンピオンという肩書きがあったから、
ある程度の強さは保証されているということ。
が、RIZINのチャンピオンがUFCのタイトルマッチを出来るかと言えば、
そんなことはない。

今回は人気があったということで興行的にクリアが出来ることが重要だった。

本来であれば、破格の待遇をしたとしてもランキング1位と試合するのが筋だった思う。
そうでないと、頑張ってランキングを上げてきたUFCの選手に不満が残る。
まずは実力を見せる為の試合が必要だった。

結果的に今回の試合内容では、
朝倉がどれくらい強いのか?というのは、現地のUFCファンには分からなかったと思う。
もちろん、日本で見てた人も分からんと思う。

この後の朝倉はランキングとして、どこに位置付けされるのか?
正直、それが全く分からない試合だった。

興行を続けるには集客が必要。
だから、集客できる選手が重宝される。
それは強さと比例するかというと微妙なところもある。

特に今の日本ではトラッシュトークで人気を集める傾向がある。
実力がなくても。
それで人気になると、RIZINも出場させたりする。
今回のUFCの朝倉の扱いと同じ。

でも、RIZINはメインカードではしない。
あくまでも前座のどーでも良い試合で使う。
それなら、ギリギリ見れる。

今の段階で朝倉は平に勝てるのか?
もしくはランキングがもっと下の鶴屋に朝倉は勝てるのか?

平が朝倉よりも集客が出来ないは分かっている。
鶴屋も同じく。

今回の自分としての見解はチーム陣営がもう少し正しい判断をしないとダメということ。
こんなギャンブルな試合をさせてはダメだ。
本人がやりたいと言っても、チームが冷静に判断する必要がある。

試合前に朝倉のチームが70%ぐらいの勝つ確率があると言っていたが、
完全にひいき目で冷静な判断じゃない。

実際は逆で30%ぐらいの勝率しかないのは分析すれば、
誰もが分かること。
いや、もっと低いかもしれない。

まずは勝てそうなランカーを選んで、リスクを負わないことが大事だった。
その試合だって、日本人を集客が出来たと思う。




パントージャvs朝倉 感想

2024-12-08 19:31:58 | 格闘技
パントージャvs朝倉の試合を観たました。
結果は確率の高い方の結果になりました。

まぁ、パントージャ勝利の方が確率は高い試合だったので、
妥当な試合だったということ。

この試合を観て思うことは、
以前から色々な人が忠告していたことが明らかになったということだ。

RIZINはストライカーブームが来ていて、
ストライカーがメインになっている。
というよりは、グラップラーの選手が少ないってのもあるのかもだけども。

でね、ストライカーがブームになって強いのは良い。

が、ここがUFCと違うところになるのだが、
UFCのストライカーはストライカーと言っても、
高いレベルでグラップリングも出来るということ。

簡単に雑に言うとオールラウンダーなんだけども、
打撃の方が少し得意みたいな感じかな。
逆も然りで、グラップラーも打撃が出来る。

鈴木千裕vsクレベル、朝倉未来vsクレベル。
どちらも秒殺に近い感じでクレベルに一本負けしてる。
で、クレベルに勝った日本人はオールラウンダーの金原。

レベルが低い相手にはストライキングだけで勝てるとは思う。
が、全てが高い次元で出来る選手が来ると打撃だけでは無理だ。

今日の試合を観ると、トップレベルの選手のディフェンス対応ではなかった。

もう倒されたら負けると言われていたので、
その対策はしっかりしているのかと思ったら、あっさりとバックを取られて、
四の字ロックされてしまった。

時間が長くなれば、打撃は見切られてくるし、
仮にあれぐらいのレベルしか出来てないのであれば、
1Rに玉砕覚悟で倒しに行かないとダメだったと思う

多くの人が短期決着じゃないと勝てないと言ってたと思うけど、
それしかない状態だった。

仮にあの戦術で勝てるとチームが思っていたのなら、
チームの分析力がない気がする。

まぁ、分かってたけども、パントージャがさせなかったのかもしれない。

ゴリゴリのストライカーに対しても、パントージャが何もさせなかったとしたら、
やはり高いレベルのオールラウンダーということだ。

今の朝倉のレベルではUFCでは勝ったり負けたりする選手になる。
つまりは今までの過去の強いと言われてUFCに挑戦した日本人選手と同じ道だ。

打撃が当たれば、ワンチャンで勝てるみたいな選手。
もちろん、当たる時もあるとは思うがUFCクラスになると厳しい。

まぁ、色々と幻想はあったけども、
結論としては思ってた通りで、一番チャンピオンになる確率が高いのは、
コツコツとUFCに馴染んで勝ってきた平達郎だろうということだな。

それが証明された試合だった。







RIZIN LANDMARK10の感想

2024-11-18 08:23:03 | 格闘技
昨日のRIZINの感想。
いつもは1試合ずつの感想とか書いたりしているが、
今回はまとめて。

というのも印象に残る試合が何もなかった。
あんまり覚えてない。

後半のメインに近いところの試合は特に問題ない。
そこが目的で観る人も多いだろうし、
それが大会の顔だから。

問題はアンダーカードよ。

今回の大会は誰が考えてもメイン付近のカードが弱い。
つまり、アンダーカードの選手達にはチャンス。

メインよりも印象を残すことが出来る。
が、蓋を開けてみたら、勝負しない試合とかしてる。

もう勝ち目が玉砕しかないぐらいの差がある試合で、
守りに入ってどーする?
そんな試合を判定まで長時間もやられるのを観るのも疲れる。

毎ラウンド同じ展開の繰り返し。
勝ってる方はいい。負けてる方はそれで前のラウンドがダメだったんだから、
やり方を変えないと。

判定でダイジェストで飛ばされるぐらいだったら、
豪快なKO負けでもして、名前を売ればいい。

興行なんだからさ、成り立たなくなるぞ。
せっかく、呼ばれてるんだからさ。

派手に散ればいいじゃない。
仮に玉砕が成功すれば、勝つ可能性もある。

アンダーカードでフルマークの判定負けとかマジでダメ。
競り合いの判定だったら、話は別なんだけどさ。

フルマークってことは、2ラウンド終了時点でKO以外は勝てないことが確定する。
じゃあ、3ラウンド目は勝つためには何をするか?

そこで行けない選手は本当にダメだ。

それで終わった後に笑顔だったり、悔しそうにしてるのを見ると、
なんとなく冷めてしまう。

今回の大会は本当に何も記憶に残らなかった。

離脱者続出

2024-10-23 09:45:02 | 格闘技
またもK-1から離脱者が出た。
チャンピオンの与座だ。

これで同ジムの選手で武尊と野入に続いて3人目の離脱者だ。
K-1もそろそろ終わりを迎えそうな気がする。

新生K-1になって、武尊を中心にK-1が復活した。
数年前は全ての階級にスター選手だったり、話題の選手が所属していた。

武尊、武居、久保、野入、安保、木村、芦澤、皇治、平本など。
今や別の団体だったり、別の競技で活躍している選手ばかり。
この辺の選手が抜けてしまったら、流石に崩壊する。

数年前は上記の選手は全員がK-1で戦ってたのだから、
K-1は人気が出て当然だったよな。

武尊と野入はONEに移籍。
武居はボクシング転向で世界チャンピオンに。
平本、久保、安保、芦澤、皇治はRIZINで人気選手に。
木村は別の意味でK-1時代よりも人気に。

全ての選手がそれぞれの場所で話題になっている。

どーして、こんな状況になってしまったのか?
もちろん、K-1の運営の問題もあるとは思う。
が、そこは実際にはよく分からない。

分かるのは誰もがこーなると予測してたけども、
「THE MATCH」というビックイベントが原因だろう。

当面はキックで天心vs武尊というカードを超えることは出来ない。
それをやってしまった挙句、天心がボクシング転向したことで再戦はない。
最初で最後の戦いをやったわけだ。

天心vs武尊も何年もの時間を経て、あれだけの大きいイベントになったわけだ。
同じようなカードがすぐに出来るわけじゃない。
それなりの時間と、それが出来る選手が必要なわけだ。

時間は作れるかもしれないが、天心や武尊のような関係性を築く選手が居ない。
そう簡単に現れるレベルの選手じゃない。

さらに「THE MATCH」は団体の対抗戦という側面があって、
K-1はRISEに完敗してしまった。
この時点では人気はK-1の方が圧倒していたのに負けてしまった。

ここから離脱が始まっている。

プロデューサーの変更もあったけども、
この辺の影響は実際は少ないとは思う。

今回、与座が離脱したことで、K-1を引っ張れる選手が居なくなった。

軍司も頑張っていたけども、前回の試合で負けてしまったのもあるが、
団体を引っ張るほどの選手ではない。
強いってだけでは団体を引っ張る選手にはならない。

正直、今の選手でPPVで見たい選手がいるか?というと、
誰も居ないと思う。
逆に離脱が少ないRISEの方が面白くなっているぐらいだ。

そして、今回の金子の問題もある。
問題がグレーのうちは試合に出すべきではなかったのではないかと。

仮に問題がなかったとしても、そーゆう対応をしたK-1の評価は上がっただろうし、
問題があった場合にも対応として正しいと評価されていただろう。
この何も触れずに出場させたのは問題だった。

普通の選手だったらいいけど、現チャンピオンだから問題なのだ。

現状は離脱者も多く、選手層も薄くなってしまったので、
こんな感じにするしかなかったのかもしれない。
が、これが余計にマイナスでしかない。

最近はヘビー級クラスの選手の試合に力を入れているみたいだが、
誰がヘビー級の試合を求めているのか?
この辺も流れというのが読めてない感じがしてならない。
石井館長の過去の栄光みたいなのは、もう感覚が古過ぎる。

何故、UFCが日本で人気にならないか?
それはそこで戦える実力のある日本人選手が少ないからだ。
ヘビー級も同様で日本人の体型的に選手層が薄い。
そんなところを伸ばしても意味がないのだ。

K-1が残る道は競技体系をしっかりして、競技として確立するしかない。
自分自身はRIZINもそうだが、ちゃんとしたランキング制にするべきだと思う。
じゃないとエンタメの域を超えない。流行り廃りで終わってしまう。

まぁ、それで金銭面的に興行が成り立つかどうかは分からないけども。
何にしても今のK-1はどの選手も見る気がしないので、
今のままで興行は成り立たないと思うけども。