エディタ・グルベローヴァのファンというわけではありませんが
「うぐいすとバラ」という彼女の伝記本を読んでます。
なかなか興味深い内容が書かれています。
1.最初に買った全曲盤レコードが、テバルディの「蝶々夫人」
2.フランスのコンクールで3位入賞した賞金500フランで両親に腕時計をプレゼント
3.ブラスティスラヴァ歌劇場でオペラデビュー(ロジーナ)、しかし観客は100人にも満たなかった。
水準以下でしかない日本人ソプラノが蝶々夫人を歌った時は満員だった。
その日本人って、いったいだれだろう?
4.共産圏国家チェコスロヴァキアから、わずかな荷物だけ持って母と二人でウイーンへ脱出。
その時、彼女は妊娠していた。
夫は1週間後に出国、ときを経ずして子供を出産。
彼女がウイーン国立歌劇場から得る初任給12,000シリングで4人が生活...
彼女、ずいぶんと苦労したみたいですね...
アンドレア・ロストは、1991年にウイーン国立歌劇場とソリスト契約を結んだそうですが
彼女の初任給は一体どのくらいだったのでしょう?
その時彼女にも、すでにお嬢さんがいました。
共産圏国家に生まれ、ウイーンに移り、幼い子供を育てながら研鑽を積み重ね...
二人には共通点がありますね。
年は1回り以上離れてはいますが。