先月の22日の東京はかなり寒かつた。
まだ秋だといふのに、外出するのに首には襟巻き、Gパンの下には股引着用といふ冬の装ひをせざるを得なかつた。
そんな厚着をして向かつた先は六本木ヒルズ。
この界隈はかつての麻布区櫻田町、材木町、北日ヶ窪町に跨つてゐる。
六本木ヒルズのアリーナと呼ばれるところで開催された大道芸を観に行つたのである。
アリーナは北日ヶ窪町だつたところにあるので、タイトルにこの名を使用した。
誰の大道芸かといへば、当ブログ「乗~サヨナラを伝えて」(2009.11.3)他でたびたび掲載のパントマイム芸人・加納真実さんである。
寒いといふのが中年となつた身にはこたへたが、加納さんのいつもの熱演が見られたのはよかつた。埼玉の片田舎よりわざわざ来た甲斐があつた。
写真は五輪真弓が唄ふ「恋人よ」(五輪真弓作詞作曲、船山基紀編曲:1980年)に合はせた、フアンにとつては毎度お馴染みのパフオーマンスのもの。
後方のビルの灯り、車のライト、階段に設置された照明を背景に取り入れた写真を選んでみた。
(2009年11月22日、港区六本木、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO400,1/200秒シヤツター優先オート,フラツシユ使用)
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ある田舎町を歩いてゐると、見知らぬ小学生から「こんにちは」と挨拶されたことがある。私の後方を見ても誰もゐない。知らない人から挨拶されると戸惑つてしまふ。
地方の一部地域では、防犯のため不審な人間に率先して挨拶するやうな教育がなされてゐるといふ話を聞いたことがあるのだが、事実なのだらうか(どなたかこの真偽について教へてください)。
私は当ブログにて自虐的に「怪しい中年」と称することがあるが、上記のことが事実なら、本当に不審な人間に見えるのだらう。
写真は、当ブログ「傍らでニヤー」(2009.11.15)と「サボテンの匂ひ」(2009.11.16)の猫同士が、お互ひの鼻附近の匂ひを嗅いで挨拶。
(2009年9月20日、足立区千住桜木、ニコンD80,シグマ70~300㎜DGF4~5.6,ISO500,プログラムオート)
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本日12月12日は、「漢字の日」ださうである。よつて漢字をネタにした話題を。
「廿」といふ字がある。読み方は漢音で「ジュウ(旧仮名でジフ)」呉音で「ニュウ(ニフ)」である。意味は「二十」である。
現在では、暦の「二十日」を「廿日」と表記するといふ用例以外見ることは少ない。
写真の卒塔婆には、筆跡は同じだが「廿一年」と「二十一年」と違ふ表記がされてゐる。表記を変へたことに、書いた人には何らかの考へがあつたのだらうか。
その卒塔婆の前にて二匹の猫が寝てゐる。
(2009年7月30日、鎌倉市材木座、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO800,絞り優先オートf11)
(参考文献)
「新明解漢和辞典・第三版」(三省堂書店:1986)
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前回前々回に引き続き、落葉の上の猫の写真。
前回前々回は寒い季節に撮影した写真であるのに対して、今回は蒸し暑い季節での写真。
(2008年6月14日、台東区上野公園、富士フイルムFinePixA800)
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先程まで、酒を飲みながらザ・タイガースのベスト盤CDを聴いてゐた。
その中に、「落葉の物語」(橋本淳作詞、すぎやまこういち作編曲:1967年)といふ歌が収録されてゐる。
落葉の上を茶トラ白猫が歩いてゐる写真を選んでみた。
(2008年12月23日、新宿区西新宿、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO400,プログラムオート)
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当ブログの大道芸カテゴリでは、芸人さんによつて掲載回数が偏つてしまつて公平性を欠いてゐる。実際に撮影した枚数と文章の附けやすさといふことで偏りが生じてしまつてゐるのだが。
しかし、からし種キャラバンのshihoさんと相方の種さんを不公平に扱ふのは、私の気が済まない。
理由は過去に「公平に」(2009.8.30)で述べたとほりである。
よつて今回は、種さん単独の写真。
マイクを使用し、shihoさんの演奏に合はせて、ユダヤの賛美歌を唄つてゐるところのもの。
(2009年10月17日、台東区上野公園、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO800,絞り優先オートf2.8)

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郷ひろみが唄ふ「洪水の前」(岡田冨美子作詞、筒美京平作曲、船山基紀編曲:1977年)といふ歌があるが、今回のタイトルは、この歌のもぢりとするには無理があるか。
グレー白猫が寝転がつてゐた。
近づいても逃げない。
写真を撮つて撫でやうとしてみた。
すると、猫は猫パンチをしやうとした。
しかし、私はパンチを喰らふ前に手を引つこめたので、猫のパンチは空振りに終つた。
(2009年7月30日、藤沢市江の島、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO800,プログラムオート)
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現在焼酎党(焼酎以外も飲むけど)の私またたびであるが、かつて(十五六年前)はワイン党であつた。
地元の酒の安売り専門店数軒を巡つては、色々なワインを購入して自宅で飲んでゐた。
さうした中でわかつたのが、720ml瓶一本300円程度の国産ワインが自分の口に一番合ふといふことであつた。
現在は二ヶ月に一遍程度、ワインは一本300円程度のものを飲むくらゐである。
この店を訪れたのは、からし種キャラバン(当ブログ「酒の肴のからし種2」(2009.6.30)他で掲載)のアコーデオン担当・shihoさんの演奏を肴にワインを飲むためである。
写真はワインの瓶を背景に演奏するshihoさん。
shihoさんの隣にバイオリン担当・種さんの姿がないのは淋しい。
今回はshihoさん単独の仕事ゆゑ仕方のないことではあるが。
しかし、美味い酒、いい演奏、それが味はへたのはよかつた。
(2009年11月14日、新宿区歌舞伎町、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO400,1/200秒シヤツター優先オート,フラツシユ使用)

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前回前々回と撮影日は同じ。
「亀有大道芸まつり」を観覧した後、電車に乗つて新宿へと向かつた。
何が目的かは次回の話として、そこに向かふ途中、歌舞伎町の駐車場にて黒白猫に出会つた。
この猫も前回掲載の猫同様、ある程度まで近づくと少し逃げる猫であつた。
(2009年11月14日、新宿区歌舞伎町、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO800,1/200秒シヤツター優先オート,フラツシユ使用)
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前回、「亀有大道芸まつり」での写真を掲載した。
その間、会場の移動の際には、猫を探した。
一匹だけ出会つた。
ある程度まで近づくと少し逃げてしまふ猫であつた。
(2009年11月14日、葛飾区亀有、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO400,1/200秒シヤツター優先オート)
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このとき、私は酒に酔つてゐたため、何て答へたかははつきりと記憶にないのだが、否定も肯定もしなかつたと思ふ。なにしろ好きな順番など考へたことはないのだ(訊いてきた芸人さんもみぎわさんに勝るとも劣らぬくらゐ好きな芸人さんである)。否定も肯定もしやうがない。
大道芸写真を撮つてゐる某氏からは「みぎわさん専門」と言はれたことがある。某氏は私がみぎわさん以外の芸人さんも撮つてゐることを知つてゐるにもかかはらずである。
私にとつてみぎわさんは、大道芸を観るやうになつたきつかけとなつた芸人さんである。さういふことで贔屓目といふのがあるのかもしれない。
しかし、人から前述のやうに言はれてしまふほどそれが露骨なのだらうか。
みぎわさん以外の当ブログにたびたび掲載の芸人さんも、「一番好きなんだらう?」と訊かれても否定も肯定もできない。
写真は、「亀有大道芸まつり」に出演のみぎわさんである。
この日、みぎわさん目当てで亀有に足を運んだことは肯定せざるを得ない。
(2009年11月14日、葛飾区亀有、ニコンD80,タムロンAF28~80㎜F3.5~5.6,ISO800,1/125秒シヤツター優先オート)

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