猫丸工房

物作りと水辺(淡水)が好きです。

ルアーをリペアしてみよう~完成編~

2011年03月31日 | ハンドメイドルアーなど

もう3月もおわりです、もう釣りに繰り出してる方も多いでしょうね。

ダラダラと書いてきたルアーリペアも今回で完成です。4月になる前にとっとと終わらせちゃいますよ。

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①さあ緊張のコーティングです。前回の色止め作業は成功してるでしょうか・・・。

②おりゃっ!!

③色止めが失敗してるとこの段階で滴るセルロースに塗装した色が混ざり落ちていきます。

④無事に色流れも起こらず成功です、まずは歓び乾燥させましょう。

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ここまで行なってきたディッピング作業(セルロースコーティング)と「色止め」をおさらいしましょう。

赤いラインが最初のコーティングした層です、青いラインが二度目のコーティング作業と思って下さい。

ディッピング作業は乾燥後の赤いラインを溶かし青いラインが合わさり厚みを形成していきます。

色止めですが塗装後にそのままディッピングするとプラカラーはセルロースの強さで溶けて流れてしまう。

そこでディッピング前にエアブラシ(もしくは缶スプレー)でセルロースを薄く噴きワンクッションはさむ作業が

前回の「色止め」作業です。缶に浸け込むのと違い一度では厚くならないので回数が多い方が良い。

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①乾燥後に目をつけます。リペア前に外したパーツが使えるようならそれを、今回は5ミリの市販品を使用。

②その前にアイに付いたコーティングを除去します(書き忘れましたがディッピングの度に取ると綺麗に仕上がる)

③爪楊枝の先に乗せると目を置く作業がしやすいです。

④先の逆方向でディッピング(頭→尾 or 尾→頭、ディッピングの基本です)

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①いよいよ最終工程です。艶出しを兼ねて仕上げにウレタンコートを施しましょう。

②浸け込みます。私は釣具店で売ってる物ではなくホームセンターで買えるウレタンを使っています。

③ウレタンコートをするとしないでは強度が段違いです。乾燥時間がセルロースと違い長いのが困りますが。

④垂れた液は爪楊枝などで除去、そのまま固まると面倒です。最低24時間は放置、硬化まで我慢です。

作業する季節、環境などで硬化時間に違いが出るようです。今回は一日半くらいで硬化しました。

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ウレタンコートの仕組みを適当(笑)に分かりやすく。

①セルロースと違い完全に硬化した一層(赤)に二層(青)が重なり硬化して厚みを形成していく。

②ハンドメイドルアーを作る人が一度は喰らうウレタンコートの悲劇がコレ。ウレタンは縮んで硬化する

ので一層(赤)が完全に硬化してないと二度目のコーティング(青)の硬化に引っ張られて表面がデコボコに

波打ってしまう。なれないうちは仕上げのウレタンは一度でも構わないと思います。その際は進行方向に

合わせて(ミノーなら頭部を下に)浸けこんでコートするのが良いと思います。

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2回のウレタンコート(頭部から1回、尾から1回)を施しリペアが終了、無事に完成しました。

ボロボロのルアーが綺麗になったでしょう?バルサでボディを製作しなかった以外はハンドメイドの

製作過程で行なわれる作業です。バルサ作業をすっ飛ばして市販ルアーを使いハンドメイド製作気分

を味わえるので興味がある方は挑戦してみてほしい。それでは物足りずバルサから作ってみたいと

読んだ貴方が思う時に、この記事がきっかけになったなら作業過程を書いた自分としては嬉しい。

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こちらが最初に載せる予定だった画像。バルサボディは趣旨が違うと思い作業ルアーを市販品に変更。

ボディがバルサ材である事以外は書いた工程は同じです。完成した物はジョイントミノーとペンシルです。

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ふ~っ、なんとか完成まで書く事ができた・・・気が付けば春ですか。ネコルアー改良などしない間に

暖かくなっちゃったよ、今年もハンドメイドで楽しめたら良いかな。リペア作業これにて終了でございます。

 

 

 

 


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