猫丸工房

物作りと水辺(淡水)が好きです。

…遂に釣るっ!

2020年09月23日 | 釣り

9月も終わりに近づいてきた…初旬に先月行った鱒の森に再び行ってきました。きっと忘れる事は無い、記憶に残る釣行となりました。

前回訪れ、大型ニジマスを視認した水辺に向かう。今夏から初代相棒と夫婦のように釣行している…人生色々で自由な時間が増えたのだ。

彼との釣りは結構歩くので、ここ10年で支笏湖メインでヌルい釣りしかしてなかった自分には厳しかった…大分復活してきたけどな!

到着…9月に入ればサクラマスも少しか上流に移動してるかと思ったのだが…減るどころか増えている(苦笑)4~50匹はいそう。

サクラマスが多すぎてニジマスが視認できない…移動だ。薮を歩き少し群れから離れる事にする…それにしても良い光景だ。

前回の状況を参考に今回はウェーダーは履かず、万が一掛かってもフライでは獲れる気がしないのでルアーで攻める。ネットは支笏湖用の

大型ネットを持参…準備だけは万全だ。8月に訪れた時は随分とセミが鳴き、薮にバッタも多かった。状況は違うがまだ夏の余韻で喰うはず。

トップルアーで攻めることにする。数投してみる…何度が反応がある。森に覆われてキャストしにくいのだが更にキャストする。

初ヒット!川でも強いわドラウンシケーダ(笑)跳ねまくったが支笏湖用デカネットで余裕のランディング、30センチの綺麗なニジマス。

もっとデカいのもいる(不思議とこの時、気配を感じました)ここならと当たっているドラウンシケーダからルアーを換えて攻める。対岸に

小さいが怪しいライズ。突き出してる枯れ枝で絡んだらルアーロスト確定な対岸に何度もルアーを流し込む…表層が揺れてルアーが消える。

喰い方が地味で小さいかと思った瞬間、もの凄い速さで魚が動きはじめる。少し離れた相棒に救助要請っ!寄せては鳴るドラグの繰り返しっ!

永い数分の格闘で遂にデカニジを釣るっ!!

ランディングは相棒がしてくれました…さすが70でも余裕の対支笏湖用ネットだぜ!大きさは56センチ。このサイズのニジマスを生で

見るのは当然だが初めてだ…やっぱデカイと悪い顔してるなあ(笑)目の前で呼吸してる大型ニジマスの姿は何とも不思議…言葉にならない。

ヒットルアーはハンドメイドの「虫トップ」です。自分でルアーを作りはじめて最初期のルアー…20年近く前に作った物。目がバードカー

ビングに使用するパーツなのが当時の自分の材料知識の薄さが表れているな(苦笑)それでも完成後に札幌湖で使用した時、小さなニジマス

が底からヘッドバットしてきて「オレのルアーに反応してる!」と感激したのを覚えている。その後、支笏湖ではフッキングせずチビアメのみ。

ドラウンシケーダに出会ってしまい使用する機会は減ってしまった。今回、トップの反応が良いのでここなら夢が見れるかもと投げ続けた。

試行錯誤のルアー製作していたあの頃の自分に言ってやりたい。歪な虫ルアーだがお前の作ってるルアーは間違ってはいない、可能性の塊だと。

リリース時に十分に冷やした手で触れると以前に釣った大型ブラウン同様に鼓動が伝わってくる…しかも凄い速い鼓動だ。水質がクリアで

掛けてから姿が見えてたんだがまさに「縦横無尽」な暴れ方だった。デカニジは凄いな、大げさじゃなくて水中で瞬間移動してたよ(迫真)

相棒とも話したがこんな光景見る機会は今後ないかもしれない。まさかのハンドメイドで大型魚に出会えた釣行、忘れられない水辺になりました。

 


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