言葉
うちは青森でリンゴ農園をやっているのですが、先日、父ちゃんが
「葉は命」と教えてくれました。
「リンゴ農家の作業というと、当然リンゴの実に目がいきがちだけど、
葉がなければよい実はならない。葉が太陽から光を吸収して栄養を運
んでくれたり、光が当たりすぎないように守ってくれるから、おいし
いリンゴができる。 生きているのはリンゴの実だけじゃなくて、無
数にある葉の一枚一枚、そこにも命があるんだ」
ハッとしました。 いままで、リンゴの実にばかり目を向けていました
から。 その年のリンゴの出来は、葉を見ることで予想できるのだそう
です。
葉を見て、そのサイズが大きければ、良いリンゴができる。
葉っぱが光を吸収して栄養を運んでくれるから、良い実がなる。
人間も一緒だって思ったんです。
「人は一本の木」と書いて「体」ですから。
私たちは一本の木なんです。だからこそ、葉っぱが命なんです。言葉という
葉っぱが。
自分が「言」った言「葉」が、自分っていう木の葉になる。
だから、いい「言葉」を使えば、その「葉」はどんどん大きくなり素敵な実ができる。
「言葉」は、事の起こる場。 だから「事場〔コトバ〕」。
いい言葉の周りは、いい事の場が広がるのです。
今年も始まったばかりです。 「最高の笑顔」で、
「すてきな言葉」を使って過しましょう。
つづく
うちは青森でリンゴ農園をやっているのですが、先日、父ちゃんが
「葉は命」と教えてくれました。
「リンゴ農家の作業というと、当然リンゴの実に目がいきがちだけど、
葉がなければよい実はならない。葉が太陽から光を吸収して栄養を運
んでくれたり、光が当たりすぎないように守ってくれるから、おいし
いリンゴができる。 生きているのはリンゴの実だけじゃなくて、無
数にある葉の一枚一枚、そこにも命があるんだ」
ハッとしました。 いままで、リンゴの実にばかり目を向けていました
から。 その年のリンゴの出来は、葉を見ることで予想できるのだそう
です。
葉を見て、そのサイズが大きければ、良いリンゴができる。
葉っぱが光を吸収して栄養を運んでくれるから、良い実がなる。
人間も一緒だって思ったんです。
「人は一本の木」と書いて「体」ですから。
私たちは一本の木なんです。だからこそ、葉っぱが命なんです。言葉という
葉っぱが。
自分が「言」った言「葉」が、自分っていう木の葉になる。
だから、いい「言葉」を使えば、その「葉」はどんどん大きくなり素敵な実ができる。
「言葉」は、事の起こる場。 だから「事場〔コトバ〕」。
いい言葉の周りは、いい事の場が広がるのです。
今年も始まったばかりです。 「最高の笑顔」で、
「すてきな言葉」を使って過しましょう。



