B4.5：サベイランス

巨大ソフトウェア企業N.U.R.V.の社長ゲーリーが提唱した新しいプロジェクト“シナプス”は衛星を通じて世界中のデジタル機器を繋ぐことが出来るという画期的な通信システムであった。そのシナプスの開発チームにスカウトされた天才プログラマーのマイロは、親友の死をきっかけにN.U.R.V.の隠しているとんでもない秘密に気づき始め・・・ピーター・ホーウィット監督作品ということで、以前から気になっていた作品だったので観てみました。本当に良くできていて、あっという間に観終わってしまったという感じです。他のピーター・ホーウィット監督作品を観てみたくなりました。出演者も若手・ベテランがうまく混ざっていて良かったです。←clickをお願いします。

B3.5：13/ザメッティ～ロシアン・ルーレット～

屋根修理の仕事で得るわずかな収入を頼りに家族と暮らす22歳のセバスチャンは、ある日修理に訪れた家で家主宛の封筒を見つける。家主が大金を稼ぐための手紙を待っているということを知っていたセバスチャンは、家主の死後にその手紙に入っていたパリ行きのチケットを片手に・・・「ファイトクラブ」が子供だましに思えてくるとまで言わしめた作品ということで気になっていたので観てみました。とにかくスタイリッシュな作品でした、ロシアンルーレットのシーンでの緊張感は素晴らしいものがありました。あのシーンを観るためだけでも、この作品は観る価値があると思います。内容に関して言うと、少し物足りなさを覚えたというのも正直な感想です。ということもあり評価はB3.5にしました。←clickをお願いします。

A1：サン・ジャックへの道

仲の悪い兄姉弟の3人のもとへ、母親の遺産相続に関する一通の手紙が届く。遺産相続の条件としてフランスのル・ピュイからスペインの西の果て、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで巡礼路を一緒に歩くことが条件とされていた。文句ばかりの3人だったが、遺産相続のため他のツアー参加者達と共に旅へ出る決意をする。・・・予告編を観て気になった作品だったので観てみました。予想外に良い作品で驚きました、数多くあるロードムービーの中でも良作の部類に入ると思います。仲の悪い兄姉弟の3人の再生ムービーにとどまるのではなく、他のツアー参加者たちにもしっかりと目を向けられていて構想の良く練られている作品でした。個人的には、あまりロードムービーは得意じゃないのですが、この作品は飽きさせることなく集中して観ることが出来たということを考えると凄い作品だと思います。←clickをお願いします。

B3.5：300 ＜スリーハンドレッド＞

紀元前480年。スパルタへ圧倒的な軍事力を誇るペルシア帝国の使者がやってきて、スパルタ王・レオニダスへ土と水を差し出すように要求した。レオニダスは、スパルタの威厳に傷をつけないため使者を葬り去る。ペルシア帝国との戦争を決意したレオニダスは託宣師のお告げも無視し、300人の兵士を引き連れて・・・映像が凄いということで劇場公開時話題になっていた作品だったので観てみました。評判通りで、映像はとても迫力があり見応えは十分で一見の価値はあると思います。しかし、内容に関して言えば良くも悪くもない、ごくフツーの映画と言わざるを得ません。この映画に、映像だけを求めるのであれば満足出来る作品だと思いますが、総合で観るとするならば評価は下がると思います。←clickをお願いします。

B4.5：ザ・シューター/極大射程

元海兵隊の名狙撃手スワガーは、退役して山奥で愛犬とほのぼのと暮らしていた。そんなある日、スワガーのもとへ退役したジョンソン大佐がやってきて、大統領暗殺の動きがあることをスワガーに伝え、それを阻止する手助けを依頼する。愛国心の強いスワガーは仕方なく、協力することにするが・・・マーク・ウォルバーグ主演ということだったので観てみました。期待以上に銃撃シーンが見ごたえあったので驚きました、しかし所々ストーリーに難があると感じたので評価はB4.5にしました。期待して観るとがっかりな結果に終わるかもしれませんが、期待せずに観た場合には結構楽しめる作品なのかもしれません。個人的には2時間飽きさせない作品だったので良かったと思います。←clickをお願いします。

B3：ステップ・アップ

タイラーはダンスの才能に恵まれているが、軽犯罪を繰り返す毎日を送っていた。ある夜、悪友と共に名門メリーランド芸術学校に忍び込み、騒動を起こしたことでタイラーは200時間の社会奉仕を課せられる。奉仕先の学校で、タイラーはバレエをする一人の女の子に目を引かれ・・・劇場公開時に話題になっていた作品だったので観てみました。クラシック・バレエとストリート・ダンスが見事に融合していて、全く新しいダンスが生まれるのをこの作品で観ることが出来ました。ダンスをする人でなくても、この映画を観たら体を動かしたくなると思います。内容がどうかというよりも、目を離せないダンスシーンを観るためにこの作品を観てみてください。←clickをお願いします。

B：スモーキン・エース／暗殺者がいっぱい

マフィア界の超大物スパラッザが、マフィアの真似事を始め裏社会に大混乱を巻き起こしたエースの心臓に100万ドルの報奨金を出し、謎の暗殺者たちに依頼しているといううわさが瞬く間に広がった。それを聞いた世界中のプロの殺し屋たちが、エースの心臓をねらいはじめていた。何とか阻止しようとFBIは・・・劇場公開時に話題を集めていた作品だったので観てみました。とにかく展開がはやく、正直言って前半はわけが分からない状態でした。副題の通り、暗殺者が多くて登場人物の役割を掴むのがとても苦労しました。ここまではC評価の作品だったのですが、最後にしっかりと話をまとめていたのでB評価にしました。タランティーノ系の作品が好きな人には、おススメかもしれません。←clickをお願いします。

B：サンシャイン2057

2057年、太陽の死滅により地球も滅亡の危機にさらされていた。宇宙船イカロス2号に搭乗した船長のカネダや物理学者のキャパら男女8人のエリートたちは、太陽に出来る限り接近し核爆弾を発射し太陽を再生する任務中であった。順調に思えていた任務であったが・・・ダニー・ボイル監督作品ということと、宇宙船の船長カネダ役で真田広之が出演していることで日本でも話題を集めていた作品だったので観てみました。内容は前半部分は良かったと思うのですが、後半が展開がはやすぎてわけが分からなくなりました。もう少し丁寧に描いてほしかったというのが本音です、ダニー・ボイル監督が作った作品でなかったら劇場公開していなかったのでは？と感じてしまう出来でした。←clickをお願いします。

B5：サンキュー・スモーキング

タバコ研究所のPRマンとして働いているニック・ネイラーは、禁煙の逆風が吹き荒れる世の中で柔軟な道徳観念を武器に日夜マスコミを相手に戦い続けている。そんな彼には敵が多く、中でもニックを目の敵にしているフィニスター上院議員はタバコの箱にドクロマークを掲げる法案を通そうとする。・・・劇場公開時から気になっていた作品だったので観てみました。上映時間もさほど長くなく、言葉のやり取りが面白いので観ていて飽きませんでした。この映画を観て凄いと思ったのは、タバコをすすめているようなイメージがこの作品は強いのですが、登場人物がタバコをすうシーンが全くないところです。その皮肉な感じがなんか良かったです、喫煙者も非喫煙者も一度観てみてはいかがでしょうか？←clickをお願いします。

B4.5：シーズ・オール・ザット

生徒会長でハンサムでスポーツ万能のザックは、学園一の人気者であった。卒業パーティーを直前に控えたある日、突然恋人に別れを告げられたザックは、“さえない女の子”を自分の力でプロム・クイーンにするという賭けを友達から持ちかけられ・・・以前からちょっと気になっていた作品だったので観てみました。先が読めてしまう内容ではあるのですが、たまにはこういった作品もいいかなと思いました。“さえない女の子”レイニーを演じたレイチェル・リー・クックは、見事に役にハマッていたと思います。観る人の心を弾ませてくれるラブ・ストーリーに仕上がっているので個人的におススメの1本になりそうです。このジャンルの作品で、何か観たいと思っている方には、この作品を手にとって欲しいです。←clickをお願いします。

B：自由な女神たち

ポーランド系アメリカ人で15歳で結婚して以来、息子4人と娘1人を育て上げた母ヤドヴィガは、夫ボレックに隠れて浮気をしていた。しかし、夫にそのことを感ずかれつつあった。そんな時だからなのか悪いことは重なり、娘のハーラの妊娠も発覚し・・・自由に生きる母、それに翻弄される男たち、しっかりと血を受け継いだ娘の行動、すべてが上手く絡み合うことでこの作品は成立しているのだと思います。しかし、この作品の評価は良否賛論になるでしょう。この作品に出てくる女性の考え・行動に共感を持てないと、あまり良い評価はつけることができないと思います。個人的にも、あまり共感できなかったので評価は低くなってしまいました。あらすじを読んで、興味を持った方はご覧になってもよいのではないでしょうか？←clickをお願いします。

B4：スイミング・プール

新作の加筆がうまく行っていないミステリー作家のサラは、出版社の社長が貸してくれたフランスの別荘で落ち着きながら新作に取り組み始めた。順調に仕事を進めていくサラであったが、別荘に社長の娘・ジュリーがやって来たことで・・・「8人の女たち」の監督でもあるフランソワ・オゾン監督作品ということだったので観てみました。個人的には、楽しめる作品でしたが、こういったラストに納得できない方も多いのかもしれません。「マルホランド・ドライブ」と結末が少し似ているので、あの作品を観たことがある人は、この作品を1回観ただけである程度理解できると思いますが、この作品を何の情報も無しで観た場合は、わけの分からない作品だと感じてしまうかもしれません。個人的にはおススメの1本になりそうです。←clickをお願いします。

B4：ストレイト・ストーリー

アイオワ州に住む73歳のアルヴィン・ストレイトは、娘ローズと2人で暮らしていた。高齢ということもあって健康状態が良くないアルヴィンの家にある日、兄のライルが倒れたとの連絡が入る。それを聞いたアルヴィンは、兄のもとを訪れようと決意する。兄の住む町まで車で1日の距離だが、免許を持っていないアルヴィンは、ローズの反対を押し切り時速8kmのトラクターで出発する。・・・デヴィッド・リンチ監督作品ということだったので観てみました。「ロスト・ハイウェイ」や「マルホランド・ドライブ」とは作風が違いますが、この作品も個人的には好きな作品になりそうです。一見何てことない作品に思えるのですが、本当に温かくて観終わったあとに幸せな気持ちにさせてくれました。←clickをお願いします。

B4.5：幸せのちから

クリス・ガードナーは医療機器の訪問販売をしているが、思っている以上に商品の売れ行きは良くなく、家賃の支払いもままならない状況であった。そんな生活に耐え切れなくなった妻は家を出て行ってしまう。息子を手放したくないガードナーは、医療機器を売りながら大手証券会社の正社員を目指す。・・・ウィル・スミス主演で、さらに親子共演が話題を集めていた作品だったので観てみました。実話を基にしているということは、実際にこのクリス・ガードナーという方は存在しているわけで、そのことが何より凄いことだなあと感心しました。ハリウッド映画らしくサクセスストーリーに仕上がっているので、安心して観る事が出来ると思いますし、おススメもできます。←clickをお願いします。

B4.5：世界最速のインディアン

ニュージーランドの南端の町に住むバート・マンローは、40年以上も前に買ったインディアン・スカウトの改造に日々励んでいた。そんなバートの夢は、アメリカのボンヌヴィルでスピードの世界記録に挑戦することであった。年齢は気にしていないバートでも体力的に限界を感じ始め、自分の夢への長旅に出る決意を固める。・・・実話であったことでも映画公開時話題を集めていたので観てみました。相変わらず、アンソニー・ホプキンスは素晴らしい演技をみせてくれました。素敵な物語で、きれいにまとまっていて、それがこの作品の魅力の1つでもあるのだと思いますが、最近クセのある作品ばかり観ているせいか個人的には少しきれいにまとまりすぎていて違和感を覚えてしまいました。素直に受け入れればいいのですが、それが自分の中でひっかかってしまったので評価はB4.5としました。←clickをお願いします。