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中古住宅を リノベしよう handy man 現場レポート

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防犯対策工事の需要増加と本質的な対策について

2025年03月07日 22時33分00秒 | 工事レポート




今週、関東地方では待望の雨が降りました。


長く続いた乾燥した空気も、これで少し和らいだのではないでしょうか。


さて、年度末が近づくこの時期は、引っ越しや片付けの依頼が増える時期でもあります。


それと並行して、最近特に増えているのが 防犯対策 に関するご相談です。


特に、窓ガラス越しの防犯対策や防犯フィルム施工 の依頼が目立つようになってきました。


防犯フィルムの種類と選び方


防犯フィルムには大きく分けて 「防犯用」 と 「準防犯用」 の2種類があります。

防犯用フィルム:ガラス破り対策に特化し、強度が非常に高い。

ただし価格は高く、準防犯用の約3倍。

準防犯用フィルム:一定の防犯性能がありつつ、費用を抑えられる選択肢。


一般の住宅やマンションでは「防犯対策を強化したいが、コストが気になる」というお客様も多く、すべてを防犯用フィルムにするのではなく、リスクの高い窓を重点的に対策し、それ以外は準防犯用を活用する という形で提案を行っています。


防犯対策の本質とは


防犯フィルムの施工が増えている背景には、近年の犯罪に対する危機感の高まりがあります。


実際、住宅侵入犯罪の多くは 窓ガラスの破壊 を経て行われるため、窓の防御力を高めることは非常に有効です。


しかし、防犯対策は 単体で完結するものではなく、複数の対策を組み合わせることが重要 です。


有効な防犯対策の組み合わせ例


防犯フィルム+補助錠:侵入にかかる時間を延ばし、犯行を諦めさせる

人感センサー付きライト+防犯カメラ:犯行前の抑止力を高める

防犯砂利の設置:足音を立てさせ、不審者の行動を目立たせる。

侵入者は 「短時間で侵入できるか」 を重視するため、1分以上の侵入に手間取ると約7割が犯行を諦める というデータもあります。


「安心感」を提供する防犯対策


お客様が求めるのは「絶対的な安全」ではなく、「安心感を確実にすること」です。

そのため、むやみに高額な防犯フィルムを勧めるのではなく、予算や優先度を考慮し、実際の防犯リスクに応じた 適切な対策を提案する ことが大切だと考えています。





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