NAZEN福岡事務局通信No.41 8月18日発行(カラー版)です。今回は長崎保養で出会った高校生やいっしょに遊んでくれた中学生にも読んでほしいと思いながら、作りました。NAZENの運動が若い人たちの行動のきっかけになってほしいと願います。
【写真:8月11日 川内原発ゲート前抗議集会】
◆現地闘争報告◆(NAZEN通信 第28号より)
川内原発再稼働を絶対に許さない!
力を合わせ、安倍倒そう!
田宮 星(NAZEN福岡)
8 月10 ~ 11 日、NAZEN 福岡は全国の仲間とともに川内原発再稼働反対の行動に全力で取り組みました。
▼怒りのゲート前行動に立つ!
8 月10 日朝6時30 分頃、「ストップ再稼働!3.11 鹿児島集会実行委員会」が呼びかける川内原発ゲート前抗議集会に参加するため、先に現地入りした仲間と合流。来る途中、検問がしかれていたが、運転していた仲間は「応じません」と4 回言って通過。誇らしい。7 時から抗議集会。メインステージの宣伝カー前は座り込み用のゴザが敷いてあり、座ると警官がぐるっと取り囲んでいるから辺りが見えない。日陰がなくて汗だらだら。そしてトイレがない!ので、車で仮設トイレの設置してある海岸まで往復する。白バイが着いて回る。仮設トイレには「撤去するように」と書かれた張り紙が貼られている。ゲート前を歩いていると「あぶないですよ」と押してくる警官。その手が胸に当たり、ムカッときた。「あぶないのはどっちや?原発やろーが!」とおいちゃんたちが言い返していた。元気の良さに励まされる。
福島や全国各地から再稼働反対と駆けつけた350 名(主催者発表)の心を踏みにじる権力のおもてなしは一生忘れん! そして屈することなく連日の抗議集会を牽引した鹿児島現地の人々の強さと温かさを決して忘れない。
▼動労水戸が原発労働者に「ストライキ!」
抗議集会には福島の佐藤幸子さんも駆けつけ、マイクを握った。「絶対許せない。福島第一原発事故が何も解決していない中で動かすのは許せない。子どもたちが健やかに育つ環境には原発はあってはならない。日本政府、九電には怒りしかない」。
動労水戸の西納岳史さんも発言。川内原発で働く労働者に「危険な原発は断固拒否しよう。
原発労働者は労働組合を作ってストライキで闘うことができる。わたしたちと合流してください」と訴えました。警察も静まり返るド迫力だった。全学連、NAZEN 事務局長、ともに闘う全国の労働者たちも有給を取り、駆けつけてくれた。
午後からは鹿児島市内での独自の街頭宣伝と現地座り込みとに別れて行動。わたしは引き続
き座り込み抗議集会に参加し、再稼働阻止のため先頭で闘うことを誓いました。
【写真】8月11日、川内原発再稼働に抗議する地元の人々の車がゲート前に並んだ。これを権力が囲み、マスコミや抗議に来た人々になるべく見せないようにしていた。11日朝はこの車での抗議行動の広がりを恐れた権力がゲート前までの道を車両通行止めにした。多くの人がゲート前までの道を数十分、徒歩で歩くことになった。さらに「危ないですよ。歩道を歩いてください」と権力。「お前らが車を止めとーのに、何が危ないか!」と怒りの声が上がっていた。マスコミも重い機材を抱え、歩いていた。安倍政権は多くの人の思いをふみにじり、権力を思いのままにふるい、原発再稼働強行した。絶対に許さない!(補足)
▼再稼働に泣き怒り! 仲間が増えた!
8 月11 日午前10 時30 分頃、川内原発1号機、再稼働。悔しさで涙が溢れたが、「許すもんか! のどから血が出たって抗議のコールをつづけよう!!」と集中した。そして「原発は核の平和利用ではない。安保戦争法案を強行する安倍政権が再稼働するということは核兵器保有につながり、戦争へとつながるということです。絶対許さない。屈することなくヒロシマ―ナガサキ―フクシマ―オキナワの人々とともにこれからも一緒に闘いましょう。今日はそういうはじめの一歩だと思います。がんばろう」と発言した。ネット配信は1983 カウント!全国の人々が聴いてくれていた。
帰りのバスでは「高浜にも来てほしい」「玄海のときは行くからな!」と声を掛けられた。
仲間が増えた。「絶対に許さない!」「あきらめない!」。多くの怒りの声が安倍政権打倒へと
つながる。力を合わせ、倒そう。労働組合で闘い、ストライキ、ゼネストで権力と闘い勝つ力
を手にしよう。そして、人間が人間らしく生きられる社会をつくろう。
NAZEN福岡は安倍政権打倒に全力で取り組みます。ともに闘い勝利をつかもう!