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◆なっちのさんぽみち◆

リウマチと歩むなっちの日記

母の明日の記憶?

2007年07月02日 19時57分54秒 | なっち母の病気

     じめじめ~じとじと~の1日

きのう 渡辺謙さん初主演の映画【明日の記憶】をTVで見ました。
昨年 上映されていたときは アルツハイマー病なんて関係ない位に思っていて見ていなかったもので。
今回は 謙さんファンとしても 母のこともあり気合を入れて見ました。
この映画では 49歳の働き盛りの若年性アルツハイマー病となるもので 
冒頭は 2010年の秋で 主人公(謙さん)は 既に受け答えもなくただボーッと車椅子に座っている。(精悍な面立ちの謙さんにとっては重度認知症者の表情は無理があった気がしなくもないが。) 
主人公が診断されたのは 2004年。
ということは 言葉は悪いけど6年で既に末期というところまで進行していることになる。
若年性アルツハイマー病の場合 老齢と比べて進行が早いとは聞くが本当に早い。(ま リウマチでも若い方が往々にして炎症は強いし 癌も若い方が進行は早い。 若いということはそういうことかもしれないが。)

そもそも 【明日の記憶】の主人公が診断されたときには 奇行として
●知ってる道を迷う
●同じ物を何度も買ってくる←それ自体を覚えていない
●自分が言った(決めた・約束なども)ことを覚えいない
●ちょっと前に置いたことを覚えていない
などの明らかな奇行症状があった。
それを考えても 母の場合は 認知症状があったから受診したのではなく 物が二重に見えるから受診し・診断されたので この主人公とは違う。
母は 道を全く迷うことがない。
「どこそこへ行って来る」と出掛ければ 一般にかかるであろう時間内で帰ってくる。 返って 方向音痴のなっちの方が道には迷うくらいだ。
同じ物を買うでは トイレットペーパーは幾つも買い溜めはするが 買って来たこと自体を忘れてはいない。(値上りが近いので また買い溜めし始めました。)

母は 76歳にしては元気だし 何でも自分で判断し行動する。
もともと 3人姉妹のしっかり者の長女で 今でもしっかりしている方だと思う。
返って 同年代で診断はされていないけど 母よりもずっと認知症っぽい人を身近に見かけるくらいだ。
その母は 本当にアルツハイマー病で認知症になっていくんだろうか?
アルツハイマー病の場合 何かのきっかけで一気に進行らしいが 母もそうなるのだろうか?
( ̄~ ̄;) ウーン イマイチ納得しきれない思いがつきまとう。
少なくとも 今現在では想像がつかない。
とりあえず 今のまま年取ってくれることを祈ろう。


母の具合

2007年05月19日 17時11分27秒 | なっち母の病気

   どしゃ降り のち 晴れ

実は 先週の日曜(13日)~月曜(14日)にかけて なっちはすこぶる忙しかった。
母の具合が急に悪くなったのだ
普段は 年齢の割りには力持ちだし元気な方だが 具合が悪くなると一気にすごく容態が悪くなる。
熱はないが 血圧と脈拍が上がり 本人も辛そうで「死ぬかもしれない」と言い出す始末だ。
自分の死後の整理 「お金は こことここにあるから。。。」と言い出す始末だった。
ヾ(-- )ぉぃぉぃ 今から人を脅してどーする。
まぁ 見ててもかなり苦しそう辛そうなのは明らかだが。

そもそも 事の起こりは 日曜日の日中 駅前まで買い物へ行ってきて 途中で気分が悪くなり嘔吐したという。
帰って来てからも 辛いそうだ。
ご飯も食べたくないといい 脳神経外科のみならず内科薬(強心剤 血栓予防薬 血管拡張剤 睡眠剤代わりの安定剤など)も飲めなくなった。
すると 血圧・脈拍ともに急上昇し容態は更に悪化。
水を飲んでも吐いちゃうし “死にそう”と言われては こちらも穏やかではない。
熱はないので何をするでもないが なっちは夜通し見守りとなった。
朝5時頃になり 母が「もう大丈夫だから なっちも寝て頂戴」という。
この場合の大丈夫だは “もう死なないから”という意味で具合がまだまだ悪いのには変わりはない。
朝(月曜日)になり 病院へ行こうとするが とても歩けそうにない。
なっちが背負えるわけも無く 結局 救急車を呼ぶことにした。
(1年半前にも なっちの食中毒でも呼んだし 過去にもなっちと母とで何度か搬送してもらったし そろそろ救急隊から嫌われそうな気がしなくもないが。。。)
救急隊員に なっちの荷物(母の着替えと靴)となっちの杖を持ってもらって  頼りない付き添い共々救急車に乗り込んだ。
救急車の中でも 病院に着いても 「アルツハイマー病の治療薬アリセプトで吐いて具合が悪くなった。」と 母もなっちも何度も説明しても わかってもらえない。
母も 横になりながら 一生懸命思い出しながら 症状を細かく伝えた。
けど 何度も同じことを言ってもわかってもらえない。
そもそも アリセプトは吐き気や嘔吐の副作用はあっても そんなに具合が悪くなっていることと 受け答えもしっかりしている母にアリセプトが処方されていること事態が 救急隊員もERの先生(内科医)にも理解されていないようだった。
病院についても 母は処置室に入りっぱなしで なっちは2人の医師から病状や既往症などを聞かれた。(何度も立ったり座ったり あっちに呼ばれこっちに呼ばれ。。。一度済ませてほしいわね) 
病院に到着して2時間がたち そろそろ3時間になろうかというときになって 
 「あのぁ どーなっているんですか?」とクラークに問い合わせる。
なっちも初めての病院なので 勝手がわからないので。
そしたら すんなり母の元へ案内された。
なんと なんと 母は処置室の中で点滴を打たれて処置を受けているではありませんか
だったら 早くそう言ってよ~~~
質問攻めで聞かれただけで どうなっているか何の説明も無く3時間近くも付き添いを放って置くなよ~~~
待ってるこっちだって 身体は固まるし大変なんだからぁ。(○  ` ε ´  ○)ぶーーーっ
しかも 母は点滴を打って もうそこそこ元気になっている。
なっちと目線が合わせるられる。
何の点滴を打ったんだ と見てみると。。。なんとタダの電解質だった
「どうせなら ブドウ糖も打ってくれればいいのに 昨日から何も食べてないんだから 気が利かないわね。」ともなっちは思った。
結局 アリセプトで吐いてお水を飲んでも吐いて 結果 脱水症状と内科薬も飲めなくて 体内の電解質バランスが崩れたのかな?
特に カリウムが減量すると命に関わるしね。

そして 点滴が終るのを待って めでたく帰途につきました。
(救急車で行って その日の内にタクシーで帰ってくる。。。かなり恥ずかしい。)

その後 16日の水曜日に脳神経外科の主治医を 予約外で受診。
結局 服用初めて4日で吐いちゃうようでは 今後この薬をどう服用していくのか聞く必要があったので。
なっちも診察室までお供した。(どんな 脳外の先生か見てみたかったので。)
結果 もうアリセプトとは服用禁忌となってしまった。
アレルギーが強すぎるからという理由だ。
服用できないとなると ボケるのも時間の問題ということか?
今後 どうするべきか いろいろと調べてみよう。
(母の脳外の病院は設備は大学病院並みに整ってはいるが 医師も頭は切れそうだが対応にイマイチ納得がいかないところもある。 こっちも調べてみようか。)


参考になる情報がない

2007年05月11日 21時32分00秒 | なっち母の病気

 ピーカンだけど、すごい強風

きのうの 母のアルツハイマー病診断を受けて なっちになりにいろいろ調べて見ました。
なんせ 今までなっちの出来ないことを一手に引き受けてきた母がアルツハイマー病だなんて これはなっち家の死活問題ですからね。
全く逆転の立場なりかねない事態ですもの~~~
(いや 本来の形になると言うべきかも知れないが。。。)

調べたけど 今の母には 参考になる情報がないかった
εミ(ο_ _)οバッタリ…
アルツハイマー病で検索すると 認知症・痴呆症の情報ばかりで 母のような患者対象の情報は皆無だった。
まぁ 大多数の方は 痴呆症状があって受診アルツハイマー病と診断となるのであろうから。
そうでなかった母のようなケースが 例外的なのかもしれないが。。。
認知症・痴呆症になるのアルツハイマー病の情報ってないの
本当は 痴呆症状の出る前に 診断がつくのがいいのにね。

先のことはわからないが 現段階では母は認知症ではない。
置き忘れと言うよりはしまい忘れが出て来たけど 喚語困難は殆どないから いいとこ正常と年齢相応の中間というところか。
年齢的には しっかりしている方だと思うが。。。
物の置き忘れや「あれあれ あれよ~」と固有名詞が出ないことは 認知症に関係なく若い人でもままあることですしね~。

【喚語困難とは?】 言いたいことはわかっているが それが言葉に出ない状態。 思い出そうとしても固有名詞が思い出せない。 時として事柄を表す普通の名詞や名詞以外の言葉でも思い出せず 言葉に出ない状態。

やっぱり 今のうちにして置いた方がいいこととか いろいろと情報がほしいですね~。


アルツハイマー病

2007年05月10日 17時25分26秒 | なっち母の病気

   午後から夕立

きょう 母(76歳)が アルツハイマー病であることがわかった。
見た目も行動もおよそ認知症には見えないし 病院もひとりで行って医師の話も母がひとりで聞いて来たのですが。

何ヶ月前だったか 物が二重に見えて見ずらいと掛かり付けの眼科医に相談したところ 眼には異常がなく 脳神経外科を紹介された。
脳神経外科でのMRIでは腫瘍もなく異常は見つからず 脳の血流を見る脳シンチグラフィを受けた。
その結果 脳への血流が極めて良くなく 実齢よりもちょっと高い90歳程度の脳の萎縮もあることから アルツハイマー病の早期と診断された。
よって 脳の血流をよくするために ケタスと。
アルツハイマー型痴呆治療剤のアリセプトが処方された。

そもそも アルツハイマー病とは 脳を構成している神経細胞が通常の老化よりも急速に減ってしまい 正常な働きを徐々に失っていき認知症(痴呆)になっていく病気です。
年をとると 脳への血流も平均20%減少するそうですが 母の場合はもっと重症らしい。
これは 喫煙、高コレステロール、糖尿病、高血圧などに関連するアテローム動脈硬化に侵された人には大きくなるという。
母は 慢性的な糖尿病と高血圧があり これが起因だろうか?
また 脳血管性痴呆もあるが これは脳出血と脳梗塞から来るもので 母のそれとは異なる。

確かに 物忘れは近年めだつが。。。
物をしまった場所を忘れるなど年齢相応な物忘れは多くなって来ているが 会話は普通だし アルツハイマー病と言われても 正直ピント来ない

しかし 何時ぞやの親子喧嘩は この辺に起因しているのだろうか?
あれ以降は 親子喧嘩もないが。。。
処方された アルツハイマー型痴呆治療剤のアリセプトも早く使えば使うほどいい結果が出るらしいが 軽度~中等度で20~30%の有効率(意外と低い)というし どこまで効くのたろうか?(母は軽度までも行っていないのだ
が。)

なっちも 将来 路線変更しなければならなくなる日が 来るのだろうか?