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俺は、君のことを忘れないよ。

2016-07-27 14:35:54 | 日記
先輩「……何をしている?冬夜、早く行くぞ!」
前を歩いていた黒い外套の男が振り返る。
その男の髪の先は白っぽい。
いつ見てもどうやったらそうなるのかを考えてしまうのは俺のせいではない。
中原「あぁ、了解!先輩」
俺は小さくため息を吐いてその先輩の後ろを追う。
俺は道を誤っちゃったから、もう君に合わせる顔はないんだけどね。
ただ、願うだけならどんなに手を黒く染めてても大丈夫だと信じてる。
今日も君から変わりに貰った。
ロザリオに願う。
中原「どうか、君が元気に生きていてください。どうか、君が笑顔を忘れずにいてください。どうか……」
どうか、俺のことを忘れないでください。
俺は、君のことを忘れないよ。
だから、お願いだ。
中原「どうか、君と会えますように......」
君はまだ生きているよね、真希。

手足が上がらなくなってきてる

2016-07-18 16:18:26 | 日記
しまった!!!

うっとうめき声をあげながら自分を切ったワザトリの心臓を撃ち抜いた。

小夜「なんかさっきより鈍くなった。もうしまいだか……はは……」

自分の衰えに乾いた笑いが漏れた。

心の奥底で駿城の人たちが助けに来てくれると願っていることも気づかず。

足が……

腕が……

体が……

だんだんと動かなくなってくる。

さっきから噛みつかれても切られても、ただ痛いだけだったのが、本当に手足が上がらなくなってきてる。
ゲホッゲホッ

肩と脇腹に噛みつかれた、血反吐が口から漏れる。

小夜「あぁー!!邪魔なんだよ!!!」

体にまとわりつくカバネたちを撃ち抜いた。

いまの私はすごい顔をしてると思う。

ガタッー

何かが崩れた音が聞こえた。

音のした方を見ると、崩れかけてた建物の鉄骨が自分の頭上にあった。

ガッシャン!

鉄骨の無機質な音が響いた。

神秘な赤い少女

2016-07-12 16:16:58 | 日記
菖蒲一行。

無名「今の声は……」

確かに少女の声が聞こえた。

周りへ目を凝らすが、一人もと見つからない。

すると無名が一点を見つめていることに気がついた。

無名「ねぇ、あそこだよ」

そこに生駒も目を向けると、驚くことに鉄骨の向こうに声の主である真っ赤にそまった人がいた。

無名の一声に皆がその赤い少女に気がついた。

巣刈「おい、あの子って、さっきお前が言ってたカバネリか?」

口を開いたのは蒸気鍛冶の巣刈だった。

無名「うん、そうだよ、まさにあの子だった」

巣刈「なんか、変な感じが……」

菖蒲「たしかあの方向だね……」

来栖「菖蒲様、たしかこの鉄骨の向こうに書物があるはずです。地下に隠してあるとか……」

菖蒲「地下ですか、私達にはほんの少しの限られた時間しかありません、あそこのカバネリの方にお聞きしましょう」