レバノン衝突、国際部隊の派遣検討 死者170人超す (朝日新聞) - goo ニュース
レバノン衝突、国際部隊の派遣検討 死者170人超す
2006年 7月17日 (月) 23:00
ブレア英首相とアナン国連事務総長は17日、主要国首脳会議(G8サミット)が開かれたロシア・サンクトペテルブルクで会談し、イスラエル軍による爆撃が続くレバノンの南部地域に、紛争介入のための本格的な国際部隊を派遣する調整を進めることで一致した。ロシア、フランスが支持し、米国も必要性を検討しており、アナン氏は関係国の合意づくりを急ぐ意向を示した。レバノン国内では爆撃が6日目に入り、同国政府によると、全土の死者は170人を超えた。
レバノン情勢についてブレア首相はアナン氏との会談後、「敵対行動を停止させる唯一の手段は、国際部隊を展開することだ」と記者団に語った。「(イスラム教シーア派武装組織ヒズボラによる)イスラエル国内への砲撃を止めれば、イスラエルも攻撃をやめる理由ができる」と述べた。
バーンズ米国務次官も16日、「治安を維持し、監視する何らかの存在は必要だ」と述べ、真剣に検討する姿勢を見せた。ただし、「正式な平和維持部隊とまでは言えない。まだ合意ができていない」とも述べ、留保をつけた。
ロシアのプーチン大統領は「国連の決定があれば派兵を検討する」と明言。フランスのシラク大統領も「国際部隊の配備や停戦監視ラインの策定といった強制措置が必要だ」と、前向きな考えを明らかにした。
アナン氏は、首脳会議に集まっている国連安全保障理事会の各常任理事国と協議を進める方針を表明。現在レバノン入りしているラーセン国連中東特使から今週末に報告を受け、部隊の派遣準備を急ぐ考えを示した。
レバノンのシニョーラ首相は国連に停戦仲介を求めており、派遣を受け入れる見通しが強いが、イスラエルは「時期尚早だ」(政府報道官)と語り、難色を示している。
レバノン南部には、78年から国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)が展開している。だが、現在の規模は2000人弱で、イスラエル軍、武装組織の行動を抑制できていなかった。新たに検討される国際部隊の詳細は不明だが、アナン氏は安保理が承認する平和維持軍(PKF)の性格にしたい意向のようだ。
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イスラエル軍の空爆は17日もベイルートを中心に各地で続いた。ロイター通信が伝えたレバノン保健省の情報によると、この6日間で全土の死者は179人、負傷者は500人以上に達した。犠牲者のほとんどは一般市民だとしている。
首都での17日の空爆は午前1時ごろ始まった。ベイルート港で3人が死亡したほか、首都北郊のキリスト教徒地区の港、同国北部の都市トリポリの港湾施設なども破壊され、17日だけで23人の死亡が確認された。
17日のイスラエル軍放送によると、イスラエルのモファズ副首相兼運輸相はレバノン攻撃の見通しについて、「軍事作戦の進み具合によるが、1、2週間で終わると思う」との見方を示した。
イスラエル側では、これまでのヒズボラによる攻撃で市民12人が死亡した。16日夜には、レバノン国境から約50キロ離れた町アフラに5発のロケット弾が着弾するなど、北部の各地に16日夜から17日にかけて数十発が撃たれ、10人以上が負傷した。
双方の被害が拡大する中、レバノンには各国高官が訪れている。17日はフランスのドビルパン首相とドストブラジ外相が入り、歴史的につながりの深いレバノンへの支援を表明する。16日には欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表、ラーセン国連特使が相次いで訪れ、シニョーラ首相と会談した。
ただ、ヒズボラ指導者のナスララ師は16日もレバノンのテレビ演説で、「(16日に8人が死亡した)ハイファ攻撃は始まりに過ぎない」と徹底抗戦を呼びかけており、打開策はみえていない。
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これに比べれば、北朝鮮のミサイル発射なんてかわいいらしいもんだ。
昨日、安保理で非難決議が採択されたけど。