幸い着物好きな娘が引き継いでくれ「箪笥の肥やし」にならずにすみました。
着物をやめたのには、大き理由があります。
テレビで着物についての座談会が放送され、着物に一家言ある方々が、いかに正しく着物を着てない人が多いかを侃々諤々と大激論していました。
着付けの仕方、TPO、絵柄、素材と次から次に駄目だしし、着物を正しく着ていない人間は非常識で教養が無いと言わんばかりです。
急に怖くなり、着物への熱が憑き物が落ちるように冷めていきました。
今になって考えると、あの時目が醒めて本当に良かった。いくらきちんと良い着物を着たとて、自分の人生たいして変わらず、貯蓄が減り、最後は「断捨離」いう言葉に悩まされ続けた事と思います。
美しい和服、最近は安く購入出来、外国の方にも愛されているのをニュースで見ました。若い方の浴衣姿も本当に素敵です。
本当に着物を愛するなら、着物警察になんかにならず、皆が着物を着たくなるような文化を作って欲しいと思います。