ある町の 古いベンチのバス停に
ひまわりの花が
バケツに入って 置いてありました
「ご自由に どうぞ」
アスファルトの道には 逃げ水
向こうから 若者が 歩いてきます
ひまわりを見た 若者は
思わず 暑さも 忘れました
そして これから会いに行く
大切な人に
ひまわりの花を
プレゼントしようと 決めて
前世での約束を 思い出させてくれる花
この世界で 二人でいることの意味
そんなことを 思いながら
若者は 思わず 早足で
待ち合わせ場所の あの赤いポスト
なつかしい彼女が
ほほ笑みながら 立っていました
ひまわりの花が
バケツに入って 置いてありました
「ご自由に どうぞ」
アスファルトの道には 逃げ水
向こうから 若者が 歩いてきます
ひまわりを見た 若者は
思わず 暑さも 忘れました
そして これから会いに行く
大切な人に
ひまわりの花を
プレゼントしようと 決めて
前世での約束を 思い出させてくれる花
この世界で 二人でいることの意味
そんなことを 思いながら
若者は 思わず 早足で
待ち合わせ場所の あの赤いポスト
なつかしい彼女が
ほほ笑みながら 立っていました
*季節
(2025年8月5日作詩)
(2025年8月5日作詩)