前回書いたつづき、「You'd be so nice to come home to」について。。。
コールポーターの作品で、もとは何かミュージカルのために作られたもの。邦題は「戻ってくれたらうれしいわ」だったような。でもこれは間違いで、本当は「戻れたらうれしい」というほうの意味になる曲。それは女性シンガーの甘い歌唱が多いからかな??(大橋巨泉さんがつけたもので、後に訂正もされたそう)
甘いラブソングのようですが、実は遠いふるさとにいる愛しいひとを思うすごく切ないうたなんです(そこがまたコールポーターゆえのところって感じで)。私なりの和訳になりますが。。。「キミのもとに戻れたらステキだろうな。暖炉のそばで君と情熱的な夜を過ごせるならそこは楽園だよ。吹き荒れる風さえ子守唄に聴こえるだろう。イイエ、たとえ凍りつく冬の星の下でも灼熱の8月の月夜であっても、君のそばにいられるだけで楽園になるんだよ。戻ったら君を愛するんだ」
この曲は第2次大戦のさなかに作られたもので、戦地に赴いてる兵士たちによって歌い告がれたものだと言われてます。歌詞と想いがぴったりと合わさったのでしょうね。
今回の大震災でも、私たちができない大変な作業をたくさんの消防士や自衛隊の方々がしてくださってます。頭が下がる思いでいっぱいです。先日の福島原発へ放水作業に赴いた消防隊員のインタビューをテレビのニュースで観たときのこと、現場に行く前の奥様とのメールのやり取りを目に涙を滲ませながら話されてて胸がいっぱいになりました。どんなに大義名分な重要なことであっても、それを支えるものは「大切なひとの元へ無事に帰ろう」という思いなんですね。そのことでこの曲のことを思い出し書こうと思ったのでした。
避難所にいらっしゃる被災者の方々のなかにも家族とバラバラになってしまってるひとがたくさんいらっしゃるんですよね。。。1日でも早く愛するひとのもとへ戻れることを祈っています。
</object>
YouTube: Helen Merrill with Clifford Brown / You'd Be So Nice To Come Home To
*
You'd be so nice to come home to
You'd be so nice by the fire
While the breeze on high sang a lullaby
You'd be all that I could desire
Under stars chilled by the winter
Under an August moon burnin' above
You'd be so nice, you'd be paradise
To come home to and love