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日々是好日

11月25日(月)LAからお越しのご夫妻と京都ツアー

今日は、1日で京都の人気スポットを回るツアー。ゲストはロサンゼルスからお越しのフレンドリーなインド系アメリカ人、アショカさんとミラさんご夫妻。いつもの干支のラミネートを見せるタイミングがなかったので、ゲストの干支と年齢は不詳。アショカさんに仏舎利を8分割したアショカ王ですね、と言った。これでつかみはOK。アショカさんはアメリカ生まれのアメリカ育ち。でも母語はインドの言葉。ミラさんはマハトマ・ガンジーの生誕の地に生まれた。今もご両親たちはインドに住んでおられる。母語はインドの言葉だが、アショカさんの言葉とは全く違うそうだ。インドは多民族、多言語国家。ホテルからタクシーで来られたので、北大路通り、大谷大学前で私も乗せてもらい、金閣寺に向かった。


こんなに美しい舎利殿をお見せできた。晴天、風なし、人出少なし。


お天気が良すぎて、陸舟の松は、おでこに手を当てないとよく見えなかった。


やはり天気がいいと気持ちがいい。


このお庭を眺めながら、


抹茶とお菓子をいただいた。写真はいただく前に撮らないと。初抹茶、美味しかったようだ。


暑い時は、日差しを避けていたロウソクも元の場所に戻っていた。


祈りを込めて、奉納。お二人はヒンドゥー教徒。宗教に関心が強いようだった。特にミラさんは、私が見せるビジュアルエイドを何枚も写真撮影して、たくさん質問してくれた。うまく答えられないこともあるが、次への学びになる。


タクシーで嵐山に向かった。朝の打ち合わせで、祇園は昨夜行ったから行かなくていい、その代わりに醍醐寺に連れて行ってほしいと言われた。祇園と醍醐寺とでは、かかる時間が違うが、太平洋の向こうから時間とお金をかけて日本までやってきたゲストの希望は叶えてあげたい。ミラさんはあまり観光化されたところには行きたくないようだった。ネットで醍醐寺と圓光寺の紅葉を見つけてしまったみたいだ。午前中から、見せるところは限定して進めた。ランチ時間は短縮するつもり。お二人は動作は早いが、時々、ミラさんがビデオ電話をお母さんにかけて、景色を見せながら説明するので、それに時間がかかった。親孝行な娘さんだ。

ドライバーは運転が荒くて、前の車にぶつかりそうになった。でも気のいい人で、控えめに「広沢池で停めてくれたら嬉しいな」とダメ元で言ってみたら、停めてくれた。写真好きなミラさん、大喜び。この辺りは昔ながらの風景を守るための建物規制がある。


嵐山の竹林では、パノラマを使った写真の撮り方とセルフィーで竹林を背景に顔写真を撮る方法を教えてあげた。


天龍寺の曹源池庭園。ようやく色づき始めた。


時間の記録も兼ねて瞬撮した写真だが、この空と雲、気に入った。


飛雲観音は中に入れなくなっていたが、外から見えたので、少し説明した。


川に下る道の途中にある羅漢像。人間らしくて面白い。私「この番号に電話をかけると、あなたの羅漢像を作ってもらえますよ」


天龍寺の塔頭、宝厳院。紅葉が美しいので有名。塀の上に紅葉が見えた。夜間ライトアップがあると書いてあったので、ミラさん、あとで行きたそう。


ようやく渡月橋が見えてきた。


渡月橋の真ん中あたり。いつもはここで車に気をつけながら、反対側に渡り向こう側の景色も見てもらうが、今日は白い柵があって渡れなかった。私のような困った人が多いための対策だろう。まだあまりおなかが空いていないから、ランチ前に3ヶ所行きたいと要望があった。


アイスクリームで小腹を満たす。


着物フォレストで龍の眼に触れながら、のぞみが叶いますように🙏 ミラさんは就活中。


嵐電と地下鉄東西線に乗り、醍醐駅に到着。アショカさん、めざとくマクドを発見。


フードコートでクイックランチ。アショカさんはマクド、ミラさんと私は隣にあったスーパーの惣菜売り場で昼食を買った。ミラさんはカリフォルニア巻きを探したが見つからなかったので、ちらし寿司と天ぷら。私は鉄火巻きとネギトロ巻き。アショカさん、ハンバーガー2個をあっという間に平らげた。


駅から15分くらい歩いて、醍醐寺に到着。創建は874年。秀吉のいわゆる『醍醐の花見』をきっかけに、大規模な修復、再建が行われた。ユネスコ世界遺産に指定されている。ところが春の桜の頃を除くと、訪れる人が少ない寺院である。


とても境内が広いので、時間が気になったが、三宝院庭園に入り、弁天堂前の池まで行かないと、わざわざ来た値打ちがないだろう。しかもミラさん、できれば一乗寺にある圓光寺にも行きたいとおっしゃる。無理でしょう。

三宝院に入った。これは醍醐山華道の家元の作品。


庭園はやはり美しかった。


ミラさん、携帯でお庭をお母さんに見せながら、母語でリポート。




お庭を出て伽藍エリアへ。金堂。お堂の手前の柱には梵語が書かれていた。ミラさん、読もうとしたが無理だった。堂内は❌写真。薬師如来の両脇に置かれている仏像について聞かれたが、月光菩薩、日光菩薩としか言えなかった。


五重塔。京都で最も古い木造建築


弁天堂の前の池。この辺り、外国人観光客も何人か来ていた。よくぞここまでいらっしゃいました。


GOアプリでタクシーを呼んで、伏見稲荷に向かった。間にある山にトンネルがあるので20分くらいで着いた。伏見稲荷の裏参道に着いたのが3時半頃。今日、圓光寺に行くのは諦めてくれた。圓光寺はこの時期、ネット予約をして訪問することになっている。4時はまだ空いていたが、時間がない。

ミラさん、参道で生のオレンジジュースに挑戦。中身を撹拌しているだけで絞ってないので、飲みにくそうだった。


千本鳥居は混みすぎ。


おもかる石はガラガラ。なんでもやってみるミラさん。アショカさんはカメラマン、


パワースポットの熊鷹社までお連れした。山の麓は遊園地、この辺りまで来ると昔ながらの伏見稲荷らしくなってくる。


タクシーで清水寺へ。5時20分の仁王門。夜間拝観が始まっていた。門の横で拝観券を買わされた。


人が多すぎる。


ゲストさん、人の波にげんなりしているようだったので、奥の院の裏にある『百体地蔵』と『濡れて観音』にお連れした。ここらあたりは、ほとんど誰もいない。多くの観光客は奥の院の舞台で、ライトアップされた紅葉をカメラに納めようと背伸び。私たちは観音様にゆっくりお水をかけて微笑んでいただいた。


懸け造りもライトアップされていたが、釘探しをするほど明るくない。


この木は大人気。確かにきれい。


個人の感想ですが、ライトアップは好きではない。昼間、青空に映える紅葉が美しい。高台寺のプロジェクションマッピング、御堂筋のイルミネーション、美しいと思わない。

夜間拝観をしているため、参道のお店はまだ空いていた。6時13分。おたべを試食して、4パック購入された。


6時18分の清水坂。


坂の下のタクシー乗り場でタクシーを見つけ、お二人のホテルまで行ってもらった。私は途中の祇園四条駅で降ろしてもらった。ゆっくりお別れできなかったが、アショカさんは金閣寺が、ミラさんは醍醐寺が1番良かったとおっしゃった。ミラさんのお母さんも楽しんでくれたかな? イレギュラーのコースになり大変だったが、ない知恵を絞って、なんとかリクエストに応えることができた。明日、大阪に行くのはやめて、圓光寺や祇園ミュージアムに行くことを考えておられる。その方がいいと思う。秋の京都を楽しんでください。

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