手編みの会、手紡ぎの会についてご案内します。
コロナですっかりお店を開けることもできなかった頃から、また少しずつ人を集めて編み物や糸紡ぎをしても良いのかなと思い、定期的な会を再開しましたが、皆さんやはり同じ部屋で一定時間一緒に過ごすのが心配なのか、もうあまり集まって来ません。
そこで現在は、定期的な会にせず、それぞれ希望の日時をその都度決めて来ていただくようにしています。同時にされる人数はだいたい2人程度までとしています。
ご興味のある方は、いつでもご連絡下さい。
先日紡ぐ方が見えて久しぶりに紡いだのと、今日も若い方が見えて新しく習ってみたいとのことでした。
これまでの定期的な会は無料でしたが、現在のかたちですとほとんど個人レッスンになりますので、うちのお店で原毛などの材料を購入される方は1回5ユーロ。すべてをご自分で持ち込まれる方は1回10ユーロとしております。初心者向けBioの原毛は100g3,40ユーロから。1回は1時間ではなく、だいたい2~3時間まで。初心者の方は疲れるので、それ以上長く続けられる方はこれまで少ないです。写真はアシュフォードのKIWI。小型ですがなかなかしっかりしていて、きっちりと紡げる糸紡ぎ車です。両足で踏めるものは、長時間の作業に向いています。
まず外から見てお店なのか、何を扱っているのかよくわからないお店ですが、そのせいか立ち止まって外から細かくチェックするらしいお客様も多い。
お店で扱っている商品について、長い間更新していなかったので、改めてご紹介。特にデュッセルドルフ近郊にお住まいの方で手仕事にご興味がおありの方、是非一度覗いてい見てください。ちょっと遠い方はデュッセルドルフ市内は配達も可能です。それ以上遠い方は郵送いたします。お取り扱い商品の内容はおおまかに以下の通り。
1.手紡ぎ糸-羊毛、獣毛(アルパカ、ヤク、カシミヤ、ラクダなど)、麻、木綿、絹などの原毛を仕入れて、それを糸紡ぎ車で紡いで編糸や織糸にしたもの。一部は草木染で自分で染めたもの。
2.手紡ぎ手編み作品-上記の糸を使用して編んだ衣料品と小物類。
3.手紡ぎ手織り作品-上記の糸を使用して、手織り機で織った布や、それを使って縫った衣料や小物。
4.陶芸作品-作家さんの作品と、自作の物はすべててびねり。こちらはまだ始めて5年ほどですが、身に着けて使うものとは異なり、制約が少なくてかなり自由に創作できるのが魅力。
5.着物と浴衣、帯、和装小物ーこちらで着物を着る必要ができたときにお手伝いするつもりで始めました。自分で縫った浴衣もあります。いつか自分で染めて紡いだ糸で織った布で長着と帯が縫える日が来るか。それまで精進精進。
6.茶道用品ードイツでお茶を始める方や、お茶のお稽古をしている方が使われる帛紗、扇子、懐紙、茶巾、茶筅、茶杓などを置いています。
7.書籍ー楽譜のご注文を承っております。音楽やピアノの先生方からご注文をいただいております。探してみたい楽譜があったら、お声かけください。茶道関連(淡交社)や文化的な図書、医学書、語学学習図書(Langenscheit)も扱っております。
8.手芸用品、材料-編み物や洋裁、衣類の補修など自分でされる方のための用品です。
クロバーも一部あります。編み針はPrym、縫い糸はGütermann、布はWestfalenstoffe など。
9.和風小物とおみやげ、プレゼント商品-クリスマスや復活祭のプレゼントに、一味違った和風の小物を置いています。
10.自作品展示棚-手芸が好きで作品ができたけれど、外に向かって紹介したいという方のために始めました。おばさま方は工業製品の毛糸でソックスやベビー用品、お人形やテディの洋服を並べて販売。また、チワワのセーターやポケモンボールをかぎ針のAmigurumiで編んで販売する方も。
というわけで、外から見るとドイツ人の方は「Handarbeitsladen 手仕事のお店」として理解してくださるようです。ご来店をお待ちしております。
初めてこの街に引っ越してきた頃、朝早くから何やらすごい大きな音で音楽が。何かと思ったら、写真のような鼓笛隊やブラスバンドが朝からまず気勢を挙げ、日に何度か馬車とか旗を持った人たちが通りを練り歩くのです。旗を見ていると、各地区の乗馬クラブや射手のお祭りを運営するクラブなど、パレードの列は大変長いです。ちなみにEllerにはいくつも乗馬クラブがあるのです。馬車やお馬さんの行列は、市の中心部でいつぞやお馬さんが具合が悪くなったことがあって、動物虐待と見られることがあるので、今年も出るのかどうか心配していたのです。サーカスも動物が全く出ないサーカスもあるのです。でもやっぱり一緒に出てくれると、見る方はとても楽しいですね。
前回ご案内した初夏のお祭りの写真の続きです。
先週末に出かけた中世のお祭りには、写真を撮らなかったのが残念。やはり天気の良い日だったのに。
それで皆さまには終わってしまったプログラムで申し訳ないですが、ご紹介のページを貼り付けます。写真もたくさんあるので、こんな雰囲気と感じてくださればと思います。(この手のページは時間がたつと消えてしまうと思うので悪しからず。)
https://www.ddorf-aktuell.de/2022/10/07/duesseldorf-eller-der-schuetzenplatz-wird-zum-ritterlager/
久しぶりに投稿しましたら、見て下さった方が多かったようですので、そう言えば戦争が始まった頃、皆さまからご心配いただいたことを思い出して、少し近況報告をと思いました。
こちらの生活は、物価の高騰も勢いは少し収まり、10月に入っても暖かめなのもあって、少しはお買い物の足も戻っているようです。小麦の品不足も現在は特に叫ばれません。但し、食品メーカーの浮き沈みは激しいようで、いつも購入しているメーカーでないものが優勢になったりしています。
Eller地区は初夏から現在まで、夏のお祭りから、蚤の市、お城での高級な市、先週末のお祭り広場での中世のお祭りまで、穏やかな家族ぐるみのイベントが催され、マスクをしている人も見ません。
写真は初夏のお祭り(シュッツェンフェスト、射手のお祭り)の時のパレードで心配されましたがお馬さんたちも参加してくれて、Eller地区役場前に集合しているところです。警察の馬3頭も出て、パレートの謁見のお役目も果たしていました。この後お祭り広場まで散歩し、甘くて香ばしい炒ったアーモンドを食べながらのんびり過ごしました。
こんな風に、とりあえず元気で過ごしております。皆様もお元気で。
デュッセルドルフの状況を発信していこうと企図したのに、他のプロジェクトが忙しくブログが先へ進まずごめんなさい。とりあえず超零細ながら、まだ存続していることをお知らせしておきます。但し、インターネットでお買い物をされる方はますます増加の傾向で、小売店の将来はかなり厳しいです。そんな中でも、わざわざうちのお店で編み針を購入してくださるお客様は、ここの商店街を支えようと意図して来て下さる方が逆に増えてきました。感謝!
ウール100%の製品の不足は、お客様からの声で、かなり深刻なようです。
写真はポーランド製メリノのちょっと太めポルトップで紡いだ糸を2本撚りにして、見頃だけエンジと黒の2色糸を引き上げ編みにして、袖はメリヤス編み衿はゴム編みです。
大きさは男性のM程度です。
これは化学染料で染めてある羊毛を仕入れて紡ぎましたので、草木染めではありませんが、このシリーズの色見本はとても素敵な色が揃っています。
ショップの方でもご覧いただければ嬉しいです。