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naokk/Kunstgewerbe のブログです
ドイツ、デュッセルドルフEller地区からのお便りとお店のご紹介

織りの先生の作品

2020-12-31 03:45:02 | お店



こちらは私の織りの先生の作品。ドイツの民族衣装風なディテールを取り入れてかぎ針編みしてあります。

今日は12月30日ですが、年末らしい雰囲気はなくお買い物の人通りも少なかったです。天気も1日中雨もようで、みんな家でずっとテレビを見ているのでしょうか。積雪のあった地域は、観光客が押し寄せレストランもすべて閉まっていてガソリンスタンドに長蛇の列ができてしまった。市長は来ないでくださいと必死に訴えていました。


Eller地区散歩6

2020-12-30 00:02:49 | 狭い地域で



お城に向かって歩いて行くと、広い道路を渡ったところ、右手にスケートボード、ローラースケートなどを練習できる広場があります。ここもロックダウンで使用禁止。誰もいなくて残念ですが、夏場は互いに接近しなくても遊べる場所として、大変にぎわっていました。両親や保護者が直射日光や雨をしのげるパビリオンが見えます。この工事もかなりの費用がかかり賛否両論であったと思いますが、青少年のためにこのような場所を設けて良かったと思います。解放される日が待ち遠しいですね。

Eller地区散歩5

2020-12-29 06:32:36 | 狭い地域で



発着場の斜め向かい側には、プロテスタントの教会、Schlosskirche(シュロス キルヒェ)があります。現在改修工事中で足場がかかっています。通常はさまざまなコンサートやピアノの発表会が開催され、クリスマスには多くの人が訪れるはずの場所ですが、今年はゆっくりと改修工事ができますね。コロナが明けたらきれいに完成した姿を見せてくれるとうれしいです。この道はSchlossallee(シュロスアレー)で、文字通りお城への通りです。そうEllerにはお城もあるのです。

Eller地区散歩4

2020-12-25 03:00:42 | 狭い地域で


さて今日はいよいよクリスマスイブ。通常であれば午後4時以降、地下鉄も路面電車もバスも運行をやめ、町は静かな聖夜の雰囲気に包まれます。デュッセルドルフ市の中心に近い旧市街に出かけた人やパーティーに招かれた人なども自分で運転するかタクシー以外交通手段がなくなります。お酒を飲んだら乗れないので、タクシーの売上は相当なもののはず。ところが今年はほとんどの教会でクリスマスのミサもなし。パーティーも2世帯5名までしか集まれないので、人の動きは少ないです。それにも関わらずまだ地下鉄や路面電車が走っているのが不思議。タクシーの運転手さんたちはどんなにがっかりしているでしょうか。

お店のあるEller Mitteの停車駅から2駅行くと、U75と705という2路線の終点となり、地下鉄、路面電車、バスの発着場Vennhauser Allee(フェンハウザー アレー)に着きます。午後でもすべて写真が暗いのは、冬至の日の前後、確かにまわりが暗くて一日でも明るい時間帯が非常に短くなっているからです。ヨーロッパへの旅行が、夏至の日の前後がおすすめなのは、この逆に昼間の時間帯が大変長くなり、気候も良くて旅行の時間を十分に楽しめる可能性が高いからです。

この発着場から、有名なベンラート城や、湖 Unterbacher See(ウンターバッハー ゼー)など散策に行ける路線や多くの路線バスも出ています。 


今度はBioメルヘン糸でXXL

2020-12-19 01:29:05 | お店










本場アイスランド糸は若干重めなので、これだけ大きいものは重くなりすぎると思い、Bioメルヘン糸で、模様のみアイスランド風にしてみました。サイズは婦人用48から52程度。日本ではXXLでsすか。これだけ大きくて約1.1㎏。風のない日にはコートとして羽織ってお散歩に出られます。

こちらも鎌倉編み物レッスン課題のセーター

2020-12-18 02:23:32 | お店



こちらは、アガサさんの説明によると「身頃はツイニーかのこで袖をガーターとメリヤス編みで身頃から繋げて編んだセーター」とのこと。ツイニー網みにもかのこ編みがあるのですね。編み地の風合いが一味違いますね。自分でも試してみますが、編み目がアガサさんのようになりません。やっぱり習いに行かなくては。

30数年ぶりの幅広の織物

2020-12-17 05:44:21 | お店







本日2020年12月16日水曜日から、ドイツはより厳しいロックダウンでお店を閉めております。前回もそうでしたが、最初はやはり茫然自失の状態になります。通りを見ると他の衣料品のお店もなんとなく電気がついていて、中で何かしら作業をしているようです。掃除や片付け、さまざまな手仕事のプロジェクト。やることは山ほどあるのですが、やはりお店を開けてお客様が来てくれないと寂しい。

今年は30数年ぶりに大きな織り機で幅広の布を織りました。4枚綜絖を使って織ったのはまだ2回目です。経糸緯糸とも自分で紡いだ糸を使うのは、大変難しくやはり途中切れたり、たくさん織り間違いも。

ロックダウンで時間ができたら、ぼんやりとしていないで、また大物に挑戦したり、読書三昧の時間を楽しみたいものです。

黒ラメ、シルクモヘア、ラムズウールの3本取り

2020-12-16 05:11:16 | お店





アガサさんのサンプルニット。写真ですと黒の色が映えないらしいですが、3本取りによる織り物の色が混ざり合うような風合いがよく出ていると思います。
鎌倉にも自粛ムードが漂い、特に若干高めの年齢層のお客様方の足が遠のいているのは残念です。こんなときはせいぜい高級糸をたっぶり使って、思い切って編んでみませんか。お店もわんさかの観光客が来なければ、距離を保ってゆったりレッスンを受けられます。

Eller地区散歩3

2020-12-15 04:56:58 | 狭い地域で


こちらが、マルクト広場からお店のある通りGumbertstr.(グンバートシュトラーセ)を見たところ。道路に路面電車の線路があり、すぐ広場の脇がEller Mitteという停留所でもあります。このクラシックな街灯はなんとガス灯です。一時取り壊してLEDにする話が出ていましたが、市民の意見でコスト比較しても、このガス灯を残すほうが経済的とかで、残す案が通りました。ガス灯の明かりは若干黄色がかっていて、気を付けて見ていると見分けがつくようになります。とはいえ昔のように人が1本1本点灯してまわることはなく、すべて自動で暗くなるとつきます。この街灯はEller全域ではなく、このマルクト広場など一部にのみ残され、裏通りは新しいものに変えられました。

さて、本当のロックダウンが日曜日に協議され、12月16日水曜日から来年1月10日までと決定が下されました。食料品や生活必需品のお店以外はみな閉店しなければなりません。なんとうちのお店も今年の営業は明日火曜日を1日残すのみとなりました。時間帯を延長して長くお店を開けていますが、人々はまた買占めがあることを心配してか、皆トイレットペーパーなど日用品の買い物でせかせかと通り過ぎます。クリスマスプレゼントは、買い物の混雑を避け、やはり家でゆっくりネットショッピングでしょうか。うちのお店を含めて、衣料品や小物のお店はクリスマスで年間の30%近くを売り上げるといわれています。クリスマス後からと思っていたロックダウンをクリスマス前に実施されると、事態は相当深刻です。うちのお店はデュッセルドルフ市内は配達が無料ですので、メールや電話でご注文をお待ちしております。

Eller地区散歩2

2020-12-12 19:32:27 | 狭い地域で



役場を右手に見て、Gertrudius広場の正面奥にカトリックの教会St.Gertrudiusが見えます。このマルクト広場には通常火曜日から土曜日まで市が立ちます。クリスマス前なので、クリスマスツリーの販売のために特別に囲いがされてモミの木が置かれています。デュッセルドルフはまあまあの都会ですが、高層ビルの波はまだこのあたり押し寄せてきません。Ellerの周辺を散歩していても、遠くからこの教会の屋根が目印になります。

ニュースで完全ロックダウンが近いことを報道しています。クリスマス後からと思ってのんびりしていたら、事態の深刻さから早まるようです。お店の場合はドイツ全域で実施しないと、隣の州でお店が開いていたら隣の州に買い物に行ってしまうので、ドイツ全域で行うとのこと。月曜日に決まるとしても、まさか月曜からはできないから、早くて水曜日からでしょうか。覚悟が必要です。まだクリスマスプレゼントが全部用意できていなくて、日本的な小物や手編み製品をお探しの方は是非一度お早めにご覧になってください。

さてどんなクリスマスになることやら。

以前の編み物レッスン課題

2020-12-11 00:57:31 | お店


こちらはアガサさんの以前のレッスン課題となったBioメルヘン糸、グレーと生成りの2色、2本撚りのジャケット。ざっくりと編んで気軽に羽織る感じが素敵です。2本撚りでも並太程度からかなりバルキーな極太まで、糸は調節可能です。アガサさん今シーズンもこの形のレッスンは可能ですか。羊毛は生成りをまた2㎏取り寄せましたので、いつでも紡げます。いざ編もう。コロナの年末年始です。

Eller地区散歩

2020-12-09 22:24:58 | 狭い地域で




しばらく更新をしていないうちに、もう待降節2週目が過ぎ、町はクリスマス一色と書きたいところですが、今日あたりからクリスマス後は、完全ロックダウンになるというおそれが出てきて、お店は必需品以外なので、閉じなくてはならなくなりそうで、なんとなく寂しい。クリスマスの市も今年はEller地区で12月のすべての日曜日に営業する予定でしたが、すべて中止されました。
そもそもデュッセルドルフの南東に位置するこのEller地区をご紹介するつもりで開設したBog。やっと少し写真を集めてご紹介を始めます。
まずは何といってもEllerの町役場。管轄はデュッセルドルフ市ですが、市役所の支所の機能があり、住民票などはこちらで手続きができます。クリスマスなので、役所の前にツリーが飾られました。現在はすべての手続きに、事前予約が必要なようです。
ドイツの町や旧市街はだいたい配置が似ていて、電車から降りたら町は少し離れていて、教会の尖塔屋根を目指してしばらく歩くと(この距離がかなり長くてバスや市電に乗る必要がある町も多いですが)、市役所と教会のある広場(長楕円形が多い)に到着。この周辺に旧市街が広がり、近くに主要な建物がほとんどすべて集まっているというパターンが多いです。Ellerも昔はそんな独立した村の一つだったと思いますが、今はSバーンという近郊の電車(DUS国際空港まで20分)、Uバーンという地下鉄(ここでは地上に出ていますが中央駅まで13分)、シュトラーセンバーンという路面電車(旧市街や中心部まで20分)、それに多くの路線バスが通っていて、大変便利な地区なのです。